むし探検広場
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3380. 9.10.2004 from M さん

 こんにちは。子どもがとかげを持って帰ってきました。
 もう3日めになるので、お腹がすいているだろうと思い、ミルワームを買ってきましたが、見向きもしてくれません。
 私は虫は怖いので、ミルワームが成虫になっても怖いので、容器から出て居所がわからなくなったら困るから、と眺めているのですが、とかげは、ミルワームの上を歩いて通り過ぎ、おはしでつまんで顔の前に持っていってもいやがります。
 どうしたらいいのでしょうか?
 よろしくお願いいたします。

園長:困りましたね‥。でも、捕まえてきたトカゲは、餌付けするのに苦労することがよくあります。
 1週間ぐらい断食してもぜんぜん平気なので、まだしばらく時間がかかるかもしれませんが、もう少し粘ったら空腹感に負けて食べてくれるかもしれません。
 警戒しているはずなので、あまり構わずに、人の気配のない場所にしばらく放置しておくぐらいの方がいいのではないでしょうか。(容器のフタに小さな空気穴をあけたビニールをかぶせるなどして、虫が逃げないようにしたらいいと思います)
 それでも食べてくれない場合は、やせ細る前に逃がしてあげてください。


 (追記)

 その後、Mさんから、

>おかげさまでミルワームを食べてくれました。
>ほっとしました。ありがとうございました。

 とのメールをいただきました。よかったよかった。


3379. 9. 9.2004 from かん さん

 何回もよろしいでしょうか?かんです
 チョウは色や模様が似てて名前を確定するのが難しいです
 絵に描いたようなチョウでした
 あげはの仲間だと思うのだけれど
 まだまだ持ってきたい蝶や蛾があるのですが
 毎日のように来てもいいのでしょうか?

園長:これは、「アゲハチョウ(ナミアゲハ)」です。夏型は比較的黒っぽいのですが、この個体は特に黒いですね。
 ご投稿いただくのはとても嬉しいのですが、たくさんの写真があるようでしたら、ご自分でもお調べいただいてどうしてもわからないものや、できるだけ閲覧者の皆さんにとってインパクトのありそうな写真を選んでいただくと有難いです。


3378. 9. 9.2004 from ハッブル さん

 園長さん、こんばんは。ハッブルです。
 新学期が始まり、教室で虫好きの生徒といろいろ育てています。スズメガずがムチムチと育っていて、コスズメ、セスジスズメ、サザナミスズメが順々に蛹になっています。食欲旺盛なコスズメとセスジスズメ用に大量のヤブカラシをとってきたら、そこにこんな虫がいました。私もはじめて見る虫で、生徒も「カミキリかな?ゾウムシにしては鼻がないし...」と悩んでいます。これはいったいなんでしょうか?大きさは2センチ位です。何を食べているのかわからないので、とりあえずケースに入れてヤブカラシの葉を入れています。

園長:これはカミキリムシの仲間ですね。長い触角が、体の後ろに隠れているはずです。
 「トガリシロオビサビカミキリ」かな。(ちょっと自信ありません)
 前翅の先が尖っていたらたぶんそうだと思います。
 フジの枯れ木でよく見られる種類です。


3377. 9. 9.2004 from WUM さん

 園長さんこんにちは
 WUMです。
 昨日の朝、ラジオで、北海道の方がこんな話をしていました。
 アサギマダラという蝶の事です。園長さんのサイトで早速調べさせてもらいましたが、妖しい妖艶なちょうちょなのですね。このアサギマダラが本州から、北海道へ渡りをしたという、証明がまだ無いそうで、函館虫の会の方たちがこの夏、およそ600頭のアサギマダラの羽にマーキングして、放したそうです。
 それで、羽の裏にカタカナでハコダテと書いてあるアサギマダラを捕まえたら、是非、函館工業高校の対馬先生に教えて欲しいという内容でした。
 ハコダテ印のアサギマダラが本州で見つかって、連絡取れたらなんて考えただけで楽しいですね。
 あっ、園長さんはもうこの話ご存知でしたか?
 写真は今朝、彼岸花の蕾に休んでいた、アゲハチョウです。何アゲハかまだ調べてないのですが。

園長:アサギマダラは、驚くほど長距離を移動するチョウで、マーキング調査も盛んに行われていますね。1000kmぐらい移動したケースもあるらしく、ほんとうにビックリしてしまいます。
 野外でアサギマダラを見かけたときは、マーキングされてないか注意して見ないといけませんね。
 このアゲハの種名は、普通に「アゲハチョウ」です。ナミアゲハと呼ばれることもあります。


3376. 9. 9.2004 from Bule Sky さん

 先日、3319. 8.24.2004 に回答していただいた Bule Sky です。どうも有り難う御座いました。ところで、蝿の蛹は何日位で羽化するものなのでしょうか?「一番可能性が高そうなのは、ハエの蛹の脱け殻です。もしそうなら、生ゴミにハエが卵を産み、ウジがわいて、育って、蛹になって、羽化していったあと、ということですね。」と言う回答をいただいたのですが、帰ってきてから今まで数匹しか蝿を見ていません。数えたわけではないのですが、蛹は数百はいたと思うのですが、まだ羽化してなかったという事はないのでしょうか?つまらない質問ですが、よろしくお願いいたします。

園長:ハエは、速攻で卵から成虫まで育ちますので、蛹の期間は通常はほんの数日のことです。
 成虫になってどこかに散らばっていったのかもしれませんが、でも、数が数なので、もう少しハエが見つかってもいいようにも思いますね。
 それとも、もともとハエの蛹ではなかったんだろうか‥。


3375. 9. 8.2004 from ? さん

 いつも楽しく拝見させていただいてます。
 以前にも花アブの幼虫の件で教えていただいたものです。ありがとうございました。
 さて、またまた教えて欲しいのですが、庭に植えている三つ葉に添付写真の幼虫が2匹おりました。
 かなり毒々しい色の幼虫です。
 家内と子供が蝶の幼虫ではないかと持ってきて飼育していますが
 何の幼虫なのでしょうか?
 よろしくお願い致します

園長:この見事な縞模様のイモムシは「キアゲハ」の幼虫です。
 かなり大きくなっていますので、もう少し育てたら蛹になるのではないでしょうか。
 順調に育てば、今の季節だと、まだ今年のうちに羽化すると思います。


3374. 9. 8.2004 from ? さん

 初めてメールします。
 家のベランダの壁にこのようなモノが気がついた時にはこの大きさでついていたのですが、これは何かの卵でしょうか?
 もし卵ならば処分の方法を教えてください。

園長:これは、ドロバチの仲間の巣ではないかと思います。
 たぶん、穴から成虫が巣立った後で、中はすでに空になっているのではないでしょうか。
 念のためもうしばらく放置して、穴の数が変わらないようでしたら、普通に剥がせばいいと思います。


3373. 9. 8.2004 from 日の丸金魚 さん

 はじめまして。このサイトは写真もレイアウトも美しくよく拝見させていただいています。
 私は都内某所にて幼児教育に携わっています。
 季節がら「鳴く虫」について子供に話す機会が多い今日このごろですが、職員内で最近こんな話があがっているのです。
 「オスでも鳴かないコオロギもいる」
 「ショウリョウバッタは鳴く」
 コオロギに関しては昆虫図鑑を調べたところコオロギ科では「アリツカコオロギ」の鳴き声が明記されていなかったのでこのコオロギなのかな?とも思いましたが…。
 ショウリョウバッタは鳴くのではなく、飛ぶときに足をこすりあわせて音を出しているだけと思うのですがこれも「鳴く」というのでしょうか?
 幼児に難しいことを教えるつもりはありませんが自分の中の正しい知識として認識していたいと思います。
 御回答をいただけると有り難いと思います。どうぞよろしく御願いいたします。

園長:アリヅカコオロギは形態や生態がけっこう特殊ですけど、もうちょっと普通っぽい種類では、「ヒバリモドキ」の仲間も鳴きません。
 ショウリョウバッタの問題については、微妙ではありますが、鳴くといっていいのではないでしょうか。
 ショウリョウバッタは、飛ぶときに、翅がこすりあわさって音が出ます。
 「鳴く」というのにやや抵抗があるのは、「飛ぶ」という行動が先にあって、それにあわせて、ショウリョウバッタの意志とは関係なく音が出ているように思えるからですね。なので、どうしても、「鳴く」というよりは「音を出す」という表現にとどめたくなります。
 これはもう、定義の問題で、もしかしたら、今まで誰も深く考えたことがないかも‥という気がします。
 でも、「音が出る」ではなくて、あえて「音を出す」と表現するのなら、イコール「鳴く」と表現してもいいのではないかと思います。


3372. 9. 7.2004 from Spur さん

 たびたびですが、また調べても分からない毛虫がいますので名前が分かりましたらお願いいたします。
 体長35mmほどで、側面の毛が無ければ、肌はセズジスズメのようにツルっとした感じです。
 我が家の庭をノコノコ歩いていました。

園長:私もあまり見かけたことなかった幼虫なので、調べてみましたら、シャチホコガの仲間の「モンクロシャチホコ」の幼虫に似ているみたいです。(あまり自信ありません)
 もし、モンクロシャチホコだったら、その大きさだとまだ成長途上ですね。食べ物が少なくなったか何かで、放浪していたんでしょうか‥。


3371. 9. 7.2004 from naoyuki さん

 こんにちは、naoyukiです。
 標本制作もかなり進みました。
 ところで、少し前にヤブガラシの花でオオカマキリの♀を捕まえました。結構やんちゃで、標本にするときもかなり暴れました。しかし、いざ処理をしてみると、何か変です。内蔵の代わりに1pくらいの米粒の形の物体ばかり出てきます。そして、なんと動き出したのです。その瞬間、寄生蜂か何かの幼虫だと分かりましたが、カマキリの寄生虫はハリガネムシしか知らなかったので、とても驚きました。カマキリも標本は難しいと思い、捨てました。その寄生虫の特徴は、大きさは1センチくらい、形は米粒、口の形はハエとよく似ている、全身真っ白、という感じです。
 カマキリにつく寄生蜂はきいたことがありません。ヤドリバエの1種でしょうか

園長:ええッ!? なんだろうか‥。
 1cmぐらいのが、いっぱい出てきたんですか‥。ヤドリバエの場合は、一度にそんなにいっぱい寄生していることはないように思いますが。
 これから産もうとしている卵が、そんなふうに見えた、ということはないですよね。動いてたんだからやっぱり何かの幼虫っぽいですね。
 申しわけないのですが、私には、その虫たちの正体の見当がつきません。

 みなさんの中で、この虫について何かご存知の方がおられましたらメールください。


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