むし探検広場
 page155
※サムネイル画像(ミニサイズの画像)はクリックすると拡大表示されます。
※記事の中のリンクは、新しいウインドウが開きます。

1550. 9.11.2002 from 瑠璃 さん 

 うちには、リスがいるんですが、ぜんぜんなつきません。
 去年の4月ごろから飼っているんですが、さわろうとすると、血まみれになってしまうんです。どうすればいいですか?

園長:リスって、もともと、そんなに簡単にはなつかないです。

 リスがまだ小さい頃から、じっくり訓練して、やっとなつかせることができます。
 ・まず、はじめは、ケージごしに、エサ(ヒマワリのたねなど)をあげる。
 ・ケージごしに食べるようになったら、今後は、てのひらにエサをのせて、ケージの中に入れる。
 ・てのひらに乗って食べるようになったら、だんだんとケージの入り口を大胆に開けて、外にさそいだす。
といったような訓練を気長に続ける必要があります。
 臆病なので、あせらず、急がず、根気よく取り組むことが大切です。

 去年から飼っているリスの場合は、もう態度が固まってしまっているので、今から訓練しなおすのは難しいかもしれません。


1549. 9.11.2002 from 2児のパパ さん 

 9月7日に気が付いたことですが。我が家の玄関ドア(アルミ断熱)の周囲に、白っぽい1ミリほどの虫がウヨウヨといたんです。特徴は、胴体と触角が2本の虫です。触角には細かな毛のようなものが生えています。気持ち悪いので、殺虫剤をスプレーしたら、パッと飛び立つように逃げてしまいました。とても素早い飛び方でした。多分、羽根があるのでしょうが、小さいので確認できません。家の周りを見て回ると、コンクリートの基礎部分と、サッシの敷居部分に沢山いました。北側の日影ではほとんど見られませんでした。主に南、西の方角に多かったです。こんな説明しかできませんが、とても気になって仕方ありません。そう、自家用車の屋根の上にもいました。7月末に次男が生まれたばかりで、変な害虫とかは困ります。何という虫か、害はないか、駆除は、原因は・・・など、教えてください。

園長:あまり自信はないのですが、その小さな虫は「チャタテムシ」の仲間かもしれません。
 チャタテムシの仲間は、人家内でもよく見られ、本についているのをよく見かけたりします。
 新築の家の畳や、新築マンションの壁、屋外のワラなどで、しばしば大発生します。大発生は、湿気が多くて、風通しのよくない場所で起こることが多いようです。
 人間への直接の害はありません。

 ‥でも、「触角には細かな毛のようなものが生えている」というのがピッタリこないので、違っているかもしれません。


1548. 9.11.2002 from ねぼsan さん

 こんにちは、はじめして
 昔、子供の頃にみた虫の名前が気になっています。
 もし心当たりがありましたらお教えください。
 私が子供の頃なので記憶が定かでないかもしれませんが。

 全身が金色の星のないテントウムシという感じでした。
 大きさは5mm程度だったと思います。
 山奥の野外活動センターというところで見つけました。

 一度、図鑑で見かけたことがあって、特徴として死ぬと金色が失われるとか書いてあったような気がします。

 すみませんがよろしくお願いします。

園長:それは「ジンガサハムシ」は、もしくはそれに近い仲間ではないでしょうか。
 ジンガサハムシは、透明のはねを持った甲虫で、生きている時には、このはねに金色の光沢があります。


1547. 9.10.2002 from ちゅう さん 

 うちは,田んぼのすぐ近くにあるアパートなのですが,今年は,特に アオバアリガタハネカクシが部屋に入ってきて 1歳8ヶ月の可愛い娘と嫁さんが何度もさされてこまっています。
 何かいい駆除や予防方法を教えてください

園長:アオバアリガタハネカクシが部屋に入ってくる、というのは困った事態ですね。

 おそらく近くの田んぼ周辺で発生したものが飛んできているので、発生源で駆除するのは難しいでしょう。
 夜に、灯火にひかれて飛んでくるものがほとんどだと思いますので、
 ・暗くなる前に雨戸や窓を閉めてしまう
 ・暗くなってからは屋外の灯りに近づかない
など、消極的な対処方しか思いつきません。

 アオバアリガタハネカクシは、刺しているわけではなくて、その体液が皮膚についただけで炎症を起こしてしまう怖い虫で、特に体液が目に入ったりしたら大変です。
 小さいお子さんがいらっしゃると心配なので、少々の不自由は覚悟で、可能な限り侵入を防がれることをおすすめします。


1546. 9.10.2002 from 西村 晃 さん 

 子供が学校でクモをもらってきました。
 フィルムケースにいれて持ってきた小さなクモです。

 うちでもアシダカグモは良く見かけますがこのクモはあまりお見かけしません。

 黒くて白いスジのような模様があります。

 このクモの名前を知りたいのですが,写真を添付しますのでよろしくお願いします。

 

園長:この印象的なデザインのクモは、ハエトリグモの仲間で、「アダンソンハエトリ」という種類のオスだと思います。
 温暖な地方、特に海岸地方の学校や人家の壁面などで見られるクモです。


1545. 9.10.2002 from のりたま さん 

 はじめまして。
 のりたまと申します。
 家に出る虫で悩んでいます。

 それはトイレによく出現します。(部屋にも出ますが)
 幼虫だと思うのですが、ミミズ?やゲジゲジの様にフシがあり、お尻から扇形に毛が数本生えています。

 多分同じ種類だと思うのですが、小さい時は白くて、大きくなると、茶色になると思います。
 そして、脱皮した皮が床に落ちていたりもします。

 これは私の想像ですが、家は10年前に新築で建てました。(木造です)
 それまでゴキブリぐらいしか見なかったのですが、3年程過ぎてから、植木の肥料に、ゴマの形に似た、茶色の虫がわきました。
 それが家に入り込む様になり、毎年暑くなると、家中を飛んでいます。
 てんとう虫の様に、薄い羽を外の羽から出して飛んでる様です。
 とてもフワフワ飛びます。蚊より弱く、すぐ死にます。
 その虫の幼虫が、最初に言った虫なのでは、と思うのです。
 発生時期も同時ぐらいだと思います。
 その肥料は処分しましたが、恐らく生き残った虫が毎年繁殖してるみたいです。

 幼虫は、夏にしまっていたカーペットを出そうとすると数匹でウネウネいたり、とても気持ち悪いです。大きいものは、太さ2ミリはあるかと思います。(小さいのは1ミリ程)
 先程もトイレに行くと、太った大きい幼虫がいました。泣きそうです。

 一体何の虫なのか、教えて欲しいのですが、WEBで検索しても、なかなかです。
 そんな時、こちらを発見しました。
 画像を添付しますので、もしお分かりでしたら、教えて頂きたいのです。

 申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

 

園長:写真がちょっと不明瞭で、虫の様子がよくわからなかったのですが、いただいた情報を総合して考えると、これは「ヒメカツオブシムシ」という甲虫の仲間の幼虫ではないかと思います。
 ただ、肥料にわいた虫というのは、この虫とは別物の、「シバンムシ」という別の甲虫だった可能性もあります。


1544. 9.10.2002 from ミミ さん 

 初めまして。
 我が家の庭にある、サクランボの木に大きな黄色いイモムシが2匹います。

 アゲハチョウの幼虫かとも思ったのですが体全体が黄色なのです。
 青虫の青い部分が、全て黄色といった感じです。
 近くには、体にとげのついた、黒い小さな毛虫もいました。

 この黄色いイモムシは何の幼虫なんでしょうか・・・?

園長:そのイモムシには、お尻に突起物が1本なかったでしょうか?
 もし、突起物があったら、たぶん「モモスズメ」というガの幼虫です。
 モモスズメの幼虫は、サクラ、モモ、ウメなどの葉を食べ、体色は、緑色のものが多いのですが、全身黄色いものもいます。


1543. 9.10.2002 from H.W. さん 

 はじめまして、こんにちは。私は宮城県に住んでいるW.と申します。
 ホームページ拝見させていただき、メールさせていただきました。
 ぜひ1つ川邊様に質問したいことがあります。本日(10日)我が家の庭先でおかしな生物を発見しました。その生物は私が見たこともないような実に奇怪な形をしていました。私の周りの人に聞いてもみな一様に「見たこともない」と言われました。
 その風貌はまるで「エイリアン」です。ぜひ川邊様にこの生物が何なのか教えていただきたくメールさせていただいた次第です。映像を送ります。お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

園長:まさにエイリアンですね!
 これは「シャチホコガ」の幼虫で、シャチホコムシと呼ばれるものです。
 カツラ、モミジ、サルトリイバラなどの葉を食べ、普段は、枝につかまりながら、頭とお尻をそりかえらせた姿勢でいることが多く、その姿から「しゃちほこ」の名が
つけられています。
 こんな長い脚をもったイモムシはほかにはいないので、ほんとうにビックリしますね。


1542. 9.10.2002 from B19531121さん 

 質問なんですが・・・
 先ほど公園でバッタを踏んでしまい
 バッタの足を折ってしまったようなのです。
 しばらく様子を見ていると、よたよたしながらも少し歩けて飛べるようになったのですが心配なんです・・・
 まさか踏んだショックでそれから死んじゃうことってないですよね・・・?

園長:あしを踏まれたショックで死ぬほどバッタは弱くないです。
 バッタには、「自切」といって、敵に襲われたときなどに、自分のあしを自分で切ってしまう習性があるぐらいです。片あしがとれてしまっても十分元気ですし、中には後ろあしが両方ともなくて、生きながらえているものもいます。
 (ただし、おなかを踏まれていたら致命傷になることはあります。)

 でも、もしかしたら、折れたあしをそのまま持っているよりは、いっそ取れてしまったほうがよかったかもしれません。
 不自由なあしが付いたままだと、もう一方のあしを使ってジャンプするときの邪魔になるかもしれないし、傷があってそこからばい菌などが入るかもしれませんので。
 気の利いたバッタなら、役に立たなくなったあしはさっさと自切して、元気に生きながらえているとは思いますが‥。


1541. 9.10.2002 from みゃっこま さん 

 9月7日掲載のアリ大発生を読んでふと思い出しました。
 何年も前ですが7月ごろ山の方に行ったときのことです。
 時間は夕方の4時か5時くらいで、遠くでカミナリがごろんごろんと鳴っていました。
 ふと見ると、泊まっている小屋のベランダ下の草むらから柱を伝わってものすごい数の羽アリが上へ上へと登ってきては飛んでいきます。
 こんなにアリがいたのか!と思うくらいの数で、かなりの時間続きました。
 まさに生命、という感じで、感動的ですらありました。
 幸いその夜羽アリに悩まされた記憶もありません。
 (でも悩まされた経験もあります。たしかにすごいですね。)

 ところで、エピソードついでにお聞きしてしまいますが、あれはひとつの巣のアリがどどっと出て行くんでしょうか?
 それともいろんな巣が団体で合同結婚するんでしょうか?
 また、こういう光景を見たのは後にも先にも一度だけなんですが、たとえば上記の小屋の近辺で限って言えば、
 あの光景は一年に一度だけ見られるものなんでしょうか?

園長:羽アリの大発生に居合わせると、ほんとうに凄いですね。
 私も一昨年の夏、山間部のログハウスに泊まったときに出くわしまして、ちょうど屋外でバーベキューをしていたものですから、肉や野菜といっしょに、羽アリもたくさん食べてしまいました。

 結婚飛行は、ひとつの巣だけでなくて、その近辺の同じ種類のアリの巣が、ぜんぶ一度に挙行するらしいです。
 そうでないと、近親交配しかできないことになってしまいますものね。
 でも、どのようにして「その日」を知るのかはよくわかっていないみたいです。
 また、アリの種類が違えば、結婚飛行の日も異なりますので、同じ地域でも年に何回も結婚飛行に遭遇する場合があります。


page154 2002. 9. 7-
page153 2002. 9. 6-
page152 2002. 9. 4-
page151 2002. 9. 2-
page150 2002. 9. 1-
page149 2002. 8.29-
page148 2002. 8.28-
page147 2002. 8.25-
page146 2002. 8.22-
page145 2002. 8.19-