ヤマトスジグロシロチョウ

チョウ目 シロチョウ科 モンシロチョウ亜科
Artogeia nesis
白色で、前翅表面は翅端部が黒く、黒紋がある。春型は翅脈に沿う黒条が目立つが、夏型は黒条が不明瞭。
スジグロシロチョウによく似ている。一般に、本種のほうが小さく、翅にやや丸みがあり、黒色部が少ないが、個体変異や季節変異があり、見分けるのはかなり難しい(北海道には、さらによく似たエゾスジグロシロチョウも分布する)。
西日本では少なく、山地で見られることが多い。林縁や谷沿いをゆるやかに飛び、白色や黄色の花でよく吸蜜する。
幼虫の食草は、ヤマハタザオ、イワハタザオ、スズシロソウなど。
ヤマトスジグロシロチョウ
吸蜜 : 東京都奥多摩町 2012.7.8
夏型のオスは、前翅の黒紋が上下の翅脈に接しないことで、スジグロシロチョウと見分けられる。
ヤマトスジグロシロチョウ
♂ : 群馬県赤城山 2012.7.25