ハヤシノウマオイ

バッタ目 キリギリス科 ウマオイ亜科
Hexacentrus hareyamai
全身が緑色で、頭部から背中にかけて濃褐色の太い条がある。褐色部分は複眼に達している(よく似たヤブキリでは複眼に達しない)。
雑木林周辺の低木上や草地で見られる。おもに夜に活動し、鋭いトゲのある前脚を使ってほかの昆虫を捕らえて食べる。灯火にも飛んでくる。
スイーッチョン、スイーッチョンと、張りのある声で鳴く。この声を、馬を追いたてる声に見立てて「ウマオイ」という名がついた。
河川敷などの明るい草原にはよく似た近縁種ハタケノウマオイが生息する。外見で見分けるのは難しいが、鳴き声が異なり、ハヤシノウマオイが、スイーッチョンと長く伸ばして鳴くのに対し、ハタケノウマオイは、スイッチョ、スイッチョと速いテンポで短く鳴く。
ウマオイ
♀ : 埼玉県入間市 2011.10.23
夜に灯火にやってきたオス。
ウマオイ
♂ : 2000.8. 
蛾の仲間を捕食するオス。
ウマオイ
♂ : 埼玉県さいたま市 2015.8.23