むし探検広場
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2260. 8.21.2003 from すみ さん

 はじめまして。気になる事があり調べているとここにたどり着きました。
 早速ですが教えて下さい。
 先日夕食後に子供に種無しブドウを食べさせました。
 田舎から頂いたもので、洗ってあると聞いてたため、サット水で流し、よく見ずに子供に与えてしまいました。
 子供がそのうちの一粒で遊び出した為、よく見ると幼虫がたくさんいました。
 手に持っていた他の一粒の皮にもついていて急いで手を洗い口をゆすがせました。
 しかしすでに周りの実は食べており、何匹かは食べてしまったと思います。
 電話で相談したところ子供の様子がおかしければ病院へという事でした。
 今のところ下痢もしておらず大丈夫そうですが、はっきり体調も言えない子供の為、すごく心配です。
 ネットを見ていると、ハエの幼虫も人間に寄生する様な事も書いてあったので余計不安になりました。
 明らかに生きてる幼虫が体に入ってるので今はすごく心配です。わかる事を教えて下さい。
 ブドウについていたのは、2、3ミリぐらいの細長い白い幼虫でした。
 実の中にたくさんいた様です。実は色が違ってたので、傷んでいたのだと思います。
 今回は私の落ち度ですが、普段からブドウの実が一粒傷んでる事ってあると思います。
 それも皮の中から出てくると、今までも知らずに食べてる?って疑問に思いました。
 生きてる幼虫を飲み込んでしまっても大丈夫なんでしょうか?
 今の不安解消と今後の参考の為よろしくお願いします。

園長:幼虫の正体はウジ関係だったのかガの幼虫なのかよくわかりませんが、基本的には心配いらないと思います。
 人間に深刻な害を及ぼすものなら、たぶんいろいろ情報が出回っているはずですが、ブドウにつく虫を食べて害になるような話は私は聞いたことがありません。
 ハエの幼虫が人間に寄生するというのは、飲み込んだ場合というより、傷口から入り込んだりするようなケースではないでしょうか。
 もともと昆虫の幼虫は、たんぱく質が豊富で、本質的には人間の食べ物になりえるものなので、ぜんぜん心配ないと思います。
 害虫がついていたということは、きっと、農薬をあまり使わずに育った、体にやさしいブドウだったんではないでしょうか。


2259. 8.21.2003 from 茜まま さん

 こんにちは!茜ままです。
 今日は『ショウリョウバッタ』について質問です。
 写真-1は、ショウリョウバッタですよね。
 写真-2は、明らかに写真-1のものより大きく見えました。
 なのに、はねがありません。
 こんなに大きいのにまだ幼虫なのでしょうか。

 同じ場所で『ガ』と『ケムシ』を見つけました。
 スズメガの仲間かな...と思うのですが。
 毛虫は、タケカレハの幼虫に似ていると思うのです。
 ちょっと、怖かったです。

 

 

 

 

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 ごめんなさい。
 『ガ』は『クルマスズメ』と解りました。
 昆虫エクスプローラーにもありましたね。

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 茜ままです。
 画像を褒めていただきありがとうございます。
 私が使用している物は、デジカメの『Fine Pix F601』で、ほとんどマクロで撮っています。
 フラッシュを使うことで手ぶれを抑えています。
 一年位前に購入しましたが、虫などの写真を撮り始めたのは、今年の春からです。
 本当はとても未熟な腕ですので、ピンボケもあり、デジカメの方が現像の無駄がでなくて、助かっています。
 参考になりましたでしょうか...。

園長:2枚目はやっぱりショウリョウバッタの幼虫ですね。まるでグングン背が伸びた中学生のようですね。きっともうすぐ羽化することでしょう。

 毛虫はタケカレハで正解です。毒毛を持っていて近寄らないほうがいいので「怖かった」というのも大正解。

 いちばんさんのデジカメについてのお尋ねにもレスいただいてありがとうございます。 


2258. 8.20.2003 from ぽよ さん

 一年程前ススメガのことでお世話になったぽよです。園長さんお久しぶりです。今年はキンモクセイとオリヅルランに何名かの幼虫が住んでおりました。
 キンモクセイに住んでいたのはオレンジ色っぽい毛虫君(結構細身で長身)でした。葉っぱに糸でおうちをつくって住んでいました。先ほど土に潜りました。
 オリヅルランの方はかなり食欲旺盛な方がいました。肌色っぽい茶色のイモムシ君(5センチ位かな?)二名が土に潜りました。
 画像も何もなく、これだけの情報ですが何者だったのか分かりますでしょうか?それと朝顔のプランターに全員潜っているのですが、今後どうしたらよいのかも教えていただけると幸いです。どうかよろしくお願いいたします。

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8.21.2003

 昨日メールしましたぽよです。あれから調べてみたところ、オリヅルランに住んでいるのはどうやらヨトウムシという窃盗団(笑)のようです。その名の通り、昼間は全然活動の形跡がなく、朝見ると大量のフンと葉っぱの残骸が落ちていました。
 ・・ガーデニングをされている方にとっては悪党・害虫なのでしょうが、何だか自分の子供が警察に捕まったようなそんな気分になりました。

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 園長さん、何度もすみません。もう一つ思い出したので、メールしました。キンモクセイに住んでいた毛虫君はチビちゃんの頃は葉っぱをレース模様のように葉脈を残して食べていたのですが、大きくなると全部ムシャムシャ食べていました。小さい頃からクモの糸のようなおうちを葉っぱにつくって住んでいて、家付近の葉っぱがなくなるとおうちごと引越ししてました。こんな情報で種類が特定できるか心配なのですが・・

園長:キンモクセイにつくオレンジ色の長身の毛虫‥ すみません。よくわかりません。
 キンモクセイの害虫で思いつくのはマエアカスカシノメイガで、葉を糸で綴るところまではあっているのですが、容姿は「緑色系のスベスベ肌」なのでぜんぜん違いますね。

 今後どうしたらよいのか、については退治するのか見守るのかによって変わりますけど、ぽよさんは見守る派でしょうか。
 見守るのであれば、たぶん生活力のある連中なので、特に何もしなくても成長していくと思います。
 地中で蛹になる可能性が高そうなので、お気に入りのプランターはそのままにしておいてあげてください。(種類がわからないのでけっこう無責任な想像が入ってますけど‥)


2257. 8.20.2003 from タヌキ さん

 初めまして、家で発生している虫を調べていたらたどり着きました。
 その虫は体長約1o程で、羽はなく、色は茶色や黒、たまに白っぽいものもいて、横の縞模様です。(脱皮したてで薄いのかも…)
 出現場所は風呂場です、同じ排水溝と思われる洗面所にもたまに出現します。
 風呂の湯の中に浮いている時が多く、水の中に沈めてもすぐには死にません。風呂の一番そこまで沈めると水圧のせいか死ぬようです。
 洗面器ぐらいでは死にませんでしたし、1分ぐらい沈めていても生きていました。
 また、蚤のように跳ねることができます。だいたい高くて10pぐらいでしょうか。水の上でも少し跳ねますが、じっとしていることが多いです。
 跳ねない時は歩き回っています。
 足は6本かな…。触角があり、しっぽの方はす〜っと細くなっています。
 なんの虫か分からないので少し気味悪いです。
 もしご存じであればお教えくださいm(__)m

園長:うむむむ‥。体長の100倍も跳ねるなんて、なんか、元気そうなチビッコたちですね。
 よくわからないのですが、感じからするとトビムシの仲間ではないかという気がします。普通は土壌中に棲息している昆虫なのですが、もしかしたら排水溝に有機物の堆積があってそこで発生しているのかも。

 No.2243の海月さんのお風呂場に出たのも同じヤツかもしれませんね。
 わりといろいろなお風呂にはびこっているのだろーか。


2256. 8.20.2003 from KN(アゲハ好き)さん

 寄生蜂の件ありがとうございました。
 また、質問なんですが、、、
 今度はとっても基本なコトなんですが、、、。
 カブトムシの成虫のマットはずーっとそのままでいいんでしょうか?
 つがいで飼っていてメスが死んだとき、オスは違うケースで飼ったほうがいいのですか?
 そのままにして置いて、1ヶ月ほどしてからひっくり返したらいいのですか?(幼虫がいるのを期待しつつ)
 あと、カブトムシって1度に卵を30個ぐらい産むのが普通なんですか?
 10個以下は少なすぎ?
 すいませんが教えてください。

園長:メスが死んだらオスは違うケースに移した方がいいです。オスがマットをかきまわして卵に悪影響を与えてしまうことがありますので。
 マットはそのままにして、乾き過ぎないように時々霧吹きをし、1ヶ月ぐらいたったらひっくりかえしてください。
 メスは、何回かに分けて産卵し、状態がよければ合計の産卵数は50個程度ではないかと思います。
 10個以下というのは、1回あたりの産卵数としてはそんなものですし、場合によっては全部で10個以下しか産まないこともあります。


2255. 8.20.2003 from コア さん

 私は徳島で一人暮らしをしている大学生なのですが、夏休み実家に帰る際に、生ゴミだけを三角コーナーに忘れてしまって、一週間後(今日です)に一度こちらに帰ってきました。
 写真が取れなく申し訳ありません。
 蛆虫の本物を見たことが無いのでわかりませんが、多分そうじゃないかと思うのですが。
 3ミリほどの尺取虫みたいな白い虫と、茶色のゴマ(と本当にそっくりなんです。大きさや形が)みたいな卵が三角コーナーから周りの壁までぽつぽつぽつと、半径1.5メートルくらいの壁、やその他食器類の上などに這ったり、ついていたりました。
 吐き気がするほど。2時間ほどかけて掃除を済ませたのですが、不安です。
 一匹でも残っていると、繁殖してしまうものなんでしょうか…(換気扇の奥中まではチェックできません:汗)
 炊事場の調理台や食器には洗ってから熱湯をかけました。
 炊事場の壁や天井などには熱湯をかけられないので、一応薬局でスプレー状の殺虫剤を買ってきました。
 これを今からかけるつもりですが、まだ足りないでしょうか?

 しばらくご飯食べられそうにありません。泣きながら掃除しました(;;)
 今から香川に帰ります。また10日後に徳島へ戻ってくる予定です(汗
 もし返事がいただけて、やばそうであればすぐ徳島へ戻ってくるつもりです。
 是非、よろしくお願いします!
 それでは失礼します。

園長:おぞましいことでしたね。さぞかしびっくりされたことでしょう。

 生ゴミから発生していたということは、やっぱりウジではないかと思います。ゴマのようなものはもしかしたら卵ではなく蛹だったのかも。もしそうならコバエ系ですね。

 ただ、とりあえず掃除をされたのなら、もうそんなに心配することはないと思います。
 コバエなど、もともとどこにでもいるものですので、仮に今回の残党がいたとしても、特に深刻な状況ということではありません。
 今回大発生したのは、生ゴミの放置が原因ですから、掃除を励行して、念のため貯蔵食品の密封に注意しておけば、再び発生するようなことはまずないと思います。

 つまり、「生き残りがいたとしても、発生源となる生ゴミがなければ大丈夫」ですし、「生き残りがいなかったとしても、生ゴミが放置されていればまたどこからともなく親が産卵しに来るのでウジが発生してしまう」ということです。 


2254. 8.20.2003 from 池田貴弘 さん

 毎年、晴れの暑い日が多くてあまり気にしたことがなかったのですが、蝉の成虫は、雨の日にはどこに隠れているのでしょう。
 今年は、雨の日が多く、晴れの合間を縫って蝉が鳴いています。
 雨上がりにはしっかり姿を現し、うるさく鳴いているのですが、降っている最中は木のどこに隠れているのでしょう。葉の陰か、木の根本に隠れているように思うのですが、どうでしょう。 教えて下さい。また、うちの前の木にはクマゼミとアブラゼミが割と近い位置にとまって鳴いているのですが、棲み分けは無いのでしょうか。

園長:カブトやクワガタは木の根元に潜って隠れますが、セミの場合は、体の構造上、根元に隠れることはないはずです。
 樹木の枝の、雨がかかりにくい場所を選んでとまっているのだと思います。

 セミは、地域や、活動時間、季節などで棲み分けを行っていますが、確かにクマゼミとアブラゼミは、生態がけっこうバッティングしていますね。
 もともとアブラゼミよりクマゼミの方が暖かい地方に多くて、「西南日本はクマゼミ」という地方レベルでの棲み分けを行っていたと思うのですが、近年の気候温暖化のせいか、クマゼミが少しずつ勢力を北に広げています。
 今、アブラゼミとクマゼミが拮抗して混棲しているところは、アブラゼミ優勢からクマゼミ優勢に移行している最中なのかもしれません。


2253. 8.20.2003 from 裕次郎 さん

 おはようございます。
 今度、夏休みの宿題で、あり地獄の観察をしているんですが、いつごろ 羽化するんですか。夏休みが終わりそうです。
 それとあり地獄は巣の形で種類があるのですか。

園長:アリジゴクは、成虫になるまでに何年もかかるので、今の時期に幼虫のままなら、ことしは成虫にならないのかもしれません。
 羽化する前には蛹になるのですが、蛹になる時には、すり鉢状の巣を浅くして、お尻から糸を出して体をつつみこみ、丸い土のかたまりのようになります。
 蛹になってから羽化までに2週間ほどかかりますので、もし今まだ幼虫のままなら、どっちみち2学期には間に合いません。
 羽化はあきらめて、宿題はアリジゴクの観察だけでまとめたほうがいいかも。

 巣の形については、アリジゴクの大きさによって、直径や深さは変わりますが、種類によって形自体が違うということはないように思います。


2252. 8.20.2003 from 小人さん

 受験勉強中家の隣で子供が騒いでました。行ってみるとシジュウカラが壁に激突して死んでしまいました。一緒に穴を掘って埋めてあげた時、近くにおおきなプラナリア系の生物がいました。オオミスジコウガイビルと判明しましたけど、可愛そうに、見つけた子供は奇襲、彼,彼女?はご臨終でした。僕が住んでいるところはとても自然が豊かです。多摩丘陵なのですが、絶滅危惧種の嵐です。残念ながら開発しつつありますが。でもまだ純系野ウサギたぬきなどなど暮らしています。新しい発見があればなにかまた送ります。

園長:2つ続けてオオミスジコウガイビルの話題をいただきました。
 関東方面では今年はなかなか真夏が来なくて、梅雨っぽい気候が続いたので、コウガイビルのハイシーズンも長引いたんでしょうか。

 多摩丘陵って、意外と自然度が高いんですね。また、お便りを待ってます。


2251. 8.20.2003 from ダイバー さん

 はじめまして。先日雨の日に玉川学園前のマンションの塀に張り付いていた虫?の画像です。調べてみたのですがなんだか分からなかったので送らせていただきました。黄土色っぽい色をしていて、頭(5mmぐらい)はハブのような形をして不気味に蠢いており、「それ」がずり落ちてきたと思しき塀には粘液状のものが付着していました。長さは30cmはあったと思います。気になって仕方が無いのでよろしくお願いします。

 

園長:このへんてこな生き物は、コウガイビルの仲間です。

 けっこう鮮やかな色をしていますね。体に茶色い縦筋が入っていませんでしたでしょうか?
 もしそうなら「オオミスジコウガイビル」という種類です。

 コウガイビルは、「ヒル」という名まえがついていますが、いわゆるヒルの仲間ではなく、扁形動物門に属するプラナリアに近い生き物で、人の血を吸ったりすることはありません。


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