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★★ 盛夏・霧が峰 高原蝶たちの楽園 ★★★
6月から8月にかけて、信州の高原にはギュギュッと凝縮された夏が訪れます。
可憐な花々が一斉に咲き急ぎ、昆虫たちも短い夏の日を精一杯に生き抜きます。
7月下旬、一年で最も暑い季節に、涼やかな風と愛らしいチョウの姿を求めて、霧が峰を訪れました。

草原の真っただ中を走る遊歩道。
花を愛で虫たちを追いながら散策していると時を忘れます。
バス停や駐車場周辺は観光客で大賑わいですが、コースを少しはずれると、静かで豊かな大自然の世界が広がっています。
 
 
高原の定番、ヒョウモンチョウの仲間たち。
一見、同じように見えてもたくさんの種類が混棲しています。
左上:ミドリヒョウモン 左下:コヒョウモン 右下:コヒョウモンモドキ

純白の斑紋が目立つギンボシヒョウモン。「銀星」という名も美しい。

霧が峰に点在する湿原。その周辺は昆虫観察の絶好のポイントになっています。

湿原の片隅でなぜか集団になっていたウラギンスジヒョウモン。
もしかしたら、この場所で誰かが小用を足したのかも‥。
 
 
チョウに負けず劣らず可憐に宙を舞う昼行性の蛾たち。
左上:ヒョウモンエダシャク 右上:ツメクサガ
左下:キシタギンウワバ 右下:トンボエダシャク
 
葉に産みつけた卵塊を守るゴマベニシタヒトリ。

獣糞に集まるコムラサキ。よっぽど美味しいのか、人の気配に驚いて逃げても、またすぐに舞い戻ってきます。

 
愛らしいシジミチョウの仲間たち。
上:朱色の帯がおしゃれなアサマシジミ
左下:金緑に輝くアイノミドリシジミ 右下:帯模様が薄いトラフシジミの夏型
 
左:ブルーの翅を披露するヒメシジミ。
右:成虫になっても翅が短いミヤマフキバッタ。
 
左:アザミにとまって翅を休めるアキアカネ。
右:黒地に赤いラインが映えるアカスジカメムシ。

草原の中に、時折現れる小さな林。
こういう場所も、多くの昆虫たちが観察できるポイントです。

林の下草にとまっていたウスイロオナガシジミ。
 
 
渋いデザインが魅力的なジャノメチョウの仲間たち。
左上:ジャノメチョウ 右上:ウラジャノメ
左下:ヒメキマダラヒカゲ 右下:ヤマキマダラヒカゲ
 
 
 
花や葉っぱの上に注目すると、小さな甲虫たちもいっぱい。
左上:ハネカクシの一種 右上:マルガタハナカミキリ
左中:フタスジハナカミキリ 右中:クロボシヒラタシデムシ
左下:ヨツボシナガツツハムシ 右下:ツヤケシハナカミキリ
 
花に来ていた美しすぎるハバチ2種。(種名は調査中)
 
セセリチョウの仲間は、個体数も運動量もピカ一。
左:ホシチャバネセセリ(左端に写っているのははヒメシジミ)
右:スジグロチャバネセセリ

花の上で愛を育むアカセセリ。いくら近づいても逃げようとしませんでした。
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