むし探検広場
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3440. 9.26.2004 from あかみね さん

先日家族3人で、沖縄本島北部の東村に1泊旅行しました。

慶佐次(げさし)というところにあるマングローブ観察公園で生き物を観察しました。
オオゴマダラは、ちょっと何だか分かりませんね…。優雅に飛んでいてきれいだったんですが残念。この他に大ウナギも見たのですが、写真は撮れませんでした。

アフリカマイマイは、ピンぼけですが、南国らしい(?)かなと思いましたので送ります。雨の晩などにこれを踏むと、かなり気分が憂鬱になるそうです(友人談)。

コーヒーの実は、沖縄で育てている農園が東村にありまして、そこのカフェの庭に植えてあったものです。飲んでみたところ、かなりおいしかったです。 以上です。


ヒルギ林


オヒルギの花


オオゴマダラ


トビハゼ


シオマネキ


コメツキガニ


アフリカマイマイ


コーヒーの木と実

園長:いいですねぇ‥ 手軽な小旅行で亜熱帯の自然を満喫できるなんて。
オオゴマダラは、ふわふわ飛んでいるところですね。私は、まだ昆虫館でしか見たことないので羨ましいです。
アフリカマイマイのとんでもないでっかさは、指とくらべるとよくわかりますね。


3439. 9.26.2004 from ? さん

北海道函館市近郊で見つけましたとてもカラフルなので何という虫なのかしりたくてメールしました。

よろしくお願いします。

園長:この魅力的なケムシは、「リンゴドクガ」の幼虫です。
ドクガの仲間ですが、毒は持っていないらしいです。


3438. 9.26.2004 from ぽち さん

はじめまして、こんばんは。
静岡市在住の”ぽち”と申します。

実は本日、不思議な虫を発見して写真に納め名前をを調べていたのですが、見つからず・・。
ネット検索中に貴HPを発見し、質問させていただく次第です。

写真中央のまっすぐに伸びたツルに見える部分は実はこの写真撮影寸前まで動いていた虫なのですが名前がわかりません。
よろしければご教授くださいませ。

園長:すごく硬直してますね!
これは、いわゆるシャクトリムシの一種で、「フタナミトビヒメシャク」というガの幼虫です。
シャクトリムシの中でも、極端に細長い体を持っています。
ほんとうに見事な擬態ですが、この名人にあえて苦言を呈するならば、茎の伸びている方向からすると左向いてた方がもっとカンペキだったと思います。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3437. 9.26.2004 from アカリのパパ さん

この間、マツムシ?で投稿させて頂いたものです。
丁寧な回答ありがとうございました。
体長は2cm弱ぐらいだったとおもいます。マツムシモドキ?ちょっと調べてみたいとおもいます。

そして今回もコオロギ系なんですが、スズムシの様な羽なんですが、体長は1cmぐらいです。
なんか微妙にスズムシとは違うような.....
たびたびですみませんがよろしくお願いします。

園長:これは、「クマスズムシ」という種類です。
スズムシの名が付いていますが、むしろ、(狭い意味での)コオロギに近い仲間です。
でも、この虫の姿を見ると、クマスズムシという命名はかなり納得できますね。


3436. 9.25.2004 from カマキリの母 さん

5月24日にカマキリの母からの質問でお便りしました。ありがとうございました。

あれから3回も卵がかえり1回目は友達みんなに分け、なかには、大きくなったのもいました。

2回目は虫かごから 大・大脱走 目の前真っ暗とてもびっくり、共食い?だんだん死んでしまいました。
霧吹きで湿らすぐらいでしたが。

3回目は、ベランダのナス、ピーマンの苗に何百ひきの5匹だけ放し飼いにしました。
アブラムシで大きくなりました。といっても生まれたときから2〜3倍ぐらいですが。
台風にも負けず、だんだん大きくなり愛着がわき、カマキリのあのイガメシイ顔も 存在がかわいいものだなーと思えてきていたのですが。
毎日5匹居るかなあ〜と探しては、楽しんでいました。
日に日に探せなくなって、どこに行ったのかな?
よく考えるとすずめがよく来ていたので、もしや?
すずめも残酷なことをしてくれたものだと、あれから4ヶ月。
やっと報告できました。

園長:いろいろドラマがあったみたいですね‥。
しかし、人間の目よりカマキリが隠れる能力のほうが数段上だし、どこかに分散していった可能性も高いし、5匹兄弟たちのうち何匹かは今も生き残っているのかもしれません。
もしも、ある日突然、大きなカマキリが恩返ししに来たら、また追加報告お願いします。


3435. 9.25.2004 from 雑虫ファン さん

秋めいてきて、カブト・クワガタ類がだんだんいなくなる季節ですが、今回、「チビクワガタ」と思われる昆虫を捕まえました。図鑑で調べると、「チビクワガタ」と「マメクワガタ」という似たようなクワガタの名前がありますが、この写真の昆虫はどちらですか?よろしかったら教えてください。また、見分け方のポイントを御教授いただけますか?
捕獲場所は、クヌギの倒木(樹皮の部分の割れ目部分)に居ました。

園長:「チビクワガタ」と「マメクワガタ」、たしかに見分けるのは難しいですね。
私もそんなに詳しいわけではないのですが、検索図鑑では、胸部(前胸部)側縁後方に細かなギザギザがあるのがチビクワガタで、ないのがマメクワガタということになっています。
感覚的には、比較的、胸部が幅広でがっしりしているのがチビクワガタで、全体にややスマートなのがマメクワガタです。
分布地域としては、一般にチビクワガタは内陸部中心で、マメクワガタは海岸部中心です。
いただいた写真の個体は、私としては、「チビクワガタ」の方に一票入れときます。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3434. 9.25.2004 from O. さん

はじめまして O.と申します。
先日、自宅にて、エダナナフシらしきものを見かけました。
貴殿のHPで確認してみたのですが、HPで載っているエダナナフシには羽が無いように見えました(見間違いかもしれませんが)
私が見たものには、羽がありました。

はじめ見た時は、これは!カマキリの変種と思いました。
でも、カマが無くなんなのかわからなくとりあえず写しました。

もし、よければ、何なのかを教えて頂ければと思います。

園長:これは、翅のあるナナフシの仲間、「タイワントビナナフシ」ではないかと思います。
タイワンという名が付いていますが、関東以西で見られる種類です。
翅はありますが、あまり上手には飛べないようです。


3433. 9.25.2004 from ひで吉 さん

ロボさんが見つけた「ヨツボシナガツツハムシ」(No.3354) 、確かに大きさの異なる2対の星をまとめて「ヨツボシ」というのは、いただけないですね。
私も4つの白星があるハムシを見つけました。日本にいるヨツボシハムシの色違いといった感じでしょうか?

もうひとつの写真のハムシは、日本に生息するハムシでいうと何に似てますか?



園長:かわいらしくてカラフルでいいですね。
熱帯アジアでこういうのを観察しだすと、いくら時間があっても足りなくなるんでは?

1枚目は確かに斑紋のパターンはヨツボシハムシによく似ていますね。日本の甲虫図鑑で調べましたところ、色彩も含めると「モンキアシナガハムシ」というのが一番似ているようです。実物を見たことがないのでどこまで近いのかは定かではありませんが‥。

2枚目は、「キオビクビボソハムシ」にそっくりです。キオビクビボソの場合は頭部が黒っぽいのですが、それ以外はほとんど同じです。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3432. 9.24.2004 from いちばん さん

園長先生 いちばんです。
ご無沙汰していますが、毎日広場を探検して楽しませて頂いております。
真夏日が続いたせいか今年の夏は昆虫たちが例年になく少なかったようでした。虫たちも夏バテ?

今日二十四日、近くのセイタカアワダチソウの草むらで、写真のような蛾を見つけました。
体長約二十ミリ、羽根の端から端まで約三十ミリです。
羽根には黒褐色の縁取りがあり、中は透けています。
お尻の先端に朱色の房が二つ付いているのにはビックリしました。
お尻の先端をゆっくりと左右に動かしていました。オスかメスかわかりませんが、求愛行動ではないかと推測しました。
ヨツボシノメイガによく似ていますが四つの星がありません。

この「ガ」の名前を教えてください。(さんざん探しましたがどうしても分かりません)。
この朱色の房はなんでしょうか。


園長:おおっ‥ 左・右に振れた瞬間がうまく撮れてますね!

これはメイガの仲間の「ワタヘリクロノメイガ」です。
これはオスで、尾端に鱗毛束を持ち、腹部を使ってこの鱗毛束をグルグル回す習性があります。おっしゃるように、フェロモンを出してメスを呼んでるのだと思います。

しかし、この2枚の写真、ほかの部分はほとんど同じで、鱗毛束だけが見事に動いているので、アニメーションにしたら面白いでしょうね。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3431. 9.24.2004 from bp1117 さん

はじめまして。

ひとつ質問したくメールを入れました。
私のところは自動車の塗装業をしております。
毎年この季節になりますと塗料の臭いに「ホタルガ」が集まってしまい作業にならないのです。
特に今年は驚くくらいの異常発生です。
ちなみに今日だけで約30匹は退治しました。
ご存知の通り人体、生物には有害な臭いなのに何故集まってしまうのかわかりましたら教えて下さい。
あと、自動車の排気ガス(2サイクルエンジン)にもかなりの反応を示します。

よろしくお願いします。

園長:えっ、そうなんですか!
ホタルガは、塗料の匂いや排気ガスに惹きつけられるんですね。ぜんぜん知りませんでした。
もしかしたら、ある種の塗料や排ガスと、ホタルガの出すフェロモンとに、共通する性質があるのかもしれませんね。
フェロモンとは、生き物が対外に微量に分泌し、同種の個体に特有の反応を引き起こさせる物質のことで、今回の場合、異性を呼び寄せるための性フェロモンと間違って集まっているのではないかという気がします。(あくまで推測ですが‥)


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