むし探検広場
 page309
※サムネイル画像(ミニサイズの画像)はクリックすると拡大表示されます。
※記事の中のリンクは、新しいウインドウが開きます。

3090. 6.19.2004 from しろぴょん さん

 家の庭に現れた長さは8cm、大人の指の太さ、かぶと虫より強烈な匂いのクランベリーゼリーのような鮮やかな色の幼虫(?)。何になるのか知りたいので調べてください。

園長:おお‥ これが8cmもあったんですか‥。かなりのインパクトですね。
 ガの仲間の「ボクトウガ」の幼虫に似ている気がします。(私は、こんな色鮮やかな個体は見たことないのですが)
 ボクトウガの幼虫がクヌギやコナラに穿孔することによって、樹液が出やすくなるため、クワガタやカブトムシその他の昆虫たちが生息しやすい雑木林環境が作られるらしいです。


3089. 6.19.2004 from つぴ子 さん

 こんにちは。アシダカグモのことを調べていてここに辿り着きました。そこそこの大きさのが部屋を仕切っているガラスの引き戸の間に陣取って2−3週間経ちます。始めは台所でノタノタしてたのですが、何時の間にかそこに引きこもり、出られないのかと思ったら、どうやらタマゴを抱いてるようです。ずっと動かないみたいなので、ごはんはどうしてるのだろう、子供はいつ生まれるのだろうと人事ながら心配してます。タマゴの袋なのか、お腹と同じくらいの大きさの白い玉を抱いて、時々もぞもぞ持ち直したりしてるのがなんか一生懸命っぽくて憎めないし、近くに寄ってきたりしないので、結構カワイイな、と思ってるのですが、ネット見たらクモ大嫌いですぐ殺すって人の方がずっと多く、タマゴの行く末が不明のままなのです。アシダカの生態をご存知でしたら教えてください。

園長:アシダカグモの生態についてはあまり詳しく知らないので、推測を交えてになりますけどご容赦ください。
 卵は、孵化までにたぶん一ヶ月前後かかるのではないかと思います。孵化が近づくと、母グモは、卵を離してしまうらしいです。孵化したら、何百匹という子ぐもが出てくることでしょう。
 母グモは、抱卵中は、エサを取らなくても大丈夫だと思います。食事よりもまず卵を安全に守りきることを優先しているのですね。


3088. 6.19.2004 from よっちゃん さん

 初めまして
 小学校三年の子供が理科の学習で青虫を探して学校に持って行く様になりました。
 種類が分からず、どんな葉っぱを入れたらいいのか・・・
 見つけた時には、小さな白い花を付けた柔らかな草を食べていました。
 茶色で背中に小さな小さな水玉模様、脇に白線、白線の上はやや濃い茶色です。
 お尻に角はありません。
 体長5.6センチ位です。

 食べていた葉っぱは少しとってきてあったのですが、すごい食欲で、もう残り少なく、他にどのような葉っぱを食べるのかも知りたいです。
 なんという種類なのか、何を食べるのかお教えください。

園長:これは、ガの仲間の「シロシタヨトウ」という種類の幼虫だと思います。
 この種類は、いろいろな植物の葉を食べます。クワ、ダイズ、ゴボウ、キク、シソ、ニンジン、キイチゴ、イタドリ、スイバ、ネギ、サクラなどなど、要するに何でも来いという感じです。
 ただ、幼虫たちは一般に、それまで食べなれてきた葉を好む傾向がありますので、これらが全て使えるかどうかは定かではありません。

 P.S.
 よっちゃんさんのメール、件名なしになっていたのですが、添付ファイル付きで件名がついていないと、ウイルスと見分けがつきにくいので、必ず件名は残しておいていただくようお願いします。(むし探検広場の表紙のメール送付ボタンからから送っていただくと件名が勝手に入るようになっています。この件名を消去しないようにお願いします)
 今回は勇気をふりしぼって開封したのでよかったのですが、勇気が出ないときには中身を見ずに削除してしまうこともありますので‥。


3087. 6.19.2004 from ヨポポ さん

 はじめまして。ヨポポと申します。
 北海道もこのところの陽気で沢山の虫が見られるようになりました。
 先日、キリンビアパーク千歳のハーブガーデンで、レモンバームにとまっている虫を撮影しました。
 しかしながら名前がわかりません。
 色々検索していて、園長先生のHPにたどり着きました。
 沢山の虫が写真付きで調べられるようになっていて、とっても使い易いですね。
 ですが、知識が乏しいので問題の虫を判別できない有様です。
 子供達にも教えてあげたいと思いますので、虫の名前を教えてください。
 写真を二枚添付しました。
 正面からの物はピントが合っていなくて、見づらいかと思いますが、よろしくお願いします。


園長:触角がかわいいですね。十分な自信はないのですが、ハチの仲間の「マルヒラクチハバチ」か、それに近い種類ではないかと思います。(マルヒラクチハバチの場合、手持ちの図鑑では、北海道・本州の高山帯に生息するとなっています)

 いずれにしても、うちのサイトの昆虫図鑑には載せられていない種類です。
 昆虫図鑑の掲載種類数は、まだ700にも満たっておらず、関西や東京周辺の身近な種類を中心にしているので、特に北方系、南方系の種類はあまりカバーできていない現状です。
 どこの地方のみなさんにもベンリに使ってもらえるように、がんばってボチボチと充実させていきたいと思いますので長い目で見てやってくださいませ。


3086. 6.18.2004 from もんぷくん さん

 先日、ナガサキアゲハらしき幼虫を見つけて飼い始めました。
 さなぎになり、もう20日程たちました。
 3日ほど前に、さなぎがうにゃうにゃと、ビックリするほど動いていました。
 その後、動かなくなり今日に至ります。

 さなぎの色は、黒っぽい茶色(ベージュ?)です。
 中が少し透けて見えて黒っぽいようです。
 これから羽化するのでしょうか?
 それとも皮を破って出てこれずに、力尽きて死んでしまったのでしょうか?

 動いているさなぎを見て「頑張れ頑張れ!」と子供が声をかけていました。
 私も蝶の誕生に立ち会えるかとどきどきしていましたが、(羽化する前は動かなくなると、後で聞きました)随分時間がたったので少々心配です。
 動かなくなった後はどのくらいで羽化するものなのでしょうか?

園長:今の時期であれば、蛹の期間は2週間前後だと思います。
 蛹は動かなくなってからの方が長いので、そんなに心配はいらないです。
 ただ、皮を破って出てこれずに力尽きるというケースはあまりないのですが、寄生されていて羽化できない、ということはけっこうありますので、うまくいかないかもしれない、という覚悟は必要です。


3085. 6.18.2004 from ひで吉 さん

 最近やっと雨季らしくなってきて、ほんの1週間前まで最高気温が40度近くもあったことが嘘のような、非常に過ごしやすい気候になりました。その雨季の異常に暑かった時期に不思議なことがありました。蝶が日陰になってる建物の壁や天井にとまっているのをよく見かけたのです。想像するに、日中の暑さを避けるために、冷たい壁にとまっていたのだと思うのですが、本当にそんなことってあるのでしょうか?

 先週までに5種類の蝶で確認しました。今回お送りする写真の蝶は、すでにおなじみになった「オナシアゲハ」ですが、他にシジミチョウ科1種、シロチョウ科2種、タテハチョウ科1種(タテハモドキの雨期型です)の計5種です。
 渓流などの涼しい沢辺に集まる蝶は見たことがありましたが、壁に張り付いて暑さをしのぐ蝶の話は聞いたこともなかったので、園長さんにお尋ねする次第です。
 日本では壁にとまる鱗翅目といえば、蛾の仲間しか見たことがありませんした。

 前回お送りした「オナシアゲハ」は体が温まるの待っていたらしく、今回の「オナシアゲハ」は暑すぎるから涼んでいたらしいという、何ともちぐはぐな取り合わせですが、昆虫が体温を調節するのはそれだけ大変だということなのでしょう。
 以前中国の砂漠の側で、40度の炎天下、ゴマダラカミキリの一種がころころと死んでいくのを目にしたことがあります。

園長:なるほど面白い現象ですね。私も、日本では、チョウが壁にとまっているのはあまり見たことがありません。たまに、ジャノメチョウの仲間が薄暗いところの壁にとまっていたり、タテハチョウの仲間がたまたまという感じでとまっているのを見かけるぐらいですね。
 雨季のチョウたちは、陽射しを避けるのと、雨を避けることの両方に役立ちそうなこんな場所に身を寄せる知恵を身につけているのかもしれませんね。


3084. 6.18.2004 from もも さん

 本日、朝主人がギャーといいますので、遅刻でもしたかな・・と起きるとヤモリがでた!と騒いでいます。私も昆虫系は全てだめなので、なんとかして・・!とお願いして、本当に主人はヤモリだけ駄目らしく、半泣きになりながら追い出そうとしてくれましたが、どうしても思うように行かず、結局三回叩いて死んでしまいました。
 本当にかわいそうで。。。でも・・!そのままにはできないし・・・。
 殺生はほんとに嫌なのですがもしまた出た場合どうしたらいいですか?
 殺してしまって・・朝からブルーな気持ちです。

園長:家の中に出たということですね。
 ヤモリは、家屋内に住んでいるものではないので、外から侵入したんですね。
 夜、光に集まる虫をねらって灯火周辺を徘徊することが多いので、部屋の灯りが外にもれにくいようにしたら、ヤモリが入ってくることも減るかもしれません。

 もしまた入ってしまったら‥ 体が平べったくてすばしこいので難しいですが、落ち着いて優しく手づかみにし、外に出してあげてください。

 ‥って、それができないから、悩むんですよね。

 ヤモリは、ほんとうに無害(口でパカっと噛まれることはありますが)な良い生き物ですので、なんとか好きになっていただきたいのです。
 そうすれば、出現しても落ち着いて対処できると思うのです。

 ヤモリは、
 ・かわいらしい顔をしています
 ・目が大きいです
 ・皮膚の感触が気持ちいいです
 ・害虫を食べてくれるイイモノです
 ・夫婦仲がいいです
 ・家を守ってくれるから「家守=ヤモリ」といいます。

 なんとか好きになってあげてください。


3083. 6.18.2004 from jinger さん

 こんばんわ。初めて書き込みいたします。

 実はつい先日、キリギリスが石鹸を食べているのを見つけてしまいまして(笑)
 正確には、泡を食していた様子でした。
 驚かさないようにしつつ間近で観察した限りではですが・・・。

 虫たちにとって、害にはならないのでしょうか?
 それとも、好物?(汗) 洗浄するものが身体に良いとも思えないのですが。

 気になって仕方がありませんので、出来ましたら何方か答えを下さい^^

 ではでは。

園長:えっ、キリギリスが石鹸を‥。
 そういう習性があるのは始めて知りました。
 石鹸に含まれる油分を求めていたのか、単純に水分が欲しかったのか‥。
 無添加のものなら昆虫が食べてもあまり害はないと思いますが、普通の石鹸の場合、香料などが含まれていますので、やっぱり虫たちにはあまりオススメできませんね。


3082. 6.17.2004 from きぃ さん

 園長さんこんばんは。
 きんかんにいたシャクトリムシ君は、こつ然と姿を消してしまいました。
 どうもハトが来てたようなので、やられちゃったかなぁ・・・。
 代わりに、部屋にすごいやつが侵入してきました。
 15cmくらいはある、巨大なダンゴムシのような、灰色のヤスデ君。
 うちは8階なのですが、やっぱり下から登ってきたのかなぁ・・・。
 ベランダはそんなに広くないので、そんなに成長するほどのスペースはないと思うんですよね。結局どこから来たのかわからないまま、道路脇のつつじの植え込みに退去してもらいました。

 ボロボロのアゲハは、自分で暴れ過ぎて足をいためたのか、まともに立つことは出来ませんが、なんとか生きています。
 園長さんのおかげです、本当にありがとうございます。
 あまりにも暴れん坊なので、暴君の意味で「ネロ」と呼んでいます(笑)。
 あとどれくらい生きてくれるかわからないけど、頑張って欲しいです。

 ひで吉さん、ありがとうございます。
 できればこうやって、毎年見守っていけたらと思っています♪

園長:15cmもあったということは、ヤスデではなくてムカデでは?
 つつじの植え込みに逃がしてもらって、大感謝していることと思います。
 でも、もしムカデなら、不用意に触るときつく噛まれることがあるので注意してくださいね。 


3081. 6.17.2004 from めりべ さん

 園長先生!いつもお世話になっています。めりべです。さて、6/14に白馬山麓の落倉高原で撮った、小さなサナエトンボ(の一種だと思います)の同定をお願いいたします。最初「コサナエ」かと思ったのですが、画像処理をして、胸部の模様を見ると、どうも違って見えます。この『早苗』の正体は、何でしょう?

園長:胸の側面に、太い黒条が一本ありますので、たぶん「ヒメクロサナエ」です。
 こんなふうに種類が確認できるのも、画像処理というワザが使えるパソコンのおかげですね。
 サナエトンボは、どれもよく似ていますけど、けっこうたくさん種類がいて面白いですね。


page308 2004. 6.15-
page307 2004. 6.13-
page306 2004. 6.12-
page305 2004. 6.10-
page304 2004. 6. 8-
page303 2004. 6. 6-
page302 2004. 6. 5-
page301 2004. 6. 3-
page300 2004. 6. 1-
page299 2004. 5.31-