むし探検広場
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3510.10.22.2004 from いちばん さん

園長先生 いちばんです。

毎日楽しく拝見しています。

今日は久しぶりの晴天で、気温も25℃まで上がり、ムシたちも可成り元気でした。この晴天が続けばもうしばらくムシ撮りが楽しめそうです。
ムシを追っかけて十数年になりますが、今日(22日)始めてハチの交尾に遭遇しましたので、写真を送ります。ストロボを炊いた途端、驚いてカップルを解消したので、撮れたのは天にも地にもこの一枚だけです
「人の恋路を邪魔する奴は許せん」と云わんばかりに、しばらく僕の周りをぶんぶん飛んでいました。
ハチは「セグロアシナガバチ」だと思います。
天気さえ良ければ暇に任せて毎日2−3時間ムシ撮りに出かけます。努力が報われ、貴重な記録が残せました。

園長:あっ、いい写真が撮れましたね!
1回だけのシャッターチャンスを見事モノのにされましたね。スバラシイ。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3509.10.22.2004 from あき さん

はじめまして。
今日、カーペットの上にこんな虫がころがっていました。画像2枚添付しました。
うちには犬がおり、もしかして草むらでダニをもらってきちゃったのかな?と思いいろんなサイトを見てみましたが、よく分かりませんでした。
申し訳ないのですが、この虫はなんという虫なのか教えていただけますでしょうか?
よろしくお願いします。


園長:ご安心ください。これは、ダニではなく、カメムシの仲間の「マルカメムシ」です。
この時期になると、洗濯物にくっついていたり、窓から入ってきたりすることがよくあります。
カメムシなので、臭い匂いを放ちますので、その点では要注意です。


3508.10.22.2004 from SNIPE さん

カマバチについて教えてほしいのですが…
家の中に大量にカマバチ?らしき昆虫がいます。
もし、カマバチだとしたら、白蟻のように害はあるのでしょうか??
また、駆除する方法など教えてください。

園長:カマバチは、ウンカなどに寄生する蜂で、白蟻のように木材に害を与えるものではありません。
ただ、ふつうは屋内で発生しないので、もしかしたら、それは「シバンムシアリガタバチ」かもしれません。
シバンムシアリガタバチは、シバンムシ(乾燥食品や新しい畳などに発生するゴマ粒のような甲虫の仲間)に寄生するハチで、オスにははねがありますが(ないものもいます)、メスにははねがありません。
メスは人を刺すことがあり、さされるとしつこいかゆみが続きます。ほかのハチと同様、人の血を吸うためではなく、接触したときに身を守ろうとして刺してしまいます。
このハチが発生するためには、シバンムシがある程度生息していることが必要なので、シバンムシを退治するのが先決です。
古い小麦粉、パン粉、お菓子などが放置されていてシバンムシが発生していることがないか点検してみてください。


3507.10.21.2004 from かかか さん

アゲハチョウの幼虫の目についての質問なのですが・・・・
過去ログpage59に答えが載っていたのですが、もう少し詳しくお願いします。
先日子どもの五ツ木駸々堂模擬テストで例の幼虫の大きな目のような模様page59(黄色矢印)についての問いがありました。
私も子どもの頃からアレは目ではなく、ただ敵を脅かす模様だと思っていました。
答えは単眼(明暗を感じる目)????と書かれていました。
ではもっと前にある目は?複眼??っと子どもより私が気になって仕方がありません。
教えてください。

園長:ちょっと反省しているのですが、過去ログpage59のNo.581の返答はあまり正確ではありませんでした。
黄色の矢印が模様(眼状紋)というのは合っているのですが、
「目は、一番前のところにあります。終令幼虫の場合、目の色は緑です。」
としたのは間違いでした。
実際には、この写真の水色矢印が指している黒い小さなものが目です。この目は、左右6個ずつ、合計12個あります。名称としては「単眼」と呼ばれることが多いのですが、まとめて「複眼」とされることもあるようです。



模擬テストの答えが、もし黄色矢印のものを単眼としていたのなら、それは間違いではないかと思います。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3506.10.21.2004 from 蝉プロ さん

はじめて投稿させて頂ます。宜しくお願いします。
小学校1年の頃、翅の黒い帯まで真っ赤(雌は橙)に染まったミヤマアカネを、宮城県で何回か見たと記憶しています。しかし、その後東京に来てから、赤い帯の個体は確認できず、勘違いだったのかなーと思うようになりました。
帯の赤い個体があるのか、教えて頂けないでしょうか。もう一度見たいと思っています。宜しくお願いします。m(_ _)m

園長:十分な自信はありませんが、私の知る限りでは、真っ赤な帯を持ったミヤマアカネというのはいないように思います。
見る角度によっては、光線の加減でなどで赤っぽく見えることはあるかもしれませんが‥。


3505.10.20.2004 from M さん

はじめまして。最近部屋に小さな虫が多く発生して困っています。
よく観察してみると、全長2〜3mmで幅0.5〜1mm程度で、ダンゴムシ等のように多くの節があるように見えます。また背中には横じまが走っていて、触ったり突然明るいところへ出すとじっとしていますが、しばらくするとゆっくりと動き出す感じです。羽は見受けられませんでした。おしり(?)のほうがちょっと黒目かな?写真をとってみたのですが、何せ小さくて上手くピントを合わせることができませんでした…

気味が悪い感じがしますので、是非どのようなものなのか知りたいです。よろしくお願いします。

園長:それは、カツオブシムシの一種「ヒメマルカツオブシムシ」の幼虫ではないかと思います。

「ヒメマルカツオブシムシ」は、成虫はマーガレットなどの花粉を食べている平和な虫なのですが、幼虫は人家内で毛織物や乾燥した動物質のものを食害する害虫として有名です。
大切な洋服に穴をあけられたり、貯蔵食品にわいていることがありますので要注意です。
対処方法としては、衣類は、汚れている部分が食害されやすいので、きれいに洗濯して収納し、ナフタリンなどの防虫剤を入れてください。
乾燥食品類は、密封容器に収納して産卵させないようにすることが大切です。


3504.10.20.2004 from 謎の山ナメクジ さん

園長さんこんにちわ。黒く死んでたアブラムシは、ヒラタアブの幼虫が食べた後でした。質問なんですが、ヒラタアブって、蛹で冬眠するんですか。どうかおしえてください。

園長:あっ、ヒラタアブでしたか。それならわかりますね。
ヒラタアブの仲間は、たいていは成虫で越冬します。
なので、真冬でも、天気のいい暖かい日には、ヒラタアブの活動しているのを見ることもあります。


3503.10.20.2004 from ひで吉 さん

園長さん、いかがお過ごしでしょうか?

日本ではまたまた大型台風が近くまで来ているそうですね。皆さまのところは大丈夫でしょうか?
こちらでは雨期も終わりに近づき、一年中で一番過ごしやすい季節になりつつあります。

以前投稿したホソチョウが繁殖期を迎えています。近くの空き地では交尾している姿があちらこちらで見られ、1齢から3齢くらいまでの幼虫が辺り一面で動き回っていました。



園長:大型台風は行き過ぎ、兵庫、京都を中心に大変な被害になってしまいました。
私の住む奈良でも夜どおし強風が吹き続けていましたが、今朝、起き抜けに寝室の雨戸を開け放つと、生駒山に大きな虹がかかっていました。完全な半円で色もクッキリ。
あんなきれいな虹を見たのは、もしかしたら生れて始めてかも。

10月も終わりに近づき、こちらではさすがに虫の姿が減ってきました。オフシーズンのないガンボジアがうらやましいけど、これからの季節は、撮りためた写真を整理してHPの更新に励みたいと思います。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3502.10.20.2004 from みゅうみゅう さん

9月に野外でオオセンチコガネをつかまえました。とてもキレイなのでしばらく飼うことにしたのですが、オオセンチコガネは成虫で越冬するのでしょうか。幼虫では越冬するらしいのですが・・・。よろしくお願いします。

園長:オオセンチコガネは、おっしゃるように幼虫で越冬し、残念ながら成虫では越冬できません。
ただ、成虫は、ほかの昆虫に比べると秋の遅くまで生き残ってますので、もうしばらくは寿命があるかもしれません。


3501.10.19.2004 from みんみん さん

お久しぶりです。みんみんです。
いつも楽しく拝見しています。でも、虫大嫌い人間の私は、やっぱり実物を見つけると気絶しそうになります。
さて、ナンバー3493のフレデリカさんの投稿の件ですが、フィラリアは蚊が媒介して心臓血管系に寄生します。イヌ科の動物はほとんど罹るようです。記載の通り、猫も人もまれに罹るようです。でも、この寄生虫は腸管内には寄生しません。ですから、動物の糞便中には出てこないはず。。。
糞便中にいたのであれば、回虫、鈎虫、鞭虫、条虫などが考えられます。
でも、回虫と条虫は外界に出ると、すぐ硬くなって動かなくなるので、多分鈎虫か鞭虫かなぁ。。なんて思います。
顕微鏡で見ると、鈎虫の頭は「鈎爪」のようになっていて、鞭虫のほうは「ムチ」のようにクルクルっとなっています。って、どちらもその名のまんまですね。
いずれにせよ、人にも感染することがあるので、お気をつけてくださいませ。では。

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(再メール)

あっ、すみません。
今、投稿した みんみんです。
フィラリアについて補足です。フィラリアは、毎月一回定期的に、犬に薬を飲ませることにより予防できます。(注射とかもあるけどここでは省略。)
ハワイは一年中、フィラリアの発生があったはず。日本でも沖縄や九州地方では一年中発生があると思います。
最近は温暖化が進み、東京でも冬に感染する恐れが出てきたようです。実際、数年前までは、北海道には(寒いので、蚊の体内でフィラリアが成長できない)発生がない!なんて言われていましたが、今じゃ当たり前に寄生が見られるそうですよ。
ご近所のワンちゃんたちがフィラリアの予防をしていれば、あまり心配なさらなくても大丈夫かと思います。ハワイの事情はよくわかりませんが、日本での人への感染、うーん、宝くじに当たるより低いかも。

園長:いろいろ情報をいただきありがとうございます。勉強になりました。
温暖化の影響はペットの寄生虫にも‥。
人間の衛生管理のためはもちろん、ペットたちの健康のためにも、しっかり予防してあげなくてはいけませんね。


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