ヒメツチハンミョウ

甲虫目 カブトムシ亜目 ツチハンミョウ科 ツチハンミョウ亜科
Meloe coarctatus
黒藍色で、腹部が丸く膨れた甲虫。頭部と胸部はアリに似ている。
林に隣接した草原などで見られ、地表を歩き回っていることが多い。
越冬したメスは、春先に、土中に産卵する。生まれた幼虫は、草に登って花にたどりつき、飛んできたハナバチ類につかまってその巣に運ばれる。巣に入った幼虫は、ハナバチの卵や、巣に貯蔵してある花粉・蜜を食べて育つ。
体液にはカンタリジンという有毒物質が含まれ、皮膚に付くと炎症を起こす。
ヒメツチハンミョウ
♀ : 東京都八王子市高尾山 2011.5.8 
ヒメツチハンミョウ
♂ : 奈良県御所市大和葛城山 1996.4