ギフチョウの生活誌　１

日本（本州）特産種のギフチョウ。秋田県から山口県まで分布し、低山地の雑木林などで発生します。 最近は数がめっきり減って、見つけるのがむずかしくなりました。

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ギフチョウの住む環境

幼虫の食草であるカンアオイ属は、日当たりのよい緩斜面の疎林に多く生えています。 その近くの、開けた稜線が、成虫が飛んでくる一番のポイントです。

ギフチョウ　Luehdorfia japonica♂ 京都市左京区　４月中旬

地面の近くにとまって、日向ぼっこをしているところ。

ギフチョウ　Luehdorfia japonica♂ 京都市左京区　４月上旬

晴れて風の弱い日の午前中が観察のチャンス。 いろいろな花で吸蜜するシーンを見ることができます。 （写真の花は、上：モミジイチゴ、下：ジンチョウゲの仲間）

ギフチョウ　Luehdorfia japonica♀ 京都市左京区　４月中旬

美しい羽根も、春の雑木林の中では立派な保護色。 ２ｍ以上離れたら、枯葉にまぎれて見失ってしまうかもしれません。