むし探検広場
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3350. 9. 2.2004 from 園長(サイト管理者)

 ドジョウ事件

 昨日、わが家でドジョウ事件が起こりました。

 60cm水槽の上部フィルターがかなり汚れたので、庭先で掃除をしていたところ、なんと、フィルターのスポンジにたまった泥の中から、ドジョウがまろび出たのです!
 一瞬、何が起こったのかわからず、呆然としているうちに、ドジョウはするすると戸外の溝の中へ。
 溝には、格子状の鉄板が張ってあるので、捕獲することができなくなってしまいました。

 思いかえせば、初夏の頃に、自然公園の池で捕まえたドジョウの子供3匹を持ち帰り、水槽で飼い始めたのですが、程なく、うち1匹がいなくなり、てっきり死んだものだとあきらめていたのでした。

 そのドジョウが、どういうわけか、フィルターの中に侵入し、そのまま何ヶ月も生き延びていたなんて‥。

 水槽内で平和に暮らしていたほかの2匹は、長く太く成長しているのに、フィルターのドジョウは、ほとんど捕まえたときの大きさのままのようでした。

 救出したかったのですが、溝の鉄板はどうしてもはずれず、涙を飲むしかありませんでした。
 なんとか、生き延びてくれと、半分枯れた溝に水をいっぱい流しましたが、はたしてどういう運命になることやら‥。

 フィルターで生き延びるほど、運と生命力のあるドジョウなんだから、きっと、何とかやっていってくれるでしょうか‥

 無事を祈らずにはおられません。


3349. 9. 2.2004 from ホシアン さん

 はじめまして ホシアンといいます。

 いつもきれいな写真を見せていただいています。

 本日、近くの休耕田にカメムシらしい幼虫?を見つけました。
 金属光沢の美しい虫でした。
 大きさは1cm弱。
 アカスジキンカメムシの幼虫を小さくして色を変えた(だいぶ色と柄は違います)ような感じでした。

 何という名前でしょうか。
 よろしくお願いします。

園長:う〜〜ん。やっぱり、「アカスジキンカメムシ」かな‥。カメムシの幼虫は、成長するに連れて色や模様がけっこう変わるのです。
 これは3令幼虫ぐらいかなと思います。アカスジキンカメムシの幼虫は、5令になると白っぽい模様になりますが、これくらいの時は赤っぽい模様です。
 あともう一種類、「ニシキキンカメムシ」というのも怪しいのですが、私にはこの2種をはっきり見分けるだけの知識がありません。(2つ下の投稿では、(たぶん)ニシキキンカメムシの5令幼虫の画像をいただいています)
 見つかった環境などからすると、やっぱり「アカスジ」かな、という気がしています。


3348. 9. 2.2004 from 砦の主 さん

 はじめまして、砦の主@宮崎市です。
 ちょっと前に、昆虫採集ゲームで遊ばせていただいていたのですが、今回、ようやくメインのHPに辿り着きました。
 園長先生は、蝶が専門とお見受けしましたが、私が好きなのはもろさのない硬い鎧を被った連中です。おいおい、アップさせて下さいね。
 とはいえ、生き物全般に興味は尽きず、行く先々で新たな出会いを楽しんでおります。
 わけのわからん連中と遭遇することもしばしばで、ひとつ、教えを請いたいと思います。
 園長先生お勧めのフェンス・ウオッチングを、霧島の御池でしていたところ、透明感のあるグリーンのかわいこちゃんが目にとまりました。白日の下に引きずり出してひっくり返すと、6本の足をばたつかせて、やはり昆虫には間違いなさそうです。
 頭につけた赤いダニ(?)のワンポイントアクセサリーもコントラストは鮮やかで、形や色からすると、カメムシの仲間かと考えつつ、同定にいたらずにおりました。

 こやつ、何者なのでせうか?



 目玉模様の蝶ちょなんて、この辺りでは見れないだろうと思っていたら8月末に田んぼ道を歩いていたら、やたらと群舞している姿を目の当たりにしました。

園長:グリーンのかわいこちゃんは、カメムシ目ミミズク科の「ヒラタミミズク」の幼虫ではないでしょうか。悟りきったような顔つきがいいですね。

 タテハモドキって、宮崎でも群れ飛んでるんですか!?
 着実に北上を続けてるんですね。そのうち、本州にも定着するんだろうか‥。


3347. 9. 2.2004 from ? さん

 この虫の名前を教えて下さい。採取地は屋久島です。

園長:キンカメムシの仲間の5令幼虫ですね。
 分布が限られる貴重な美麗種「ニシキキンカメムシ」かな‥。
 屋久島ですか‥。屋久島にも分布してるんだろうか‥。


3346. 9. 1.2004 from りょう さん

 先日実家のミカンにアゲハの幼虫を見つけ、枝ごと持ち帰り数匹我が家で飼う事にしました。
 食欲が旺盛で、葉っぱはすぐに食べてしまうので、毎日新しい枝を取りにいき、図鑑や昆虫の飼い方の本と照らし合わせながら子供と一緒に大事に育ててきました。
 それで、そのうちの2匹がどろっとしたフンをして、ケースの壁でじっとしていたので、いよいよ蛹になるのかな?と楽しみにしていたところ、2匹ともだんだんぐにゃっとしてきて、次の朝 1匹は緑の液を出して、もう1匹は黒くなって死んでしまいました。
 あんなにまるまるとかわいい幼虫が、一晩で変わり果てた姿になってわたしも子供も大変ショックで、残りの幼虫を飼い続けるのが怖くなり、実家に持ち帰り、又ミカンの枝に返してやろうかとも思います。
 でも、このページで蛹が蝶になる様子の連続写真を拝見すると、実際に子供と一緒に見てみたい気持ちが大きく、家で飼えるものなら飼いたいなぁとも思うのです。
 2匹の幼虫が蛹になるのに失敗した理由は何でしょうか?我が家の飼い方が悪かったのでしょうか?ぜひ教えてください。

園長:残念なことでしたね。
 原因は、はっきりとはわかりませんが、病気にでもかかってしまったのでしょうか。それとも、エサに農薬などの悪いものが付いていたのかも‥。
 野外で育つ幼虫は、寄生虫にやられたり、蜂などの天敵に襲われたり、病気になったりで、成虫まで育つものはほんのわずかです。
 飼育していても、平均すれば、うまくチョウになれることの方が少ないかもしれません。
 りょうさんの飼い方に間違いがあって、幼虫が死んでしまった、ということではないと思います。
 もし可能なら、エサの葉っぱは、水洗いしてティッシュなどで表面をふきとってあげると、農薬の被害や、ヤドリバエの寄生を防ぐのに役立ちます。


3345. 9. 1.2004 from 輪王 さん

 家のベランダにコアシナガバチの巣があるんですが、ハチは冬になればどこかへ行ってしまうときいたんですが本当ですか?

園長:コアシナガバチの巣は、冬になる前に捨てられます。
 今頃の季節は、巣の大きさが最大になる時期で、そろそろ雄蜂が現れて、越冬する女王候補の雌蜂と交尾します。彼らはしばらく巣にとどまっていますが、やがて雄蜂は死に、雌蜂は巣を離れて越冬に入ります。冬を越した雌蜂は、来春にはまた別の巣を作ります。


3344. 8.31.2004 from えび さん

 こんにちは、えびといいます。

 2階のウッドデッキに、写真のような虫の巣が作られていました。
 15cmぐらいの土の塊で2つぐらい穴があいていました。手で剥がそうとしましたがなかなかとれず、マイナスドライバでこそぎ落としました。
 中には何もいませんでしたが蜂の巣のようです。
 何の巣でしょうか。
 また、採った後に壁にたくさんのハネアリがいましたが、もしかしたらハネアリの巣でしょうか。




 (再メール)

 昨日、写真の虫の巣を取り除いたのですが、今日、蜂が1匹その周辺を飛んでいました。
 写真にも撮っていないので、はっきり言えませんが、目で追った記憶のまま図鑑で調べてみたところ、ハラナガツチバチかフタモンアシナガバチかそんなような感じでした。
 これらの蜂がこのような形の巣を作ることはありますでしょうか。
 それとも、別の虫の巣でしょうか。

 また、ハネアリですが、捕まえて調べたところ、キイロシリアゲアリという蟻でした。蟻がこんな巣は作らないですよね。

 もしご存知でしたら教えてください。

園長:こんなような巣を作るのは、ドロバチの仲間ではないかと思います。
 穴が開いていたのは、中で育った幼虫が羽化して、蜂になって出て行った跡ですね。
 以前に、東南アジア在住のひで吉さんから、同じ仲間の巣の建築中の写真を送っていただいたことがありますのでご参考に。 → No.3261

 ドロバチの仲間は、攻撃性は低く、大きな巣も作らないので、さほど危険なものではありません。

 アリは、この巣には関係ないと思います。


 (追記)
 その後、ひで吉さんから、この巣は「キゴシジガバチ」の巣ではないかとの情報をいただきました。 


3343. 8.31.2004 from にこちゃん さん

 お久しぶりです。夏休みも終わりですね。昨日庭で蓑虫を見つけました。蓑虫と言えば絵本などで雪の中に風に吹かれながらぶら下がっているのを見たことがあって日本全国に分布しているのかと思いましたが、東北からきてる友人たちは「興味ないからよくわからないけど、あんまり見たことない」とのこと。先日調べてみると最も一般的なおおみのがは関東以西にしかいないとか。関東で雪がいつも降っているとはあまり思わないのですが、寒い地方に分布する蓑虫もいるのでしょうか。(日本に15種類いるそうですし)関東以西といっても確かに京都などは雪が多そうですから、雪の中のみのむしもあるかもしれませんね。

園長:日本には、ミノガ科の仲間が20種類ぐらいいますが、南方系のグループなので、寒冷地には確かに少ないです。
 でも、「キタクロミノガ」など、北海道や本州北部に分布する種類もいて、これらの地方でも(小さいながらも)蓑虫も見られるには見られます。「雪の中の蓑虫」はありえる景色です。


3342. 8.30.2004 from すが さん

 すが です。いつもアドバイス、ありがとうございます。
 困る虫のことばかりご相談させていただいていたので、実家の庭にいた昆虫を撮影してみました。
 ズームにするとボケるし、近づくと逃げるし…でなんとか携帯でとったものです。
 トンボは、見えにくいですが、黄色(金?)でとてもきれいでした。
 蝶の方は、黒い羽にオレンジの斑点がありました。
 黒い蝶は実家で以前にもみかけていたので、是非名前が知りたいです。
 よろしくお願いします☆

 

園長:携帯で苦労して撮っていただいてありがとうございます。
 チョウは、「クロアゲハ」だと思います。ミカンなど、柑橘系の植物を植えておくと卵を産んでくれますよ。
 トンボは、「シオカラトンボ」のメスかな‥。


3341. 8.30.2004 from りょう さん

 先日、神奈川県の道志川で水生昆虫を採取していたら、真っ赤で0.2mm位(手足をいれると0.5mm程)の生物をみつけたので、図鑑やネットで調べたところ、タカラダニに似ていますが、みつけたのは川の石ですし、ビンにみずを入れて他の水生昆虫と一緒に入れて持ち帰りましたが、水生昆虫はすぐに死んでしまいましたが、その赤い生物は処分するまで元気に水中を動き回っていました。タカラダニは水中でも生きていられますか?

園長:ダニは水中世界でも繁栄していますので、たぶん、ダニの仲間には違いないと思います。
 タカラダニ関係だったのかどうかは、私にはよくわかりませんが‥。


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