明神から徳沢へ−1
 明神を過ぎると観光客や一般ハイカーの姿がなくなり、人とすれ違う回数がいっきょに減る。その分、自然はより本当の姿を私たちに見せてくれる。

クジャクチョウ Inachis io
 くじゃくの羽根のような大きな目玉もようが特徴.
明神岳と前穂高岳
シナノナデシコ Dianthus shinanensis
オオイチモンジ Limenitis populi
 アゲハチョウくらいの大きさで,河原や林の中を雄大に滑空する.分布が限られる珍しいチョウであることと,姿や飛び方のカッコよさから,人気が高い.オスは下の写真のように湿地で吸水するのをよく見かける.(ベストシーズンは7月上旬〜中旬)
 河原ぞいの道の,護岸してある場所に吸水に来たオス.(左はコムラサキ)
 本州中部から北に分布するが,本州では数が少なく,確実に見られるところは,上高地ぐらいしかない.
 メスはオスよりひとまわり大きく,はねの白帯も太く,より美しい.しかし,オスにくらべるとはるかに見つけにくい.下の写真のように 幼虫の食草のドロノキなどの木の上を飛んでいることが多い.
 複雑に流れる梓川.水は淡いみどり色をしている.
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