ヒメシジミ

チョウ目 シジミチョウ科 シジミチョウ亜科
Plebejus argus
オスは、翅の表面が青色で、翅の裏面は灰色地に黒紋があり、外縁沿いに黒紋にはさまれた赤色紋が並ぶ。メスは、翅の表面が黒褐色で、縁に沿って細い赤色帯がある。裏面の斑紋はオスと同様だが、地色は茶色っぽく黒紋が大きい。
本州ではおもに山地で見られ、とくに西日本では分布が局地的。北海道には広く分布する。九州では、かつて九重山系でのみ見られたが、近年は記録がなく、絶滅したと考えられる。
高原の草原などでよく見られ、植物上をチラチラと飛び、さまざまな花で吸蜜する。オスは、地表でよく吸水する。
幼虫は、キク科のアザミ類、ヨモギ類、マメ科のクサフジ、シロツメクサ、ナンテンハギ、タデ科のイタドリなど、多くの植物を食べて育つ。
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ヒメシジミ
♂吸蜜 : 長野県松本市 2014.7.23
ヒメシジミ
♂吸蜜 : 長野県諏訪市 2012.7.22
ヒメシジミ
♀吸蜜 : 長野県諏訪市 2012.7.22
ヒメシジミ
♀吸蜜 : 長野県諏訪市 2012.7.22