むし探検広場
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2810. 4.27.2004 from ユウ さん

 マンション住まいなのですが、ここ一週間くらい、台所にいるわずか0.数ミリの虫に悩まされています。色は白っぽいものか、一回り大きいのは黒っぽくまるっこい形です。両方とも、プラスティックや、つるつるしたところに無数にはいまわっています。調べたところ、白いのはコナダニのようですが、黒いのは分かりません。くみたての水の中で死んでいるのもよくあります。台所の窓のすぐ外に、ハトか何かの巣もあるようですが、関係があるのでしょうか?コナダニは、人体に被害は無いようですが、このムシ達を発見したのと同じくらいの時期に、全身に小さなブツブツが無数にできて痒くて悩んでいるのです。この虫達にさされたものか、それによるアレルギー反応なのでしょうか。保健所などに相談にいくべきなのでしょうか。アドバイスをお聞かせ願えないでしょうか。

園長:黒っぽい方は、私もよくわからないのですが、鳥の体につくダニにそんなものもいるようです。
 体にできたブツブツは、ダニによるアレルギーの可能性はあると思います。ダニに噛まれた可能性もないとはいえません。
 やっぱり、保健所、お医者さんなど、専門家にご相談されるにこしたことはないと思います。


2809. 4.26.2004 from みんみん さん

 「蛍光灯の紐から降りてきた虫」についての回答、ありがとうございます。
 過去ログを見ましたら、1965、2111、2141、2560の方々と私の見た虫は同じような感じを受けました。家の庭は広くて、ありとあらゆる植物があり、今ちょうど桜が咲き始めているので、やはり、マイマイガでしょうね。

 ところで、以前からとても不思議に思っていたことがあり、またメールさせていただきました。それは、ミミズの件です。
 家の玄関の風除室に時々、ミミズがいるのですが、そこの床はコンクリートです。窓もドアも開けてない状態でもいるので、外部から進入してきたとは思えません。さらに、風除室には、プランターや植物は置いてません。
 5分ぐらい前は異常がなかったのに今見たらそこにいる。。という感じで生きており、干からびてはいません。少し太めのミミズです。主人は自然発生説を唱えていますが、そんなことありえない!もしかして、コンクリートの割れ目に住んでいるのでしょうか?
 とても不思議です。

園長:過去ログの「黒く細い虫」も、やっぱりマイマイガでしょうか‥。ずっと気になってて、みんみんさんのメールの時も一瞬、また同じのが来た!!と色めきたったのですが、過去ログのは、幼虫自体が「糸のように細い」というケースだったので、違うものかもしれないと考えました。全部マイマイガということで、過去も含めて一挙解決、なら嬉しいんですけど‥。

 忽然と現れるミミズの件は、ほんとうに不思議ですね。
 ご主人の自然発生説を支持したいところですが、やっぱり、どこかのほんの小さな隙間から侵入しているのではないでしょうか。
 風除室がどのような構造なのかがよくわかりませんが、コンクリートの割れ目を通り道にして、その奥の土壌からやってきたのか、床と壁面などの境目にちょっとした隙間があるのかもしれません。


2808. 4.26.2004 from ひで吉 さん

 前回のシロチョウ(No.2803)ですが、ネットで調べたところ、Leptosia nina(クロテンシロチョウ)の亜種のような気がします。

 写真のアゲハチョウはたぶんオナシアゲハだと思います。よく見るとだいぶ違うのですが、パッと見は日本のアゲハチョウのようにも見えます。でも尾状突起がないのが分かると思います。
 動きがとても素早くて、止まる瞬間をねらって(といっても常に細かく羽ばたいていましたが)撮影するのが大変でした。

園長:翅の細かいブレが、躍動的ですね。
 しかし、「尾なし」という和名は気の毒ですよね。こんなに魅力的なチョウなんだから、もうちょっとポジティブな名まえを付けてあげたくなります。


2807. 4.26.2004 from チョップ さん

 はじめまして、宜しくお願いします。
 家の屋上のベランダに、足長蜂が巣を作っていました。
 お母さんが、巣を取ってきてしまい、中に卵らしき物が入っていました。
 すみませんが、足長蜂に幼虫の食べる餌を教えて下さい。お願いします。

園長:えっ‥ 卵から、幼虫を育てるんですか‥。
 それはかなり難しいと思います。
 アシナガバチの幼虫は、成虫に食べ物をもらいながら育ちますので、人間がその代役をはたすのは至難の業です。
 幼虫の主食は、成虫が作るイモムシなどの肉団子です。また、小さな幼虫には、成虫から肉汁などが与えられるらしいです。


2806. 4.26.2004 from ゲンパパ さん

 こんにちは。2度目の投稿になります。ゲンパパです。
 庭のハナミズキに添付写真のようなむし?がたくさん付いていました。ありが一生懸命いじくり回しているので、うまいものなのかと思いますが、つぶすと黄色い汁がドロッと出てきて不気味です。
 なんでしょう?

園長:なんでしょうねぇ‥。わりと綺麗な模様してますね。
 こんな形で、こんな場所、アリが来ている、ということは、カイガラムシの一種かなとは思うのですが、詳しい種類など、よくわかりません。

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 追記

 その後、カイガラムシの専門図鑑で調べましたら、「サラサカタカイガラムシ」(別名ナシマダラタマカイガラムシ)というのに似ているようです。


2805. 4.25.2004 from hitomi さん

 こんにちは。初めてメールします。園長さんは、色んなことに詳しくてすごいですね。この冬ナナホシテントウを越冬させて放してみました。大分暖かくなったので、また捕まえてアブラムシの駆除をしてもらおうとしたら、飼育箱の中で卵を産んでしまいました。一緒に捕まえた幼虫は蛹になりました。成虫は放してあげたのですが、卵は一週間ほどで孵り3週間ほど育てています。もうすぐ蛹になりそうなほど、大きくなりました。そこで質問なのですが、今蛹になっているのがまだ羽化しません。どの位で羽化するものなのでしょうか?それとも飼育箱の中では羽化しないのでしょうか?もしそうだとすると、今いる幼虫も放してあげたほうが良いのでしょうか?放してあげるとしたら、どのような場所に放せば良いのでしょうか?全然分からないので、教えてください。

園長:ナナホシテントウの蛹は、ふつうは5日間ほどで羽化するはずです。
 もし、それより相当長く蛹のままだったとしたら、なにかの異常で羽化できなかったのかもしれません。
 飼育箱の中でも羽化はしますが、注意点として、まだほかに幼虫が残っている場合、無防備な蛹がかじられてしまうことがありますので、幼虫とはいっしょにしておかないほうがいいと思います。
 もし、幼虫を放す場合、一番いいのは、アブラムシが付いた植物、特にもともと自然にテントウムシの幼虫がいるところに放してあげることです。そうすれば、もし食べたりないようなら食べ足すでしょうし、蛹化場所は、自分で適当なところを見つけてくれます。


2804. 4.24.2004 from みち さん

 たまに、1〜2ミリほどの小さな虫がいるんですが、これは何なんでしょうか。
 色は、茶色っぽいです。前には、金魚のえさの中に幼虫がいっぱいいたんですが。

園長:虫の姿かたちがよくわからないので何ともいえませんが、もし、楕円形の硬そうな虫でしたら、「ジンサンシバンムシ」「タバコシバンムシ」などのシバンムシという甲虫の仲間かもしれません。
 幼虫はおもに各種乾物類や菓子、ペットフード、肥料、漢方薬などを食べて育ちます。
 金魚のえさにいた幼虫が、白っぽくて、ちょっと太目の、カブトムシの幼虫を超小型にしたような感じだったのなら、シバンムシでキマリです。


2803. 4.24.2004 from ひで吉 さん

 カンボジアで見つけたシロチョウです。
 飛び方といい、大きさといい、日本のヒメシロチョウにそっくりでした。でもヒメシロチョウの仲間は東南アジアにはいないはず?

 ところでT.A.さんの「かまちゅう(釜虫)」ってなんでしょう? 
 謎の昆虫ですね。釜無川の「釜」ではなくて、手鎌の「鎌」なら「カマキリ(鎌虫)」のことかもしれませんね。
 でも釜無川の「川」も気にかかる。ひょっとしたら「かまちゅう」ではなくて、「かわちゅう(川虫)」だったりして? そうなると「かわむし(カワゲラなどの幼虫)」のことかもしれません。
 園長さんの「ゴキブリ」というのもなかなか捨てがたい推理です。


園長:確かにヒメシロチョウに似ていますね。でも、おっしゃるように、ヒメシロチョウ属は北方系で、東南アジアにはいないはずですよね。近縁の別属でしょうか‥。


2802. 4.23.2004 from みんみん さん

 ひいぃぃぃぃー!
 夜遅く申し訳ありません。
 リビングの床でゴロゴロ寝転がっていたら、蛍光灯の紐がなんだかモヤモヤしていたので、よく見ると細い蜘蛛の糸状の物がぶらさがっていました。
 そしてその糸を伝わって無数の小さい、そうですね、体調1ミリぐらいの赤黒い細い虫が下の方に降りてきていました。
 毛虫のような姿ですが毛はありません。歩き方はシャクトリムシのようです。つぶしたら、ブドウのような鮮やかな紫色の汁がでました。
 なにか蛾の幼虫でしょうか?
 うまく説明できなくてごめんなさい。よろしくお願いします。

園長:はっきりとはわかりませんが、もしかしたら、それは「ブランコ毛虫」とも呼ばれる「マイマイガ」の幼虫かも。
 マイマイガは、人家の壁などに卵塊を産みつけることがあります。(しかし、はたして、みんみんさん家のリビングに産んでたんだろうか‥というギモンは残るのですが‥)
 野外で生まれたマイマイガの幼虫は、糸を出してそれにぶらさがり、風に乗ってサクラなどの樹木にたどりつき、その葉っぱを食べて育ちます。


2801. 4.23.2004 from ピノコ さん

 こんにちは。
 この春庭土を入れ替えて木を植えたあたりに黒っぽい羽虫が群生しています。
 土はホームセンターで買ったバーク堆肥と赤玉、培養土です。
 その場所は午前中は明るい日陰、午後から夕方は日が当たり、風通しも良いです。水遣りをするので水分は多く含んでいると思います。
 また、庭木の下には乾燥予防のためにバークチップを敷いています。
 日が強いときはチップの下にいるようです。

 虫の体長3-5_程度で黒っぽく、腹に縞模様があり、羽があります。
 羽は2枚に見えますが重なっていて4枚なのかもしれません。(2枚羽の虫っていますか?)
 体は、蟻や蜂のようなくびれはなく、お尻は丸くなくてトゲのようなものがあります。お腹の辺りは良く見ると褐色のような気もします…。
 専ら飛ぶというより壁や地面を這っていることが多いです。
 実際部屋に入ってきても、壁にじっととまっているのですぐに捕まえられます。

 母に話すと羽蟻だと言われ、もしそうだったら早く対処しないといけないので調べてみたのですが、違う気がします。
 子供の記念樹を植えたので、羽蟻にしろ違うにしろ木を痛められるのも困ります。
 説明が下手でうまく特徴を伝えきれないかもしれませんが、可能な限り思い当たる虫の名前を教えていただきたいです。
 それと、できればその防除の仕方も教えていただければありがたいです!

園長:ハエ目に属する「キノコバエ」や「クチキバエ」の仲間が怪しいような気がします。
 ハエ目は、後翅が退化していて、見た目は2枚ばねに見えます。
 腐葉土や施肥した土壌で大発生することがありますが、特に深刻な害はありません。
 日当たりもあって風通しのよい場所ならば、放置しておいてもそのうち数が減っていくのではないかという気はします。


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