リンゴドクガ

林檎毒蛾
チョウ目 ドクガ科
Calliteara pseudabietis
yellow tussock moth
灰色で、前翅に黒色の横線がある。オスは、2本の横線の間が帯状に黒化する。メスは、全体が白っぽい。胴部や脚は毛で覆われている。
平地から山地まで、広く生息する。
幼虫は、クリ、クヌギ、コナラ、リンゴ、サクラ、ヤナギなどさまざまな広葉樹の葉を食べる。
ドクガ科に属するが、幼虫にも成虫にも毒はない。
年2化で、成虫は4〜8月に見られる。蛹で越冬する。
幼虫の詳しい情報はこちら → リンゴドクガの幼虫(芋活.comへ)
リンゴドクガのオス(白バック)
♂ : 飼育個体(奈良県生駒市産)
リンゴドクガのメス
♀ : 山梨県富士吉田市 2010.8.22
リンゴドクガのオス
♂ : 飼育個体(奈良県生駒市産)
リンゴドクガのオス
♂ : 飼育個体(奈良県生駒市産)
リンゴドクガのオス。櫛状の触角をもち、全身に短い毛がはえているので適度なモフモフ感がある。顔つきも愛らしく、ぬいぐるみにしたくなるような魅力にあふれる。
リンゴドクガのオスの正面顔
♂ : 飼育個体(奈良県生駒市産)
飛び立つ準備で体を温めるために、翅を震わせているところ。こんな時は、少し顔をあげるので、可愛らしさが際立つ。
飛び立つ前に翅を震わせるリンゴドクガのオス
♂ : 飼育個体(奈良県生駒市産)
リンゴドクガの幼虫。終令幼虫の体長は、40mm前後。やや緑色がかった淡黄色で、黒い縦条がある。全身に黄色〜黄白色の長い毛がはえている。第1・第2腹節および第2・第3腹節の背部境界に黒色部があり、腹端近くには赤い毛束をもつ。
クリ、クヌギ、コナラ、アベマキ、リンゴ、ナシ、サクラ、ヤナギ、カエデなど、さまざまな広葉樹の葉を食べる。
幼虫の詳しい情報はこちら → リンゴドクガの幼虫(芋活.comへ)
リンゴドクガの幼虫
幼虫 : 飼育個体(奈良県生駒市産) 2015.10.17
リンゴドクガの繭
繭 : 飼育個体(奈良県生駒市産) 201511.12