2420. 9.24.2003 from ありりん さん

園長：もう少しでまゆになりそうな状態というのは、その女王アリが育てている子どもたちがまゆになりかけている、ということでしょうか？それなら、順調に子育てしているということですね。
　ムネアカオオアリは、確かに自然状態では朽木の中や木の根元に巣を作るのですが、飼育容器の中であれば、それなりに用意された材料で巣作りするのではないかという気がします。もしうまく巣作りしないようなら、砂の代わりにクワガタの飼育用に売っている木屑タイプの昆虫マットなどを入れてみてはどうでしょうか。（ただし、自然状態でも冬の間はとくに大きな巣は作らなくて、女王と子アリの小グループで小ぢんまりと越冬しています。）

2419. 9.24.2003 from たいこまん さん

園長：今の時期に蛹になったということは、たぶんそのまま冬越しして、羽化は来年の５月頃になると思います。
　冬の間は、間違って羽化してしまうことがないよう、ケースは、戸外や玄関など暖房の影響が及ばなくて、昼夜の温度差の少ない場所に置いてください。
　あと、シンジュサンは、開張１１〜１４センチにもなる大型のガなので、羽化のときに十分空間が確保できるよう、大きめのケースを用意してあげてください。

2418. 9.24.2003 from naoki さん

園長：それは、たぶんアナバチの一種ではないかと思います。ジガバチも実はアナバチ科に属するのですが、この仲間には黒っぽくて、（ジガバチのように細長くなく）普通っぽい体型の種類もたくさんいます。

2417. 9.24.2003 from きつねっち さん

　きつねっちです。
　以前ハナアブの幼虫を教えていただきました。
　今回もまた幼虫なんですが、ベランダを掃除してたらこんなもんが歩いていてビックリしました。
　一見、カブト虫に似ているんですが、頭のすぐ後ろくらいにトゲ？のような茶色い突起が６本くらい（多分）あるのです。
　最近植木鉢の一つの土が、やたらぼこぼこしていて植えていた花が枯れてしまったのはこいつのせいでしょうか？
　別の鉢においてやると頭から上手にもぐっていきました。
　一体何の幼虫か教えてください。よろしく。

　

園長：これは、コガネムシの仲間の幼虫のようです。茶色い突起というのは、もしかして脚がそう見えたのではないでしょうか‥。
　植物の根などを食べて育ちますので、花が枯れてしまったのはこの幼虫が犯人の可能性大です。

2416. 9.24.2003 from 桜の園 さん

　こんばんは！以前にイイ蛸の卵や金魚の傷の手当てで投稿しました桜の園です。
　今日はムベの蔓についた虫の話です。

　菜園の垣根にムベをはわせていますが、8月5日に伸びすぎた蔓の手入れの時、手の甲に蜂に刺されたような痛みを感じ、しばらくするとヒリヒリした痛みに変わりました。
　ムベの葉の裏側をみると、写真（1）の毛虫が30〜40匹くらい見つかりました。
　刺されたところは直ぐに薬（ムヒ）をぬったので痛みは軽くなりました。
　ムベには駆除剤をかけて退治したことは言うまでも有りません。

　そして今日、またおかしな虫がムベの新芽・・柔らかい蔓と葉・・を食い荒らしているのを発見しました。
　写真（2）と（3）です。写真（2）の紫色の方は実際は黒く見えたのですが、写真では紫になってしまいました。全長4ｃｍほどです。　写真（3）の緑色は全長7〜8ｃｍくらいです。
　こちらも退治しました。　
　かたちも面白いし、色も綺麗な虫なので薬で殺さずに観察すればいいのでしょうが、痛い思いは嫌だし、食害も困るし・・。このサイトのコンセプトには反する内容で恐縮です。

　お尋ねしたいのは
　1、何という虫か
　2、写真（1）の毛虫が変態して（2）、（3）になったのか
　3、成虫になるとどんな姿なのか？教えてください。

　

　

　

園長：１枚目は「ヒロヘリアオイラガ」（桜の園さんもやられてしまったようですが、毒針毛を持っているので危険です）、２・３枚目は「アケビコノハ」の幼虫です。
　全くの別種ですので、もちろん１枚目が変態して２・３枚目になったのではありません。
　ヒロヘリアオイラガの成虫は開張３センチぐらいの、翅が緑色と茶色に塗り分けられたガです。アケビコノハの方は開張１０センチぐらいにもなる大型のガで、とまっていると落ち葉にそっくりです。

2415. 9.24.2003 from さるたさん

園長：それは、やっぱりコガネムシ関係の幼虫だと思います。
　エサについては、腐葉土だけで育ってくれるかはやや不安があります。腐葉土に昆虫マットをまぜ、さらに、できればゼラニウムの刻んだ葉や根をブレンドしたらどうでしょうか。

2414. 9.24.2003 from ドルフィン さん

園長：カマキリのエサはバッタ、イナゴ、コオロギなどの生きた昆虫です。
　これらが手に入らない場合は、鳥のササミや魚の刺身も食べます。 ただし、動くものにしか興味を示さないので、置いておくだけではだめです。１ｃｍ角ぐらいに切ったものを、ピンセットで口に持っていって、カマにはさませて食べさせてください。あげる時に、えさに少し水を付けてあげるといいみたいです。
　子カマキリとおっしゃるのは、種類のコカマキリのことではなくて、まだ幼虫のカマキリということでしょうか。もしそうなら、脱皮をするとき広い空間が必要なので、できるだけ大きなケースに入れてあげてください。
　寿命は、１０〜１１月頃までです。

2413. 9.23.2003 from リョウ君のパパ さん

園長：クビキリギスのエサは、イヌムギ、エノコログサなどイネ科植物の穂がついたものです。また、ペットフードも食べるようです。
　飼育ケースは、市販のプラスチックケースを用意し、エサのイネ科植物を水を入れた容器にさしてあげてください。ケースは縦置きにしたほうが空間が確保できて便利です。ケースの底にキッチンペーパーや新聞紙を敷いておくと掃除がやりやすくなります。
　ケースは、一日のうち数時間は半日光のあたる場所に置き、また一日一回は霧吹きしてあげてください。
　クビキリギスは成虫越冬して来年まで生きますので、秋が深まったら、自然の草むらに返してあげればどうでしょうか。

2412. 9.23.2003 from いちばん さん

　園長先生　こんにちは。いちばんです。
　毎日広場を楽しく拝見しています。

　今年は冷夏のためと思いますが、極端に昆虫の数が少なく、特にオオスカシバ、ホウジャクは数えるほどしか見かけませんでした。

　添付写真は９月２０日に我が家のサルビアの花に来たオオスカシバとキアゲハです。
　オオスカシバはホバリングしながら長い口吻を伸ばして、キアゲハは花に乗って蜜を吸うのが普通の姿ですが、このときは何れも頭を花に突っ込んで必死になって蜜を吸っているようでした。こんな姿勢で蜜を吸う姿は始めてみました。

　冷夏のため花も少なくなり、餌を探すのに苦労しているのではないかと思います。
　やっと見つけた花の蜜も奥の方に少ししか残っていないのでしょう。僅かに残った蜜を必死になって吸っている様子が伺えます。

　

　

園長：動きの素早い昆虫を見事に撮影されていますね。
　この顔の突っ込みようは、お腹が減っていることもあるのでしょうが、サルビアの花の構造によるところも大きいと思います。（昆虫による受粉が確実に行われるよう、わざわざ花の奥深いところに蜜を用意しているらしいです。）

2411. 9.23.2003 from Ｓ．Ｍ さん

　標高1000ｍの山の中、アサギマダラ、ヒョウモンチョウ、と一緒に飛び交っていたのですが、名前がわかりません

　

　

園長：これは、大型のシャクガの仲間で、「チャマダラエダシャク」という種類です。日中に活動し、花によく来るのでチョウの仲間と間違われることが多いガです。