ムカシトンボ

トンボ目 トンボ亜目 ムカシトンボ科
Epiophlebia superstes
黒色で、黄色の条紋がある。他のトンボ亜目(不均翅亜目)各種とは異なり、前翅と後翅の形状がほぼ同じ。
山間部の森林に囲まれた渓流に生息する。オスは、渓流の上をホバリングを交えて長く飛び続ける。メスは、岸辺のウワバミソウ、ハナウドなどの茎やジャゴケなど苔類に産卵する。
静止時には枝にぶら下がり、両翅をそろえて背面にたたむ。
ムカシトンボ
♂ : 東京都八王子市 2011.5.8
ムカシトンボの幼虫。黒褐色〜赤褐色だが、若令のうちは、乳白色と褐色に塗り分けられた個体もいる。終令幼虫の体長は、20mm前後。
渓流の早瀬の石にへばりつき、巧みに這い歩く。
ムカシトンボの幼虫
幼虫 : 京都府京都市 2015.5.1
ムカシトンボの幼虫
幼虫 : 京都府京都市 2015.5.1
ムカシトンボの幼虫
幼虫 : 京都府京都市 2015.5.1
岸辺の石の下に潜んでいた終令幼虫。羽化の1か月ほど前から陸上にあがり、流れから少し離れた石や落ち葉の下で、餌をとらずに過ごす。
ムカシトンボの幼虫
幼虫 : 京都府京都市 2016.4.22
ムカシトンボの幼虫
幼虫 : 京都府京都市 2016.4.22
ムカシトンボの幼虫
幼虫 : 京都府京都市 2016.4.22
ムカシトンボの幼虫
幼虫 : 京都府京都市 2016.4.22