むし探検広場
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3520.10.25.2004 from 砦の主 さん

園長先生、こんばんわ。砦の主です。

人によってはちょっと見たくない写真が続きましたので、お口直しの投稿です。でもないか?

同じフィールドでも、季節と時間によって、常連さんの顔ぶれが、そこそこ変わってきますよね。
夜毎、子孫繁栄の営みが繰り広げられ、朝にはメスだけがウジャウジャいたあのとびっきりの楽園。
8月1日、日曜日の昼下がりには、シラホシハナムグリの団体さんが、大宴会を繰り広げておりました。4時間ほどたった夕方の主役はというと1・2・3・4・・・、7匹のクワガタ達(コクワガタでいいでしょうか?)。

もちろん、夜にはカブトムシが・・・。楽園レストラン、フル操業の1日でした。

ところで、教えてください。シラホシハナムグリとシロテンハナムグリ、混同した記載もありまして、砦の主の頭の中は、かなり混乱しております。
写真はシラホシハナムグリでよろしいでしょうか?簡単な見分け方がありましたら、ご教示下さい。

 

園長:1枚目は、すっかりクワガタの群れ状態ですね。すごい。
コクワガタで合っていますが、上のはしっこに上半身だけ写っている個体がちょっとヒラタクワガタっぽくも見えますが‥。

シラホシハナムグリとシロテンハナムグリを見分けるポイントは、
・シラホシはたいてい黒銅色だが、シロテンには黒銅色や緑色がかったものなどいろいろいる。
・シラホシは白紋が比較的大きくはっきりしているが、シロテンは小さく分散している。
・シラホシの頭部前縁は直線状だが、シロテンの頭部前縁は中央がへこんでいる。
といったところです。
2枚目の写真のうち、少し青味がかって写っているのはシロテンのようです。赤っぽく写っているものにはシラホシがまざっているかもしれませんが、はっきりとはわかりません。


3519.10.25.2004 from TOKUSA さん

クロスズメバチ(地バチ)伊那市長杯、結果

10月24日、伊那市みはらしファームにおいて地蜂コンクールが開かれました。
地蜂を愛するおじさんたちが丹精込めて育てた自慢の巣を持って笑顔で集まってきました。
ここのコンクールは規模は小さいのですが白鳥利美氏の開発した飼育方法によりとてつもない大きな巣が出品されます。
一昨年は8キロ、去年は6キロ今年は残念ながら気候による不作と開催時期不適などで4,68キロにとどまりました。(時期が遅れるとオス蜂が羽化して巣立ってしまって軽くなってしまうとか)
私のいとこは1位2位の記録でめでたく3年連続市長杯を獲得いたしました。
ここに集まるおじさんたちは自然保護も考えて飼育した巣をいくつか採集しないでそのままおいて越冬女王が野に旅立つようにしております。
むし(地蜂)で遊ぶ、虫(地蜂)大好きなおじさんたちの晴れ舞台でした。



園長:おお‥ すばらしいコンクール! いとこさんの連続優勝、おめでとうございます。
飼育技術のレベルの高さもすばらしいけど、サスティナブルなしくみが備わっているのも良いですね。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3518.10.24.2004 from ハッブル さん

園長さん、こんばんは。ハッブルです。
台風に地震と天災が続きますね。「忘れた頃に・・・」どころか傷跡もいえぬまに・・・という感じですね。被災された方々、避難所での生活はかなりのストレスだと思いますが、助け合って乗り切ってほしいです。しかし、こう続くと、自然の中で何か決定的なところで異常が進んでいるような気がして怖いです。
と、言いつつ、目は身近な自然の方ばかり向いています。先日、職場の養護学校の昼休みに、自転車置き場の前で、この幼虫を拾いました。本校では自転車は昼休みの遊び道具なので、今にも踏み潰されそうなので、とっさに指にはわせて教室の飼育ケースまで運びました。途中、何人もの先生に「うわーっ、またそんなもん拾って!」とのけぞられてしまいました。案外、生徒の中には「イモムシ?へえ〜、かわいい!」とか言ってくれる子もいるんですけど・・・。
それで、この幼虫ですが、少し離れたところにクチナシの大きな木があるので、オオスカシバだと思います。ケースに入れたとたん、猛烈な勢いで土の中に頭を突っ込んでもぐり始め、2時間後に見ると、もうすっかりもぐって姿が見えませんでした。写真は頭を突っ込む直前です。
前に尻尾のない幼虫についてお知らせしましたが、このケースにはその尻尾のない子を含め、もう3〜4匹の蛹がもぐっているはずなので、またまた蛹が増えてしまいました。来年の夏はにぎやかになりそうです。



ピンボケですが、前の写真の数秒後、頭が土に入ったくらいのところです。授業が始まるので、この後は撮れませんでした。

園長:たしかにオオスカシバですね。
ハッブルさん、だんだんとスズメガ飼育のベテランになってきましたね。飼育というより、保護して養育されてる、という感じなので、まるで、イモムシ保育園の園長さんのようです。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3517.10.24.2004 from 優佑の父 さん

トナカイ虫、優佑の父です・・・・・お久しぶりです。
今日近くの池に遊びに行きました、草むらからイナゴ飛び出しました。そしてなんと、そのイナゴは池に飛び込み、ミズスマシのように水面を歩いたかと思ったら、水中に潜りました。
こんなこと有るんですか・・・・・?

園長:おおっ、すごい‥ イナゴがこんなワザを持っているとは‥。
私も今までこんなシーンは見たことないのですが、確かに身を守ろうとして水に潜っているように見えますね。
考えてみれば、水田や湿地に多いイナゴにとって、水の中に潜るというのは、自分の身を守る上で効果的ですよね。
こんな習性を持っていたとしてもぜんぜん不思議はありません。‥たぶん、こういう習性を持ってるんでしょう。
私も今度、水辺のイナゴの逃げる様子をよく見ておこうと思います。

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3516.10.24.2004 from ふぁる さん

度々お世話になります、ふぁるです。

さて今年は台風の大当たり年で我が家の庭木もけっこうなダメージを受けました。
なかでもコニファー(ゴールドクレスト ウィルマ)は回復不能でとうとう抜くことに。
で、撤去作業をしていたら、こんな大きな幼虫クンが



ペットボトルのキャップと比べてみると大きさが解りますでしょうか?
コニファーの根にはコガネムシの幼虫が付きやすく、これまでも体長2cmくらいのヤツは見たことがあるのですが・・・。
とりあえず堆肥を入れた鉢に入れて飼育していますが・・・。
コイツは誰のセガレでしょうかねぇ・・・

園長:う〜〜ん‥、やっぱりコガネムシかハナムグリの仲間ではないでしょうか。
種類がいっぱいあって、これぐらいの大きさになるものもけっこういます。
背中に毛がありそうなのと、腹部の末端が太くなっているので、ハナムグリ関係かなという気がします。
もし、歩くときに、仰向けになって移動するようならハナムグリ系(またはコフキコガネ)、そうでなければコガネムシ系です。


3515.10.24.2004 from かいせい(父代筆) さん

ハンミョウを飼ってます。
餌を入れる時に蓋を開けると飛んで逃げそうです。
何かコツありませんか?
餌はハエの羽を片方とって与えてますが、なかなか手に入れるのが大変です。
クロオオアリでも食べますか?

園長:ハンミョウは確かにすばしこくて、すぐ飛ぶので、油断がなりませんね。
いい方法はちょっと思いつかないのですが、蓋を開ける前に、ハンミョウの体に霧吹きすれば、多少飛びにくくなるかもしれません。(やってみたことないので効果の程は??ですが‥) ただ、気温が下がってくると、わざわざ体を濡らすのもよくないような気がするので難しいところです。
エサについては、個体による好き嫌いがあるかもしれませんが、アリも使えるはずです。
ハンミョウは、自然界では、もうそろそろ土にもぐって冬眠する季節になってきていますので、もし冬越しさせるつもりなら、土を多めにしてあげてください。


3514.10.23.2004 from ほしあん さん

ほしあんです。
園長さん、マメハンミョウの件でお世話になりました。

先日きれいなカメムシの幼虫を見つけました、名前を教えてください。
かなり大きい虫で15mmほどあったように記憶しています、上方にあるカワラニンジンの花のサイズが3〜5mmなので大きさの見当が付くと思います。
2枚目のシャッターの音で草むらに逃げていきました。
よろしくお願いします。

園長:淡緑と濃褐色のコントラストや、リズミカルな斑紋がとてもキレイですね。
図鑑で調べましたが、これにピッタリの幼虫は載っていませんでした。
一番近いのは「ミナミアオカメムシ」なのですが、ミナミアオカメムシの幼虫は全体に緑色基調なのに、この個体は胸部や翅芽の部分が黒い点で異なっています。
ミナミアオカメムシの越冬型は、全身が黒化するようなのですが、もしかしたらこの個体は、「越冬型のミナミアオカメムシの幼虫」なのかもしれません。(あくまで推測です)

※この投稿は「むし探検広場 ブログ版」にも掲載しました。


3513.10.23.2004 from かっつん さん

初めまして。
今日、朝起きると壁を走る黒い影が見えましてなんだろう、ゴキブリかなとか思ってみるとゴキブリより全然巨大なクモでした。熱湯で倒そうとしたのですがよけられたのでなんとか箱に捕獲しました。
調べるとアシダカグモってことがわかりました。ゴキブリを主食とするらしんですが自分の部屋ではまだゴキブリは見かけていないんです。マンション自体今年の春立てられたものなんですが、もうゴキブリは住んでいるものなんしょうか?特に不潔にしてるわけではないんですが。アシダカグモもまだいますかね?あの大きさで外から進入してくるのかな、あんなのよく見かけたら心臓に悪い^^;あと脱皮したあとの抜け殻みたいなものもあるんでしょうか?
たくさんの質問すいません。

園長:アシダカグモがいたということは、ゴキブリが生息している可能性は高いと思います。新築の建物は、比較的ゴキブリが少ないですけど、いったん侵入すれば、棲みつく事は十分できますので。

また、一方、大きなアシダカグモが、外部から侵入してくることも可能です。上から見るとデカいけど、体が平べったいので、わずかな隙間からでも侵入してきます。

アシダカグモは、屋内で成長していたら、脱皮するので抜け殻が出ます。
時には、抜け殻が目に付くところに落ちていることもありますが、たいていは人目に付かないところで脱皮するので、もし家の中にいたとしても、抜け殻は見つからないことのほうが多いと思います。


3512.10.23.2004 from アカリのパパ さん

お世話になってます。

休みに娘を伴って、ヒヨドリバナの蜜を吸いに来るアサギマダラを撮影しようと出掛けて行ったのですがアサギマダラはいたのですが撮影する前に逃げられてしまいました。そのかわり、花にきていたテングチョウやツマグロヒョウモンを撮影して家に帰ったのですが、家に帰って写真を見るとツマグロヒョウモンにしては翅の模様が少し違うような気がするのです。よろしければ種類の確認をお願いしますm(_ _)m。

園長:このチョウは、ツマグロヒョウモンと同じタテハチョウ科の「アカタテハ」です。
翅の裏面の複雑な色合いや網目模様など、なかなかいいデザインしてますよね。
成虫で越冬しますので、この個体は運がよければ来春まで生き延びます。


3511.10.22.2004 from 砦の主 さん

園長先生、こんばんわ。砦の主です。

クヌギ林で会いたくない面々は、虫ばかりではありません。クヌギの幹にはう蔦の根と思いきや、日本では百の足と書くムカデにも(足の数ほんとは何本なんでしょうか?)、バッタリ出くわすことがよくあります。一体何を狙っているのでしょうか?。
 
雨上がりのクヌギ林、クワガタを探して1本1本しらみつぶしに見ていた砦の主の目に飛び込んできたのは、体長8センチの巨大なヤマナメクジでした。
生憎、塩の持ち合わせがありませんでしたので、そのままやり過ごしましたがギョッとした感覚は、今でも忘れられません。でも、よくよく見るとこのまだら模様、ちょっとオシャレですね。

できれば、ご遠慮願いたいこれらの生き物も、生態系の一翼を担う、崇高な役目を果たしているのでしょうね。

 

園長:ヤマナメクジは、ほんとうにデカくて、山で出会うとドキッとしますね。
こんなのを見ると、日本の森の生態系の底力を感じて、うれしくなります。


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