昆虫採集・昆虫観察の旅行記

むし探検ツアー

奈良・春日山
〜緑百景、虫千態〜
【4】 木漏れ日に集う
鬱蒼とした森の中のところどころには、木々の梢の間を縫って射しこむ光が作る、小さな陽だまりができています。そんな場所では、たくさんの虫たちの姿が見られます。
長い触角を持った小さな蛾、ホソオビヒゲナガ
左:これもヒゲナガガの仲間、ウスベニヒゲナガ
右:綺麗な斑入りの翅を持つオオキマダラヒメガガンボ
緑の複眼に切り紙細工のような翅、ホソバトガリナミシャク
左:緑の葉に同化するミドリリンガ
右:黄化した葉を演出、キマダラエダシャク
左:葉っぱにひっかかる半分透けた枯葉、スカシエダシャク
右:地表の湿った枯葉、ヒロオビエダシャク
小鹿とお揃いのデザイン、カノコマルハキバガ
涼しい風が吹き抜ける初秋の遊歩道。
お尻がとんがったプリプリ芋虫は、ナンカイカラスヨトウの幼虫。
左:湿った地表で吸水するモンキアゲハ
右:林縁の下草にとまるヒメキマダラセセリ
水の染み出す地表を歩いていたネグロクサアブ。自然度の高い場所に局所的に見られる珍しい種類です。
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