昆虫採集・昆虫観察のガイド

むし探検ガイド

東京昆虫探検

★★ File7 過ぎゆく夏の日 石神井公園 ★★★

練馬区西部に位置する石神井(しゃくじい)公園。園内にある三宝寺池周辺には豊かな自然が残されています。
夏から秋へのうつろいを感じながら、昆虫探検してきました。




人手が入った自然と、太古から変わらない自然、石神井公園では両者が混然一体となっています。




ひっそりと植物にとまるハゴロモ2種。 (8月下旬)
スケバハゴロモ アオバハゴロモ





個性的なカメムシの仲間たち。
左上アカスジキンカメムシの幼虫 右上エサキモンキツノカメムシ (9月中旬)
左下ホソヘリカメムシの幼虫 右下チャバネアオカメムシ (8月下旬)





公園でよく鳴いているセミ3種。 (8月下旬)
:腹部をうねらせながら一心に鳴くミンミンゼミ
下左アブラゼミ 下右ツクツクボウシ




ひょうきんなセミの親戚筋たち。 (9月中旬)
ミドリグンバイウンカ ツマグロオオヨコバイの幼虫




葉上のヒメクロオトシブミたち。このあたりの個体は脚まで真っ黒。(8月下旬)





小さなペンダント、ハムシ4種。 (9月中旬)
左上ハンノキハムシ 右上ブタクサハムシ
左下ヘリグロテントウノミハムシ 右下ルリマルノミハムシ





池には水生植物がいっぱい。




思い思いの作品づくりに励むクロウリハムシたち。(9月中旬)




カナブンは方形顔が特徴 (8月下旬)
:低空をせわしなく飛び交うヤマトシジミ (9月中旬)




ジャノメチョウの仲間2種。 (9月中旬)
ヒメジャノメ サトキマダラヒカゲ




:草むらに黄色のアクセントをちらつかせるキチョウ(9月中旬)
:樹幹にじっととまるヒメシロモンドクガ(8月下旬)


 (初出 「むし探検メール No.62」)