むし探検広場
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780. 8.26.2001 from M.O. さん 

 早速ですがしつもんです。

 姉の子供が(甥っ子)コクワガタを採ってきました。
 コクワガタは冬も越せるらしいということでインタネットで調べてと言われたのですがいろいろクワガタのhpを検索しましたが詳しく載っていません…

 これから、秋、冬、春、そして来年の夏まで越すにはどうしていけばいいのでしょうか?
 その方法や注意する点など詳しく教えて頂ければと思います。

 よろしくお願いします。

園長:コクワガタは、確かに冬越しさせることが可能です。
 わが家にも、冬越ししながら子孫を増やし、だんだん数が増えつつあるコクワガタファミリーがいます。
 冬越しする場合、地中深くもぐりますので、昆虫マットは、深さ15cm以上になるように入れてください。
 メスがいる場合は、昆虫飼育用の朽ち木を1日水に浸したものを、6〜7割土に埋まるように横向けに入れておくと、卵を産むことがあります。(卵を産んだメスは、冬越しできずに死んでしまうことが多いようです。)
 秋から冬〜春の世話は、ほとんど放ったらかしでもいいぐらいです。
 大切なことは、まず、適度な湿り気を保つこと。(夏の間はよく乾きますが、秋〜春は、あまり乾かないので思いついたら霧吹きをする程度でOKです。冬眠中は、むしろ多少乾き気味の方が良いです。)
 次に、(暖房のある部屋ではなく)自然の温度に近い環境に置くこと、そして昼夜の温度差があまりないようにすることです。
 玄関の直射日光のあたらない場所などが適しています。
 秋が深まると、昆虫ゼリーが減らなくなってくるので、そのままエサを替えずに放っておきます。(昆虫ゼリーは何週間もそのままでもどうってことありません)
 いよいよ寒くなったら、土の中で冬眠してますので、エサは取り除きます。(本当に冬眠しているかどうか、確かめたいところですが、ここはガマンして、放っておきます。)
 来年、サクラが散る頃になると、そろそろ目覚める可能性がありますので、土の湿り気をやや多めにしつつ、昆虫ゼリーをまた入れておいてあげます。

 乱暴なようですが、わが家では、こんな感じで成功しています。
 メスがいると、繁殖もとても簡単に楽しめます。


779. 8.26.2001 from あかみね さん 

 稲作中

わたしが育てている田んぼ(30センチ四方ぐらい)の日報
です(転載)。穂がでてきたので虫が来ています。
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My田んぼ日報…7 (8/26)
◆My田んぼ・害虫とのたたかい◆
My田んぼは順調に生育し、穂が何本か出ています。最初に
出てきた穂はだんだんミがいってきて、まっすぐだったのが
しなって垂れてきました。まさに「実るほど頭を垂れる稲穂
かな」なのです。しかし。米を狙う害虫が、ちゃーんとこの
小さな田んぼすら見逃さずやってきたのでした。まずはカメ
ムシ。最初はただ止まっているだけなのかと思ってほっとい
たんだけど、どうもずっと穂に密着しているようすが不審。
ネットでみたら、カメムシは米の実の汁を吸う害虫で、こい
つにやられた米は黒く変色してしまうとのこと。げっ。即刻
デコピンパンチで撃退。次にやってきたのは、小さな青虫。
葉っぱを巻くように粗く糸でつづってあったのでむいてみた
ところ片端が黒い青虫がいました。葉っぱがギザギザにかじ
られていました。よく見れば4〜5匹いたので、取り除いて
ひと安心。こいつはイチモンジセセリというチョウの幼虫か
と思われます。無農薬は楽じゃない。こんだけの本数だから
手仕事で世話できるけど、農家はやっぱし農薬を使うのが分
かるねえ。去年長野の農家で住み込みバイトしたとき見たけ
ど、けっこうまめに農薬散布してたもんね。農家の人も生活
かかってるからね。まあ、出荷前には控えたりとかちゃんと
加減してるそうです。しかし、どこのうちも自家用の畑では
出荷用の1/3ぐらいしか農薬まかないんだよね。虫が多少
つくんだけど、薬がいっぱいついたのよりいいって言ってた
ぞ。薬たっぷりと虫いっぱい、どっちも嫌だ〜〜。これって
ゼイタクだよね〜。
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園長:いいですね。ミニ稲作。
 小さな田んぼでも、いろいろ昆虫が来るんですね。
 農家の方が、自家用の作物には農薬をひかえるという話、とてもわかるような気がします。けど、けっこうコワイ話ではあります。
 家庭菜園で、(生物農薬とまではいかなくても、)自然界の天敵をうまく使って、たまに虫がついてるぐらいの収穫ができるのが一番いいのかもしれません。


778. 8.25.2001 from H.T. さん 

 はじめまして
 私はこの歳になって初めて昆虫さんたちに目がいくようになりおもしろくてしかたありません。
 これからもたのしみに見させていただきますのでよろしくお願いいたします。
 庭で写したハキリバチの連続写真を、広場にのせていただけたら夢のようです。イカリソウの葉が穴だらけになりました。

 

 

 

 
                 

園長:おもしろい連続写真をありがとうございます。
 ハキリバチの仕事、切れ味 鋭くて、すばらしい職人芸ですね。
 イカリソウには気の毒ですけど、まさに「自然のゲイジュツ」ですね。


777. 8.25.2001 from T.H. さん 

 近くで見つけたかにですが、親指のはさみが大きく毛がはえていて見たことも無いのでどんな種類かわかれば教えてください。
 
 

園長:このカニは、モクズガニといいます。
 はさみについた毛を「藻屑」に見立てて名前が付いたようです。
 けっこうおいしくて、漁の対象になることもあるようです。
 中華料理に使われる上海ガニに近い仲間です。


776. 8.25.2001 from めるぎとす さん 

 寝ていて気になったのですが、蚊ってなんで耳のとこしか来ないのですか?
 耳の近くでみんみん・ぶんぶん、も〜うるさくてうるさくて。

園長:安眠を妨害する蚊の羽音は、本当に腹立たしいですね。
 耳のそばであのいやらしい音がすると、思わず自分の顔のあちこちを力まかせに何回もひっぱたいてしまうのは私だけでしょうか…。
 蚊は、血を吸うターゲットを捜すときに、その動物が呼吸で出す二酸化炭素を手がかりにします。なので、耳めがけて飛んできているわけではないのでしょうが、二酸化炭素の濃いところにやって来る→鼻や口のある顔のまわりに集まりやすい→耳の近くを飛びやすい、ということはありそうです。 


775. 8.24.2001 from 西村 光史 くん 

 先週高知県のひいじいちゃんちへ(早明浦ダムの近く)行って見つけました。そこの人達は、「つんやつんや」って呼んでるそうです。ほんとの名前は何でしょう?「つんやつんや」って云うのは泣き声らしいです。緑色で前半分が羽が大きくて後ろはおなかだけで細くなっています。口が、4つか6つぐらいに開いてるみたいです。

園長:「つんやつんや」という虫は聞いたことがありません。

>緑色で前半分が羽が大きくて
>後ろはおなかだけで細くなっています。
>口が、4つか6つぐらいに開いてるみたいです。

 …というのを頭の中でボンヤリ想像すると、なんかオバケみたいな虫のすがたが浮かんできてしまいました。
 その「つんやつんや」は、バッタのような形をしているのでしょうか?
 だったら、ヤブキリかもしれませんが、ぜんぜん自信はありません。
 もしできたら、写真か絵を送っていただけないでしょうか。


774. 8.24.2001 from おっかなびっくり蛙 さん 

 こんにちは、初めてこちらを訪れました。
 マジメあり、おもしろありの内容と言い、容量多いデータやページへの気配りや見やすさといいとても良くで来たHPですね。

 さて、突然ずうずうしいお願いなのですが・・・
 実は今回は家の庭で捕まえたバッタを調べようとこちらに来たのですが、彼らがおんぶバッタなのかショウリョウバッタなのか、はっきりわかりません。
 大きさてきにはオンブバッタか?と思うのですが、よく見ると最近短い羽のようなものが見えるような気も・・・。
 両者を見分けるポイントなどあれば是非是非教えてください。

園長:ほめていただいて恐縮です。まだまだ改善点がたくさんあると自覚しています。
 オンブバッタとショウリョウバッタの見分け方ですが、触角が手がかりになります。
 触角が頭部と同じぐらいの長さで緑色ならオンブバッタ、頭部よりも長く灰色〜褐色ならショウリョウバッタです。   


773. 8.24.2001 from M.T. さん 

 なんの虫でしょうか?

 なんかの幼虫かと思うんですが、この虫の名前を教えてもらえたら幸いです。
 特徴は前方に小さな足が2本、その後ろに長い足が4本、その後ろに短い足みたいなものが8本あります。 目は確認できず。

 

園長:これは、シャチホコガという蛾の幼虫だと思います。
 危険を察すると、まるでシャチホコのように、体をのけぞらせて敵を驚かそうとするのが特徴です。
 目は、とても大きいです。
 頭の部分は、ほとんど目でできているといってもいいくらいです。


772. 8.24.2001 from あっきん さん 

 初めまして!僕はは先月からオス2・メス1の計3匹のコクワを飼育ケースで飼っています。昨夜産卵木の横(土の上)に白い小さいツブツブの固まりを見つけました、卵を見た事がないので卵なのかどうかも分かりません。
 朝、その固まりは土色に変わり昨夜の形は全く残っていませんでした。
 卵だったのでしょうか?死んでしまったのでしょうか?
 クワガタは木の中に産むと聞いていたのですが、僕の飼い方に問題があるんでしょうか?教えて下さい。

園長:見ていないので確かなことはわかりませんが、その白いブツブツは、たぶん卵ではなかったのだと思います。(もし卵だったとしたら異常産卵ですね。)
 うちにも、累代飼育しているコクワガタファミリーがいるのですが、メスは、朽ち木を大顎でかじりながら、その中に産卵しているようです。
 産卵木は、十分に湿っていますか?
 うちの場合は、1日ぐらい水に浸し、昆虫マットに七分目まで埋めてあげています。
 コクワガタは繁殖しやすい種類なので、静かに大切に飼ってあげれば、産卵してくれる可能性は高いです。  


771. 8.23.2001 from 初美のママ さん 

 またまたお願いします。せみの抜け殻を調べていると、夏の初めはオスが多く、中頃はメス、そしてまたオスが多くなっているのですが、なにか理由があるのでしょうか?単なる気のせいでしょうか? よろしくお願いします。

園長:う〜〜ん… どういうことでしょうか。
 普通、昆虫は、発生時期の初めの方にオスが多く、メスは少し遅れて出現します。
 なので、「夏の初めはオスが多く、中頃はメス」というのは、納得できるのですが、そのあとまたオスが多くなるというのは初めて知りました。
 ツクツクボウシなどは種類そのものが遅れて羽化しますが、種類が違えば抜け殻の形が違うので、気がつかれたはずですよね…
 セミは成虫の寿命がそんなに長くない(数週間)のに、見られる時期はけっこう長い(3〜4ヶ月)ので、ひょっとしたら、「早めに羽化するグループ」と「遅めに羽化するグループ」がいて、そのそれぞれがオス先行メス後追いで羽化するため、オス→メス→オス現象となったのかもしれません。(全くの推測ですけど)
 そうであれば、メスのピークがもう一度来るはずなので、継続して観察してみてください。  


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