むし探検広場
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660. 7.14.2001 from ゆきだるま さん

 毎年夏の自由研究でアゲハの幼虫を観察しています。昨年、飼育ケースの中で、たくさんの幼虫を育てていたところ、5齢になったときに体の色が、図鑑にあるようなきれいな緑色でなく、茶色が混じったような色になり、模様も黒系の強い色でした。ちょっと気になり、今年は少ない数で分け育てたところ、明らかに少ない数の方が図鑑に近いきれいな5齢幼虫になったのです。こんなことってあるのでしょうか? 「黒いトノサマバッタ」という本がありますが、アゲハの幼虫も数が多いと変化が出るのでしょうか?

園長:その、ちょっと茶色っぽい幼虫は、普通のアゲハではなく、クロアゲハの幼虫かもしれません。
 幼虫は、指でつつくと、オレンジ色のつの(肉角)を出して脅かしますが、その幼虫の場合は、つのの色が、オレンジというより、赤っぽくないでしょうか?そうであれば、おそらくクロアゲハです。
 蛹の形も少し違っていて、普通のアゲハよりも、引き締まった感じのスタイルで、やがて、真っ黒で立派な成虫が羽化します。
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 その後、この幼虫について、ゆきだるまさんから、「クロアゲハではなく、間違いなくふつうのアゲハチョウの幼虫です」とのメールをいただきました。
 このような色彩変異について、何かご存じの方がおられましたら、ご連絡ください。 


659. 7.13.2001 from M君の家族一同 さん

 今、家族の中である虫?についてよくお話するんですが、おけら?っていますよねぇ!土の中にすんでる。家の庭にいるんですが大きくなったら何になるのですか?とんぼとか色々みんなの意見は、バラバラでみんなで悩んでます。子供は、モグラの赤ちゃんと思ってます。おけらについて何か知ってる事があれば教えていただけないでしょうか?宜しくお願いします。

園長:おけらは、正式和名をケラといいまして、何かの幼虫とかではなく、それ自体がちゃんとした昆虫の種類です。
 コオロギに近い仲間で、幼虫も成虫も土中で生活していて、ミミズや植物の根を食べて暮らしています。
 前あしがグローブのように大きく発達していて土を掘るのに適しています。(確かに、生活も姿もモグラにそっくり)
 オスは、夜、地中で、ビーーーーーーと鳴きます。そんな音が庭から聞こえませんでしょうか?


658. 7.13.2001 from さん

 早速ご返事をいただきありがとうございました。私自身、耳の中にカミキリムシが入った方には初めて遭遇しましたので驚いています。死んでいるのかと思っていたタケトラカミキリ君は、その後復活して虫かごの中にとらわれの身となっています。あらためて写真をとってあげました。こちらは見ても大丈夫かと思います。(少し赤くなっているところもありますが・・)
 
 耳の中に虫などが入ることはそれほど珍しいことではなく、小さな蛾や蚊、はえなどは時々見られます。私の経験では、マメコガネ、ツマグロヨコバイ、ゴキブリ(小)、ムカデ(小)などもありました。(甲虫類は足でひっかいたりして暴れるためか、相当痛いとのことです!)
 
 めったにないとは思いますが、またわからない虫が耳の中で見つかったらお尋ねしたいと思います。ありがとうございました。

 

園長:なんとあの血糊にこりかたまっていたカミキリくん、生きてたんですか。アッパレな生命力です。
 耳の穴には、本当にいろいろな虫が入りこむんですね。また何か入りこみましたら、メールお待ちしています。(そんなの待つのはフキンシンですけど)


657. 7.12.2001 from K・Y さん

 こんにちは。
 7/11PM9:30頃学校の体育館で、子供が部活を終わるのを待っていた時のことです。
 突然、左足ひざの内側に針で刺された様なチクとした痛みと共にビリビリと痺れるような痛いような感じが、足内側(両足にです)に広がりました。
 はちに刺されたと思いましたが、家に帰って見た所、1mm位の火傷の跡のようなものが3つ並んでいました。
 ストッキングを履いていたのですが、ストッキングにも同じように跡が3個付いていました。 小さな穴は3個共電気か何かで焼いた様になっていて、伝染してませんでした。
 次の日に腫れとか痛みとかは、ありませんでした。
 電気うなぎでないけれど、昆虫にも電気を放つものがいるのでしょうか?
 とっても不思議で気になっています。教えてください。

園長:う〜〜ん、なんでしょうか。犯人はアブ系ではないかな、という感じはしますが、よくわかりません。
 ホタルのように発光する昆虫はいますが、発電する昆虫というのは、あまりききません。
 この、K・Yさんに悪さをした昆虫にお心当たりのある方、メールください。


656. 7.12.2001 from とみ さん

 7才の息子がななふしを捕まえてきました。飼い方を教えてください。

園長:木の枝そっくりのナナフシ、よく見つけられましたね。
 ナナフシの食べ物は、木の葉っぱです。
 捕まえた時にとまっていた木がわかるようでしたら、その木を入れてあげればいいのですが、わからなければ、コナラ、サクラ、バラなどで試してみてください。
 葉っぱが付いた木の枝を、水を入れた瓶にさしてあげます。
 飼育ケースは30cm以上の大きめのものがよく、縦にして使えば、大きめの枝も入れやすく、空間を活かすことができます。(ナナフシは、細いけど、体もあしも長いので、特に脱皮の時に大きめの空間が必要になります。)
 下にキッチンペーパーなどを敷いて、時々取り替えるようにすれば、清潔が保てます。
 直射日光を避けて、時々霧吹きをしてあげてください。  


655. 7.11.2001 from A.K. さん

 この虫はなんでしょう?

 はじめまして。いつも楽しくむし探検広場を拝見しています。私は耳鼻咽喉科の医師なのですが、今日来院された患者さんの中に、『耳に虫が入った』という方がみえました。血だらけの耳の穴の中に写真の虫が入っていました。何という名前の虫か知りたいと思います。あまりよい写真ではないのですが、背中の模様が見えますので名前がわかるのではないかと思い質問させていただきました。(トラカミキリの仲間ではないかと思うのですが・・・?)よろしくお願いします。写真では下になっている足には血の固まりがくっついています。体長15mmぐらいです。

園長:この虫は、明らかにタケトラカミキリです。
 タケ類やトウモロコシにつくカミキリムシです。竹垣を食害する害虫としても知られています。
 こんなのが耳の中に入り込むことがあるんですね。考えただけで耳の奥が痛くなってきそうです。
 (患者さんの耳の穴から摘出されたカミキリの画像が添付されていたのですが、血糊ベットリ状態でしたので、画像の掲載はひかえさせていただきました。) 


654. 7.10-11.2001 from 涼太の母 さん

 いつもお世話になっています。
 今度はアメンボを飼い始めた涼太。
 でも2日ほどで死んでしまいました。
 ありとか蚊とかをスチロールの板の上に置いていたのですが、全然食べていなくて、今日覗いて見ると、クタッ!となっていました・・・。

 あれからいろんなものを飼いたがって本当に困っています。
 今、カナブンも飼っていて、2〜3日飼っては放してやっています。
 蝶もよく捕まえてくるのですが、夕方には放しているみたいです。

 ところがアメンボを放してやる池が近くにないもので、今日帰ってきたら自転車で出かけようか?と言っていた矢先でした。
 まだ涼太はアメンボさんを見ていません・・・。

 アメンボを上手に飼うにはどうしたらいいのでしょう?
 (基本的には私はあまり飼いたくないのですが・・・。)
 それと、亀も飼いたいといっているのですが、
 亀はあまり触らない方がいいと聞きました。
 2歳の弟もいますので・・・。
 (あまりきれいじゃないとか・・・。)
 夏祭りの夜店で頑張ってGETしようとしているみたいなのですが、
 何か注意点はありますか?
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 何回も申し訳ありません。
 今度は蝉の幼虫をつかまえてきました・・・。
 助けてくださ〜い!!っていう感じです。

 とりあえず飼育箱の中に土を入れてあるのですが、何を食べさせていいのかさっぱりわからなくて・・・。
 成虫は木の蜜を吸うので、はちみつなんてどうかしら?と思って、とりあえずはちみつを入れています。
 何も食べないようだったら、アメンボさんの二の舞にならないよう、すぐに放させるつもりです。

 お手数をかけますが、教えてください。
 よろしくお願いします。
 (蝉の幼虫さんって、グロテスクでちょっとこわい・・・。)
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 せみさんは、今朝無事飛んでいきました。
 昨日涼太が捕ってきてから、飼育箱の中で何も食べようとせず、じっとしたままだったので木の棒を立てて入れておきました。

 するといつのまにか、木にぶら下がっていたので、羽化するんだなぁと思っていたら、夜中に見てみると半分殻から出てきた状態で下におっこっていました。
 キャタピーちゃんの時の学習で、これじゃあ羽が乾かない?と思い、なるべく直接触らないように、割り箸やら枝を持ってきて、何とかつかまらせました。

 適当に自分のポジションを決めてじっとぶら下がってくれたし、羽も伸びてきたのでそのまま朝まで置いておきました。

 木の棒が邪魔でふたがきっちり出来なかったため、朝起きたらせみさんは脱走していました。
 ベランダ側の緑のカーテンにくっついてました。
 うちわに乗り移らせてベランダから外へ差し出すと・・・

 あっという間、シュ〜と低空飛行で飛んでいきました。

 なんとか羽化できたのですが、
 羽化中は本当は触ってはいけなかったんでしょうか?

 せみさんのおかげで、私はとっても寝不足だというのに、
 涼太は「今日もせみさん探しに行く〜!!」と張り切っています・・・。
 この、好奇心旺盛な息子をどうすればいいのでしょうか?

 あっ、それからすいません。
 まだアメンボは死んでいませんでした。
 クタッとなっていたからてっきり・・・。
 今日公園の池に放してきます。
 家の水槽では全然泳がなくてかわいそうなので、
 アメンボはもう飼いたくないです・・・。

 いろいろ聞いてしまって本当に申し訳ありません。
 でも、まだまだお世話になりそうです・・・。

園長:(いただいた3つのメールをまとめて掲載しました)
 まず、アメンボについて。
 アメンボは確かに飼いにくいので、ムリに飼わない方がいいかな、という気はします。
 エサは、水面に落ちた生きた小昆虫です。
 ハエや、小さいバッタなどを少し弱らせて水面に浮かべるとその振動に反応し、寄ってきて体液を吸います。
 アメンボは、はねがあって、けっこう良く飛びますので、ケースには必ずふたをしてください。
 水面に届くくらいの水草を植えたり、板きれを浮かべてあげると、アメンボが休憩するのに役立ちます。
 水面上に出るように、レンガや大きい石を入れてあげると、脱皮の時などに役立ちます。
 水の深さは5〜10cmで十分ですが、生きたエサをあげるとどうしても水が汚れるので、数日ごとに替えてあげてください。

 カメの飼育については、
 カメはサルモネラ菌を持っている場合があり、下痢、腹痛の原因になることがあるので、触ったら手を良く洗う心がけが必要です。
 以前、ミドリガメ(正式名ミシシッピアカミミガメ)が保菌していると報道されて話題になりましたが、カメだけが危険ということではなく、どんなペットでも、さわったら手を洗うというのは同じ事です。
 危険だからカメはダメ、というのはちょっと違うかな、というふうに思います。

 セミの幼虫の件、羽化してよかったです。
 羽化中は触ってはいけないというのはそうなのですが、今回のケースは、間違いなく、ヘルプがあったので、無事に飛んでいけたんです。
 本当に運のいいセミでした。
 幼虫を飼う場合は、アロエの鉢植えを用意して根の汁を吸わせたりしなけらばならないので大変だぞ、と思っていたのですが、その矢先、羽化しましたメールをいただいたのでホッとしました。  


653. 7.10.2001 from ゆう さん

 こんにちは!以前、5匹のカメ兄弟たちの件でお世話になりました。
 その後、水替え等一生懸命お世話をして、だいぶ大きくなりました。とっても元気です。ありがとうございました。

 今日は熱帯魚のことで、質問があります。
 熱帯魚を飼い始めて10年以上にはなると思うので、いろんな装置は整っている方だと思います。でも、グッピーを買ってくるとみんな1週間ほどで死んでしまうんです。
 ネオンテトラも同時期に買いましたが、元気です。グッピーだけが、長生きしてくれません。
 買って来て水槽に入れた時は元気に泳いでるんですが、時間が経つに連れて、水面のすぐ下の方だけで泳ぐようになってきて、エサもあまり食べない状態です。
 さらに時間が経つと、泳ぎも休み休みといった感じで、死んでしまいます。

 水槽にはそんなに数多く入れてるわけでもないし、必ずつがいで3組くらいは買ってきています。
 グッピーは飼いにくいお魚なのでしょうか?
 かわいいグッピーを長生きさせる方法はありますか?

園長:カメ兄弟たち、すくすく育っててなによりです。

 うちの熱帯魚水槽にもグッピー集団がいます。
 一匹一匹の寿命は1年ぐらいなのですが、どんどん繁殖するので、もうかれこれ7〜8年も集団が維持されています。
 グッピーは、どちらかというと飼いやすい魚だと思いますが、ふつうの熱帯魚と違うのは、弱アルカリ性の水を好むことです。他の魚はだいたい弱酸性を好みます。
 長い期間がたった水槽の中は、酸性に傾いてきますので、ゆうさんところも弱酸性環境になっているのだと思われます。
 なので、買ってきたばかりのグッピーは弱ってしまうのでしょう。
 グッピーは適応性が高いので、弱アルカリ環境でいったん安定しさえすれば、その後、徐々に弱酸性に変わっても大丈夫なのですが…
 最初のうちは新しくセットした小さな水槽で飼ってみたり、水槽に珊瑚砂を少し入れてアルカリ性にしてみたり(この場合、他の種類への影響に注意) してみてはいかがでしょうか。  


652. 7.10.2001 from のり さん

 今年になって急にアズキマメゾウムシが大繁殖して困っています。
 このホームページを拝見して小豆が原因だと知り、さっそく調べたら、ウジャウジャとたくさんいました。
 その小豆は処分したのですが、まだたくさんいます。
 そこで質問なのですが、小豆以外にもつくのでしょうか?
 それから、ヒメマルカツオブシムシもたくさんいます。
 この虫は何につくのでしょうか?
 よろしくお願いします。

園長:家庭内昆虫と戦っている方、けっこう多いんですね。
 アスキマメゾウムシは、基本的には小豆以外にはつかないと思います。いつまでもいるのは、屋内にひそんでいたものが出てきているのではないでしょうか。
 ヒメマルカツオブシムシの食べ物は、成虫の場合は、花の蜜などで、5月頃、マーガレットの花に集まっているのがよく見られます。
 幼虫の食べ物は、毛織物などの衣類、乾燥した動物質のもの(食料、剥製など)です。
 せっかくの洋服に穴が空くと悲しいので、防虫剤を強化しておいたほうがいいかもしれません。  


651. 7. 9.2001 from かっぱ さん

 シオカラトンボの餌は何ですか?

園長:シオカラトンボの餌は、ハエ、ガなどの生きた小昆虫です。
 でも、飼うのはけっこうむずかしい。もし、つかまえた場合は、ちょっと観察するだけにして、はやめに逃がしてあげてください。


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