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      | ★★ File3 小峰公園(10月中旬) ★★★
 
 秋川丘陵の西端に位置する小峰公園は、2つの谷戸とそれを取り囲む尾根からなっています。小規模ながらも、湧水の流れる谷戸を中心に、整備された里山環境が広がり、さまざまな昆虫たちを観察することができます。
 今回は、秋の小峰公園で出会った昆虫たちをご紹介します。
 
 ※一部、JR武蔵五日市駅〜小峰公園間を歩いている途中で撮影した写真を含んでいます。
 
 
 
  
 稲が植えられた谷戸の一角。かかしが林立していました。
 
 
 
  
   
 上 :イネの葉を齧るハネナガイナゴ
 下左:こちらは翅が腹端よりも短いコバネイナゴ
 下右:シダの葉上で身を潜めるオオカマキリ
 
 
 
   
 地表に目をやると、たくさんのコオロギの仲間たちが見つかります。
 左:オカメコオロギの一種 右:ヤチスズ
 
 
 
   
  
 昆虫が豊富な湿地は、獲物を狙うクモたちにとっても暮らしやすい場所です。
 上左:アオグロハシリグモ(?) 上右:ジョロウグモの夫婦
 下 :ミゾソバの花の脇に陣取るスジブトハシリグモ
 
 
 
   
  
 上左:翅にある小さな紋にちなんで命名されたモンキアワフキ
 上右:イネにとり付いていたクモヘリカメムシの幼虫
 下 :前脚と翅を広げて威嚇するオオトビサシガメ
 
 
 
   
   
 上左:顔の正面に眉班があるマユタテアカネ
 上右:翅端が褐色で、全身が赤くなるコノシメトンボ
 下左:翅に褐色帯のあるミヤマアカネ 縁紋の紅色が美しい
 下右:枝にとまって屈伸運動をはじめたオオアオイトトンボ
 
 
 
   
  
 上左:アザミの花を訪れたハナアブ
 上右:がっしりした体型のアメリカミズアブ
 下 :オオハナアブの複眼の謎めいた模様
 
 
 
   
  
 地味ならがも渋い魅力を持ったシャクガの仲間たち。
 上左:クロズウスキエダシャク 上右:ヒメカギバアオシャク 下:コヨツメアオシャク
 
 
 
   
 左:野菊で吸蜜するシロオビノメイガ
 右:複雑なデザインのキスジツマキリヨトウ
 
 
 
   
 ヤマノイモの葉を折りたたんで造られているダイミョウセセリの幼虫の巣。ちょっと失礼して開けてみると、丸々と太った幼虫が‥。
 
 
 
   
 左:斑点模様が美しいクロキシタアツバの幼虫
 右:畑で見つけたヒメアカタテハの幼虫
 
 
 
  
 乾いた尾根筋には、アザミ、野菊など、チョウやハチ、アブたちが好みそうな花がたくさん咲いています。
 
 
 
   
   
   
 アザミに集まったさまざまなチョウたち。
 上左:スジグロシロチョウ 上右:キチョウ
 中左:ツマグロヒョウモン 中右:ミドリヒョウモン
 下左:オオウラギンスジヒョウモン 下右:メスグロヒョウモン
 
 
 
  
 毛づくろいをするトラマルハナバチ。中脚をこんなに器用に‥。
 
 
 
   
 左:花から花へ、めまぐるしく飛び回るハラナガツチバチの一種
 右:キイロスズメバチのお目当ても花の蜜
 
 
 
   
 花期の過ぎた植物のまわりをフシダカヒメバチ(?)がウロウロしていました。カメラを構えていると、産卵管を刺しこみはじめました。この中にターゲットとなる何かの幼虫がいたのでしょうか。
 
 
 
   
 左:葉に同化しようとしているセスジツユムシ
 右:前脚の手入れをするアシグロツユムシ
 
 
 
   
  
 上2枚:優雅に舞いながらミゾソバで吸蜜するアサギマダラ
 下 :太陽が西に傾きかけたころ、アサギマダラの翅の半透明の部分に西日を入れて撮ってみました。
 
 
 (初出 「むし探検メール No.56」)
 
 
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