むし探検広場
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2640. 1.13.2004 from のの さん

 はじめまして!さがしまわっていたらこのサイトにきました^^
 去年の夏ごろから家の中のテレビの裏や壁や床をたくさんの小さな虫があるいているのです。とびもせず害もなくすぐ死んでしまうのでいいのですが気になってしまいさがしていました。気のせいか脅かすと死んだふりもするような虫です。小さくて角のようなものがあり3ミリくらいです。
 いったいこの虫はどんな科に所属する虫でなぜこの家にではじめたのでしょう。よろしくお願いします

 

園長:ぼやけているので、ちょっとわかりにくいのですが、甲虫の仲間には違いないようですね。
 形や大きさ、角のようなものがあるということからすると、もしかしたら「コクゾウムシ」かもしれません。(だとすれば、角のようなものは、口吻です)
 コクゾウムシは、お米やトウモロコシなどに付く害虫です。貯蔵している穀類などは点検してみるほうがいいと思います。家のどこかに古い穀類が放置されていたりしたら、かなり怪しいです。


2639. 1.13.2004 from トモロオ さん

 はじめまして、私トモロオと申します。
 今朝会社の事務所で謎の虫がいました。周りのみんなも見たことが無いということで毒があるのか、触っていいのか、まったくわからず大パニックでした。

 見た目のグロさとかなりの大きさに(触覚のようなものをあわせると20cmぐらいありそうです)完全にビビリまくりの僕でしたが、どうしてもなんと言う生き物なのかが知りたくて、サイトを探していたらここにたどり着きました。

 園長さん。どうかこんな僕に教えてください!!これはなんていう虫なんですか??毒があるんですか?

 

園長:このキモチワルイ生き物は、「オオゲジ」といいます。俗に「げじげじ」と呼ばれているものです。(同じ姿でもっと小さい「ゲジ」という種類もいます)

 見かけはこんなですが、そんなに悪い生き物ではありません。

 本来の住みかは野外で、落葉の下や石の下などで、小昆虫やクモを食べながら暮らしていますが、時々、人家や倉庫などに侵入してきます。
 屋内の害虫をつかまえて食べてくれるので、実は人間の役に立っています。

 ムカデの仲間は一般によく人間を咬みますが、ゲジは、よっぽど不用意に直接つかまない限りは咬まれません。また、ムカデは有毒ですが、ゲジは毒は持っていません。


2638. 1.12.2004 from わに さん

 こんばんは。わにです。今日は、残念なお知らせです。バッ吉さんがとうとう、天国へと旅立っていきました。1月12日の朝です。

 前回投稿した次の日から、なぜだか、若返ってる???と思うほど、ケースの中をごそごそ歩き回り、草をむしゃむしゃ食べていました。その前までは、ずっと、横になってじっとしていたのでいたのに・・・・。きっと、とても天気が良くて暖かい日が続いたからなのでしょうね。(それとも、信州直送リンゴの、蜜の部分をたっぷり食べさせたから???)しかし、8日から急に冷え込むと、また動かなくなってしまって、10日には、草の所に連れていっても食べなくなってしまいました。11日の朝にははほとんど反応がなくなったので、ストーブの前につれていって、暖めてやると、少しずつ動き出して、なんとか前足で立ち上がりました。(写真はその時のものです)その晩には、脚がほとんど動かなくなったので、そっと持ち上げて、薄く小さく切ったリンゴを口の所に持っていってやると、かすかにもぐもぐと口を動かして、ほんの少しだけ食べたような感じでした。それが最後でした。

 園長さんには、色々アドバイスいただいたり、お世話になりました。バッ吉は、天国へ逝ってしまいましたが、まだ、卵たちが残っています。あまり望みはないかと思いますが、もう少し、見守ってやろうとおもいます。(卵たちは、涼しいところの方がいいですよね・・・。)本当に、長らく頑張ってくれたバッ吉さんに、「どーも、ありがとー。」って言いたいです・・・。

 

園長:とうとう、遠くへいってしまったんですね、バッ吉さん。
 でも、天寿をまっとうしすぎるぐらいまっとうして、美味しいものも、普通のバッタの倍ぐらい食べたでしょうね。
 この広場でも、たくさんの人に楽しい気分を分けてくれました。
 最後の写真、いい顔してますね。なんか、とても元気づけられます。  


2637. 1.11.2004 from ハッブル さん

 こんにちは。この広場にも毎日のようにやってきているハッブルです。
 もう、頭の中は「ガ」でいっぱい、今から、虫の季節が待ち遠しい!でも、たかさんの言うように毒のあるのはやっぱり困りますねえ。
 以前、イラガの幼虫にさされたときは、おばあちゃんに聞いた「アロエ」の切り口の汁をぬっておくと、すぐに痛みも消えて腫れることもありませんでした。家にひとつだけあるアロエの鉢植え、寒さが厳しくなる前に、そろそろ部屋の中にいれておこうかな。「びわの葉エキス(びわの葉を焼酎につけたもの)」もいいそうですよ。ガの毒対策、園長さんや他の皆さんはどのようにされているんでしょうか?愛してるからさされてもヘイキ!またはガマン!なんてことはないですよね…?
 あ、フクラスズメって、スズメガの仲間じゃなかったんですね。スズメガのコーナーばかり探していて、「いないなあ」って思ってたんです。ややこしい名前つけないでほしいなあ。

園長:毒蛾や毒毛虫にさされた場合、皮膚に毒針毛が残っていることが多いので、さわったりこすったりせずに、セロテープやガムテープなどを患部にそっとあてて毛を取り除くことが大事です。それから、流水でよく洗い流して、そのあとに秘伝のくすりや軟膏(抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏)を塗るのがいいです。
 でも、私は、1年に何十回も野山に行って、半そで姿でヤブの中をやたらめったら動き回っているのですが、実際に毛虫にさされるようなことはほぼ皆無です。
 本能的に危険を避けているのかもしれませんし、もしかしたら時々毒がふりかかっていても鈍感で気づいていないだけかもしれませんが‥。


2636. 1.11.2004 from いちばん さん

 昨年の11月末のある日、午前10時頃草に止まってじっとしている「オオスカシバ」を見つけました。
 近付いても逃げようとしません。こんなことは普通には考えられないので、兎に角写真を撮りました。
 指で触っても逃げません。あちこちと向きを変えて貰って撮りました。
 腹部や正面からの写真も撮れました。フクロウによく似た顔です。
 撮り終わった頃には草から落ちて動かなくなってしまいました。
 死ぬ直前だったと思います。

 春から初冬まで、天気さえ良ければ毎日昆虫を探し写真を撮っていますと、思わぬ出会いがあります。
 こんな写真はもう二度と撮れないと思います。

 
 
 

園長:ほんとう、精悍なフクロウ顔です。オオスカシバを正面から見ると、こんなのなんですね。
 一所懸命「むし探検」していると、わりとしょっちゅう、「こんな場面もう二度と見れない」というのに出くわしますね。だから、やめられない。


2635. 1. 9.2004 from satosi さん

 はじめまして。satosiというものです。さっそくですけれど相談です。
 秋頃に庭でとてもきれいなカメムシを見つけました。
 多分アカスジキンカメムシの幼虫だと思うのですがこのホームページに乗っているアカスジキンカメムシの幼虫の白い部分がオレンジのような色だったのでとても気になったのです
 やっぱりアカスジキンカメムシの幼虫なのでしょうか?

 

園長:ほんとうに綺麗なカメムシですね。
 これは、おっしゃるようにアカスジキンカメムシの幼虫ではないかと思います。
 アカスジキンカメムシの終令幼虫は、ふつうは白黒基調のツートンカラーですが、若令幼虫のうちは、白い部分がオレンジ色をしています。
 この個体のように、中には、育っても白っぽくならずにオレンジ色を残すものもいるようです。


2634. 1. 9.2004 from たか さん

 2回目の投稿です。毎回本当にワクワクしながら見ています。
 おかげでずーっと???だった生き物がハナアブだったりザトウムシだったりと、長年の疑問が解決する快感を味わわせていただいています。
 今回のハッブルさんの投稿でもからむし(いらくさ)の毛虫がフクラスズメの幼虫だなんて・・・
 ずっとなんかの毒蛾だと思っていました。
 家の周りにはいろんな虫がいますが、幼虫に関しては、どんな成虫になるのかなぁと思っても、毛のあるものはみんな毒だと思って駆除していました。子供がさされたら大変だと・・・(いい幼虫図鑑があればいいのに・・・)
 毛虫って全部毒蛾というわけではないんですね。毒蛾ではない毛虫って触ってもいいんですか?さわっては絶対にいけない虫ってどのくらいいるんでしょうか?できればみーんな教えてください。 

園長:わくわくしながら見ていただいている、というのはとてもうれしいです。

 ガの中で毒を持ったものは、ドクガの仲間、カレハガの仲間、イラガの仲間、マダラガの仲間に多く、毛虫の全体からするとかなり少数派なのですが、なにしろガは種類が多い(何千種類もいます)ので、危ない種類も何十種類もおり、全部マークするのは難しいと思います。
 また、毒でないものも、人間側の体質や体調によっては、触った場合にアレルギー反応などが起こることもありえます。

 ‥といいつつ、安全を考えすぎる弊害もありますので、ある程度おおざっぱに考えて、明らかに危険なものだけ駆除して、それ以外はおおめに見ておく、という手もあるかもしれません。万一、毒毛虫にさされたとしても、とんでもない大事になるわけでもありませんし‥。(ちょっと無責任か)

 人家の周りにあらわれやすい毒毛虫としては、「ドクガ」「チャドクガ」「モンシロドクガ」「ヒロヘリアオイラガ」「イラガ」などが要注意です。


2633. 1. 8.2004 from キリシマ さん

 新年おめでとうございます、キリシマです。今年も楽しく拝見させていただきます。
 年明けそうそうビックリ!&ちょっと落ちこむ出来事でした。
 コカマキリの卵が数個あるので、屋外のいろんな場所に置こうと思っていたけどなかなか実行に移せず、卵は割箸にくっつけ立ててアミの袋に入れ玄関の物入れに・・・。
 正月明けに見て驚きました。30匹程孵っていましたが生きていたのは3〜4匹。
 ケースに入れ霧をかけ、でもずいぶん弱っていました。すぐに卵は植木鉢にさして外に置き、数時間して見に行ったらまた1匹孵っていました。半透明で本当に生まれたてって感じで元気でした。
 結局生残ったのはこの1匹。11月頃まで部屋に置いてあったので、その間にも育っていたんですね。
 でも数からすると1つの卵でも一部が孵ったってことですよね?この様に段階的に孵るのですか?
 どの卵が孵ったのかも、見分けがつきません。太陽や雨の当りにくい所に置いたのですがこれからも孵ってしまうのでしょうか?
 写真は普通のような、でもちょっと考えると妙なツーショットです。

  

園長:今年もよろしくお願いします。
 自然状態では、(南国でもない限り)カマキリの成虫と幼虫が居合わせることはないので、確かにかなりキミョーな写真ですね。放っておいたら、親が子を食べてしまいかねない雰囲気も漂ってますね。
 コカマキリやチョウセンカマキリの孵化は、数回にわかれて起こることがあります。危険分散をしているんでしょうが、その場合も、あまり日にちがかけ離れるのではなく、数日のなかで孵化することが多いようです。
 しかし、玄関だと、そんなに暖かくないはずなのに、孵化してしまったんですね。
 そういえば、この冬は、チョウが羽化したというメールをよくいただきますし、わにさんのところのバッ吉嬢も秋からずっと生きながらえているし、人間が感じる以上に、昆虫界では暖冬異変状態になっているのかも‥。
 ほかの卵がどんな状況になっているのかわからないのですが、私の意見としては、今からでも屋外に移した方がいいのではないかという気がします。


2632. 1. 8.2004 from ハッブル さん

 おおおー!!そうです!まさにこんな感じでした!大きな写真付のお返事ありがとうございます!
 そういえば、思い出しました。カラムシの草むらにいた毛虫たちは、草をかきわけるとこんな風に頭をそっくりかえしたり、ブンブン振ったりしていました。フクラスズメって、幼虫君はこんなに毒々しいのに(失礼かな?)成虫は枯葉色で思ったより地味目なんですね。チョウもそうですが、この幼虫君が何であんな成虫になるの?って不思議でたまりません。こうやって、はまっていくのですね。
 あと、秋口にときどき家の中に入ってきている、まるで猛禽類のような精悍な顔立ちのガも気になっていて、これは「ホウジャク」の仲間かなー、と昆虫エクスプローラの写真を見ながら見当をつけています。うまく幼虫君にめぐり合えたら、こちらも育ててみたいです。なかなかうまく虫の写真を撮ることができないでいるのですが、いつか写真付で書き込みできるようにがんばります!

園長:(No.2630の再メールです)
 そうそう、頭をブンブン振るのは、フクラスズメの幼虫の得意技ですね。いるところには一ヶ所にいっぱいいるし、なかなかインパクトのある幼虫たちです。

 ホウジャク(の仲間)が家の中に入ってくるんですか!? いいですねぇー。
 今年の秋頃までには、ハッブルさんの写真の腕もメキメキ上達して、「部屋の中でホバリングするホウジャク」を送っていただけることを楽しみにしています。(^-^)


2631. 1. 7.2004 from M さん

 暮れに小学生の娘が二匹の青虫を持って帰り、さなぎになり、もんきちょう(らしい・・・)になりました。
 昨日見たら、おいてあった白菜やキャベツに卵がたくさんついています。
 これは二匹が雄と雌だったということなのでしょうか?
 まだ一匹も孵化していません。
 このまま孵らないということもあるのでしょうか?
 また、これが全部孵ったら大変・・・だめになったキャベツもどけることも出来ないので途方にくれてしまいそうです。
 ご助言、よろしくお願いいたします。

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 すみません。さきほどモンキチョウと書きましたが、モンシロチョウだと子どもは言っております。
 黄色っぽいですが、柄はモンシロチョウです。

園長:子どもさんのいうとおりモンシロチョウですね。モンシロチョウの翅の裏はちょっと黄色がかっています。モンキチョウは、食草が違っていて、クローバーなどを食べます。

 ほんとうは、さなぎのまま春まで休眠すべきだったのですが、置いてある場所が暖かかったので、春と間違えて羽化してしまったようですね。
 チョウのメスは、交尾していなくても産卵することがあるので、卵は、無精卵の可能性が高いかもしれません。
 オスメスを外見で見分けるのは難しいのですが、メスは前翅の表の付け根のあたりが黒ずんでいます。
 卵が孵化するまでの期間は、普通 一週間以内ですので、それ以上待っても変化がない場合は、無精卵と思っていいのではないでしょうか。
 ‥もし、孵化したら‥、この冬場に世代交代するなんてとても素晴らしいことなので、ぜひ頑張って育ててください!


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