むし探検広場
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3420. 9.20.2004 from スズキ さん

はじめまして。スズキと申します。家の近くの山で珍しい蛾を発見しました。
蛾なのに透明な羽なのは珍しいと思いカメラに収めてみました。
早速投稿しようと思ったのですが既に紹介されておりました。(9月16日3408さんです)しかし折角撮りましたのでおくらせて頂きました。(^_^;)
撮影場所は横浜市港北区です。

園長:オオスカシバですね。
見慣れると感覚が麻痺しますけど、あらためて眺めると、全く、ほんとうに、へんてこ極まりないガですよね。


3419. 9.20.2004 from R.K さん

私は今、「オオミズアオ(蛾)」の幼虫を、卵から育てています。今月で、4齢虫にみんななりました。そこでご質問なんですが、いつ頃マユを作り、いつ頃マユからでてくるのでしょうか?教えてもらえれば幸平です。来年も成虫から育てる予定ですが、成虫も、やはりヤママユ科なので何も食べず、卵を産んで死んでしまうんでしょうか?これも教えてもらいたいです。

園長:オオミズアオは年2化ですので、今、4令の幼虫でしたら、あと3週間前後でマユを作り、そのまま冬を越し、来年の4月〜5月頃に羽化するはずです。
成虫は、おっしゃるように口器が退化していて、何も食べることなく繁殖活動をして命を終えます。


3418. 9.20.2004 from ハッブル さん

園長さん、こんにちは。ハッブルです。
先日、知人の庭のクチナシで大量のオオスカシバを見つけて、冗談で「持って帰りましょうか?」というと、「どうぞどうぞ!」とホントに枝ごと切ってくださいました。大きなオオスカシバたちは、狭いケースの中でひしめき合うのが嫌だったのか、ぞくぞくと土にもぐっていますが、小さいのの中に、写真のように尾角のないのがいます。この写真は脱皮直後だと思いますが、脱皮してもシッポのないのは変わらないようです。羽化まで見届けようとは思いますが、なんせ、続々と蛹化して土にもぐっているので、出てきたのがこの子だとわかるかどうか...。もう一つ、この子用のケースを買わなきゃいけないかな?

園長:あっ、ほんとう! スズメガ系イモムシのトレードマークの尾角がありませんね。本来、尾角がついているべき場所は表皮が盛り上がってるみたいですけど、中身がスッポリ抜けてる感じですね。
奇形でしょうか、それとも事故か何かで無くしてしまったんでしょうか‥。フシギです。
普通に羽化するのかどうか、ぜひ見届けたいですね。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3417. 9.20.2004 from バッピー さん

はじめまして。
ちょっと最近出てくる虫に悩まされています。
2〜3ミリの茶色で羽があって硬い殻で覆われていて飛びます
たぶん害はないとおもうのですが気持ち悪くて。
家の中どこでもいて特に食べ物(粉物、小麦粉七味、から揚げ粉、今日はパン粉の)中にまで。
古い家だから・・・だけではないとおもうのですがもしわかっていただけたら発生する原因、駆除方法、対策を教えていただけないでしょうか?
よろしくおねがいします。

園長:それは、「ジンサンシバンムシ」「タバコシバンムシ」などのシバンムシという甲虫の仲間ではないかと思います。
幼虫はおもに各種乾物類や菓子、ペットフード、肥料、漢方薬などを食べて育ちます。

駆除方法としては、エサになりそうなものは密封保存すること、お菓子の食べこぼしなどに注意することですが、完全駆除はなかなか難しいと思います。

もともとシバンムシは、数の多い少ないはあってもほとんどの家庭で発生している昆虫ですし、ヒトを咬んだり刺したりするような悪さをする虫ではありませんので、あまり神経質になりすぎるのもよくないかも‥。 


3416. 9.19.2004 from みやっち さん

園長さん、こんにちは。
以前にリンクのご許可を頂いたみやっちと申します。
今日はお教え頂きたくてメール致しました。

今日撮影したトンボなのですが、判別が付きません(逆立ちポーズの方)。
最初見たときショウジョウトンボかなと思ったのですが、よく見ると胸の模様が違うように見えるし、成熟したナツアカネかとも思ったのですが、羽の付け根の模様が違うようですし。
横を向いている写真の方はショウジョウトンボだと思うのですが。
よろしければ、お教え下さい。
よろしくお願い致します。



園長:赤トンボにもいろいろあって見分けるのはなかなか難しいですね。
2枚目は、ショウジョウトンボで合っています。
1枚目は、ナツアカネと同様、狭義のアカトンボ(アカネ属)の仲間の「ネキトンボ」ではないでしょうか。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3415. 9.19.2004 from カービィ さん

かまきりのお腹の中ではりがね虫は何故生きていられるのですか?お腹の中で消化され溶けてなくならないのですか?

園長:ほんとうですね! カマキリはいろんな虫を食べて消化してしまうのに、なぜ、ハリガネムシだけは、お腹の中で平気なんでしょうね‥。
私は、こういう分野のことはよく知らないのですが、でも、人間やその他の生き物の消化器官内で暮らす寄生虫もみんな同じことですね。
たぶん、宿主の消化器が出す消化酵素に負けないような表皮を持っているんでしょうね。(きちんと答えられなくてスミマセン)


3414. 9.19.2004 from マサト さん

家の中にバッタのような虫がいつの間にか入り込んできていました。
見たことのないバッタなので気持ち悪いです。
いろいろ図鑑やインターネットで調べても正体がわからないので種類が分かれば教えて下さい。よろしくお願いします。

園長:なんでしょうか‥。畳とくらべると体長1cm強でしょうか。
私も今まで見たことないものなのですが、図鑑で調べてみたら、「マツムシモドキ」というのに似ています。


3413. 9.18.2004 from 虫愛ずる姫君 さん

8月23日、歩いていたアオスジアゲハの終齢幼虫を連れ帰り、その晩、蛹化しました。9月18日現在、蛹のままです。越冬蛹なのか、遅れて羽化するのか、迷っています。蛹は、東京都内、室内にいます。

園長:アゲハの蛹が越冬蛹になるかどうかは、4〜5令幼虫の時の昼間の長さと気温によって決まるらしいです。
8月下旬に蛹化したものなら、冬越しせずに今年のうちに羽化するはずです。
しかし、それにしては蛹の期間が少し長すぎますね‥。
もしかしたら異常があるのでしょうか‥。正常でない蛹は、部分的に変色したり、寄生虫のために穴が開いたりします。
異常が見受けられない場合は、もう少し見守ってあげてください。


3412. 9.17.2004 from 稲造 さん

こんにちは!稲造と申します。
庭先で見つけた珍しい虫を、デジカメで撮ってみました。
図鑑で調べても載っていないこの虫、大きさは1〜1.5p程で正円形をしています。
派手な背中の模様と、青緑色に艶々と光る頭・足・触覚が特徴です。
常に触覚を小刻みに振るわせています。
一体全体、何という虫なのでしょうか。
教えてください。

園長:これは、カメムシの仲間の「アカスジキンカメムシ」の幼虫です。
幼虫なので図鑑を調べても載っていなかったのです。カメムシの仲間は、成虫と幼虫で、デザインがぜんぜん違うものが多いので同定が難しいですね。

幼虫のまま冬を越して、来年の初夏の頃に、緑と赤に塗り分けられたこんなきれいな成虫になります。 → アカスジキンカメムシ

それにしても、この幼虫を見るといつも思うのですが、背中の模様が「大口開けて笑う子供の顔」みたいに見えないでしょうか。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3411. 9.17.2004 from ? さん

先日きゅうりのハウス内にいました。ちょっと見づらいですが、尻尾の先が毛綿(あざみの花)のようになっていてぐるぐる回していました。

園長:「ワタヘリクロノメイガ」ですね。幼虫は、ワタのほかに、キュウリなどウリ類の葉っぱも食べます。
これはオスで、尾端に鱗毛束を持ち、腹部を使ってこの鱗毛束をグルグル回す習性があります。フェロモンを出して、メスを呼んでるのだと思います。


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