むし探検広場
 page52
※サムネイル画像(ミニサイズの画像)はクリックすると拡大表示されます。
※記事の中のリンクは、新しいウインドウが開きます。

520. 5.19.2001 from I.K. さん

 今 ヒラタクワガタを飼ってます。ミヤマクワガタやノコギリクワガタなら 子供の時から何回も飼育した経験がありますが、ヒラタクワガタは 初めてなので よくわかりません 朽木を三日ほど水につけたものを飼育ケースに入れたらよいと聞いて そのとうりしてるのですが 朽木がカビだらけで 昆虫マットにまでカビがうつってきました このままでは よいとは 思えません どうしたらよいのでしょう

園長:飼育ケース内がカビッているのは、やはりよくないと思います。朽木自体の質がよくなかったのではないでしょうか。大変ですけど、もう一度、朽ち木もマットもやりかえることをおすすめします。
 ヒラタクワガタは、乾燥に弱い面があるので、マットはけっこう深めにして、朽ち木はマットの中に埋め込むようにしてあげてください。湿度を保つとどうしてもカビがはえやすくなるので、エサなどが散乱しないよう気を付け、清潔を保ち、カビらしきものが見えたらこまめに取り除く努力がいります。
 1年で死んでしまうミヤマクワガタやノコギリクワガタと違って、上手に飼えば、何年も生きますので大切に飼ってあげてください。


519. 5.19.2001 from 近藤大魔王 さん

 最近ふしぎに思うこと

 おひさしぶり、近藤です。
 最近ふしぎに思うことです。
 カケスの羽をひらったのです。黒と白の羽で、一部水色が混じっています。特に水色の所が綺麗で気にいってるのですが、裏返してビックリ。裏側には、水色がありません。これって、すごく変だと思いません?なんとなく、羽の表と裏で、色は同じでいてほしいものでしょう?「経費節減で裏は着色しませんでした。」て、言うかんじなんです。こうゆうの、自然界でありですか?写真送ります。

 

園長: はねの表裏問題、自然界では、むしろありがちなことです。
 手抜きでこうなっているのではなく、手間ひまかけてこうなっているのです。
 理由1
 形態のバリエーションを出すために模様を変えている。 チョウのはねも、表裏で全然違う。表はメスを呼び寄せる模様で、裏は保護色になっていたりする。
 理由2
 ムダなエネルギーを使わないために、複雑な模様は必要最小限の範囲に止めている。(アッ、これって、結局、経費節減のことか…) 裏の手抜きもそうですけど、表にしても、見えない部分は一面に黒っぽくなっている、というのもまた、エネルギーの節約なのでしょう。

 でも、このフシギさにピンとくる近藤大魔王の感覚は正しい。
 「驚ける心」は一種の才能です。
 今回もそれなりに理屈つけてみましたけど、もっと深い真実があるのかもしれません。


518. 5.19.2001 from ゆか さん

 庭で変な形の巣を見つけました。どういう昆虫の巣ですか?教えてください。

 

園長:こ、これは… あの恐ろしいスズメバチの巣のように思われます。
 作り始めの時に、こんな形なのです。
 だんだん家族が増えると、この坪型の外側を囲み、もっと大きな、丸い巣になります。
 中に蛹があるかもしれないので、注意してください。


517. 5.19.2001 from ライオン さん

  野生の動物がペットに向いてないと言われていますがなぜですか?誰か教えてください。なるべく早く。お願いします

園長:イヌ、ネコ、ウサギ、インコなど、哺乳類や鳥のペットは、もともと野生動物であったのを、長い年月をかけて、人間が飼いやすいように改良されてきたもので、性質や生態自体が、生まれつき「ペット向き」にできています。

 爬虫類、両生類、魚類、昆虫類の場合は、金魚・錦鯉などの一部の例外を除き、ペットといっても、特別に品種改良されているわけではありません。でも、ペットとして売られているものは、生まれたときから(またはとても小さいときから)、人工の環境、エサに慣らされて飼われているので、「人間に飼われることに慣れている」ということができます。

 結局、よっぽど小さいときから飼い始めるのでないかぎり、野生の動物が、いきなりペットとして人間に飼われた場合、環境変化に耐えられなかったり、エサを食べるのを拒絶したり、人間に攻撃的であったりして、うまくいかないことが多いのです。


516. 5.19.2001 from H.M. さん

 お教えいただきたい事がありませてメール致します。
 5月18日、小学生を連れて、野外体験を実施した所手持ちの図鑑に載っていない昆虫がいました。
 子供達に名前を教えてあげたいのですが…。
 よろしくお願い致します。

 場所:埼玉県○○市△△
 昆虫の特徴
 体長:25o
 体色:黒、赤、黄
 体型:ほぼ丸
 コメント:触覚・小楯板・口の形状からカメムシの仲間かとも思いましたが、
      あの独特の六角形ではありませんでした。

 写真を添付いたします。どうか、ご返答下さいます様、よろしくお願いいたします。

  

園長:これは、たぶん、アカスジキンカメムシの幼虫です。
 カメムシの幼虫は、成虫とはパターンの違う、ユニークなデザインのものが多いのです。
 アカスジキンカメムシはとてもきれいな大型のカメムシです。

 


515. 5.19.2001 from Fe さん

  偶然見つけました。どうしても見たい蝶の画像があって送りました。それはブルーモルフォです。大昔ドキュメント番組で夜に群れるブルーモルフォが写し出されていて感動しました。あの思いをもう1度味わいたいです。気に入ったものならば壁紙にでもしたいな!^o^

園長:モルフォチョウって、夜に活動するんでしょうか?(それとも、夜に集団で寝ているところが映ったのでしょうか?)
 私はあいにく海外のチョウの写真は持っていません。海外のサイトですけど、青いモルフォの中でも最も青く輝くレテノールモルフォの大きな画像(標本ですけど)がありました。(Feさんにはアドレスをご連絡しておきました。)

 大きさは全然モルフォにかないませんが、日本にも青く輝くチョウがいます。
 ゼフィルス(西風の精)と呼ばれるミドリシジミの仲間です。

 


514. 5.18.2001 from おかもと ひろゆき くん

 先生、教えて下さい。
 カマキリの赤ちゃんが 卵のうから出てきた時は
 うすい きみどりいろなのに、時間がたつと
 うすい 茶色になりました。
 どうして 色が かわるのですか?
 セミが 羽化した時も 色が かわりましたが
 理由は カマキリと 同じでしょうか?  

園長:(先生って呼ばないでね)
 卵から生まれたり、脱皮したり、さなぎから羽化したり、というような場合に、新しく出てきた昆虫の体は、だいたい白っぽい(または黄色っぽい)色をしていて、時間がたつと色が出てきますよね。
 確かなことは知らないのですが、たぶん空気にふれることによって、体の表面の色素が変化して、そうなるのだと思います。

 しかし、カマキリが茶色くなったのは、ちょっと事情が違うかもしれません。
 カマキリには、緑色のタイプと茶色のタイプがいるのです。おそらく住んでいる場所によってタイプが決まるのだと思います。
 カマキリの赤ちゃんは、茶色の方が目立たない場所にいたので、茶色に変わったのではないでしょうか。  


513. 5.18.2001 from いくお さん

  子供がイナゴのような形のバッタの小さい幼虫(長さ2−3cm)を何匹か捕まえてきたのですが、どんな餌をやりどんな世話をしたらよいのでしょう。今の所キャベツとかレタスの切れ端をやりつつ毎朝ケージ内に霧吹きで少し霧をかけてます。

園長:種類にもよりますが、バッタの仲間でしたら、ススキやエノコログサなどのイネ科植物が好物です。
 水を入れた小瓶にさして、飼育ケースに入れてあげてください。それでもすぐしおれてしまうので、2日おきぐらいに新しいのにかえてあげてください。
 草といっしょに、リンゴなども入れてあげると、ベストです。

 幼虫がちょっとずんぐりした感じなら、キリギリスの仲間の可能性があります。
 その場合は、キュウリ、細かくしたニボシ、生きたアリマキなどがエサになります。

 霧吹きをしていげるのはいいことです。
 健康に育てるためには、毎日、数時間は、日光にあててあげるとが大切です。ただし、ケースの中が暑くなりすぎないように気をつけてください。  


512. 5.18.2001 from コビトネコ さん

 コビトカバさん、こんにちわ。
 昨日のニュースでコビトカバさんのことを知りました。
 とってもかわいいですね。
 だけど、小人なのに200kgもあるなんて、びっくり!!
 それでも普通のカバさんの15分の1なんですね。
 それではまためーるします。

 コビトネコより。

園長:(コビトカバからことづかりました)

 コビトネコさん、こんばんは。
 めーるどうもありがとう。
 テレビのニュースみてくれたんですね。
 はずかしい。
 上野どうぶつえんでは、ぼくたちの赤ちゃんの名前をぼしゅうしてるみたいなので、いいのが思いついたら、おうぼしてね。

 コビトカバでした。


511. 5.17.2001 from R.Y. さん

 部屋に入ってきた虫の名前を調べているのですが,分かりません。
 お教え願えればいいと思うのですが。大きさは7から8ミリで,体は金色で羽は透明な甲虫です。  昆虫エクスプローラでも調べたのですが。
 よろしくお願いします。

 

園長:写真がちょっとぼやけてて残念ですが、これは、ジンガサハムシだと思われます。ヒルガオの葉を食べる虫ですので、近くにヒルガオがあれば、もっといるかもしれません。

 昆虫エクスプローラの図鑑には、近縁のイチモンジカメノコハムシを載せています。


page51 2001. 5.13-
page50 2001. 5. 9-
page49 2001. 5. 1-
page48 2001. 4.19-
page47 2001. 4.11-
page46 2001. 3.16-
page45 2001. 2.16-
page44 2001. 2. 3-
page43 2001. 1. 3-
page42 2000.12.10-