むし探検広場
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3140. 6.28.2004 from 元さん

 はじめて投稿させていただきます。新築1年の我が家ですが、体長5ミリ位、赤褐色でゴキブリのようには触角?はなく、飛ばなくて、動きはそれほど早くない虫が大量に発生しています。シロアリの仲間と心配しているのですが、本を見てもそれらしき虫が載ってないので投稿させていただきました。リビング、キッチン、風呂場にもいます。頭の大きさは1ミリ、腹から尻尾までは寸胴、足は多分6本です。

園長:寸胴で赤褐色で5ミリ大ですか‥。
 ちょっと心配なのは、「ヒラタキクイムシ」という甲虫の仲間です。
 この虫の幼虫は、ラワン材やナラ材などの木材を加害します。
 手持ちの画像がないのですが、インターネットで検索してその姿を確認してみてください。もし当たっていたら、専門業者などにご相談される方がいいかも。


3139. 6.28.2004 from 亀男 さん

 こんにちは この間メールをさせていただいた亀男です。
 「ジュウサンホシテントウ」鑑定ありがとうございました。
 では今回のお願いです。
 この間弟が黒いカタツムリを採ってきました。
 「ブドウマイマイ」というのに似ているのですが、これって「ブドウマイマイ」でいいですか?
 鑑定お願いいたします。
 今回も写真のとうりです。

園長:変わった殻のカタツムリですね。
 ブドウマイマイは、もっと真っ黒で、殻の形ももっこりした感じなので違うと思います。
 よくわからなかったので調べていたら、このカタツムリに似た形のもので、「オモイガケナマイマイ」という、とんでもない名まえを持ったカタツムリがいるのを見つけてしまいました。
 もしかして、「思いがけない形のカタツムリ → おもいがけないマイマイ → オモイガケナマイマイ」となったのでしょうか‥ だとするとあまりに安易過ぎる‥。
 ‥あっ、それで、このカタツムリのことですが、形はオモイガケマイマイに似ているのですが、こんな色彩のものがいるのかどうかはよくわからず、結局正体はわからずじまいです。すみません。


3138. 6.28.2004 from さん

 ハンドルネーム WUMと申します。
 6月26日スカシバが重ねた植木鉢の中で羽化してました。こんな所でとびっくりしました。
 お腹のほうもとても綺麗なので、割り箸にとまらせて、撮りました。
 羽が伸びきってないので、逃げられず、アップで撮る事が出来ました。


園長:おお‥ 背面、腹面ともに美しいですね。
 近くのクチナシなどの木で育っていた幼虫が、蛹になるときに遠征してきてたんでしょうね。
 鱗粉が落ちているのに、翅が伸びきっていないのは、羽化不全でしょうか‥。


3137. 6.27.2004 from ケヤキ さん

 ケヤキです。又教えてください。ミヤマヒラタハムシかと思うのですが、図鑑で見るのとなんとなく違うのです。
 ドクガと思うのですが、図鑑と少し色が違うのです。
 灰色の幼虫は何者でしょう。
 よろしくお願いします。





園長:「ドクガ」は合っています。
 甲虫は、ハムシではなくて、シデムシの仲間で、「ベッコウヒラタシデムシ」あたりでしょうか。
 灰色の幼虫は、ハバチの仲間の幼虫で、「オオコシアカハバチ」というのが怪しそうです。


3136. 6.28.2004 from えこちゃん さん

 はじめまして。「えこちゃん」ともうします
 2週間ほど前から突然庭で見かけるようになった虫です
 去年までは全く見なかったのですが…
 昆虫ではなく、だんご虫に似ています。
 突っついたりすると死んだふりをしたりだんご虫みたいに丸まります(だんご虫ほどは上手に丸まれないようですが。
 真っ黒で気持ち悪いんです
 なんという名前か教えてください
 また、刺したり、噛み付いたりはしないでしょうか
 素手で触っても平気ですか?
 よろしくお願いします



園長:2枚目の写真を見ると、もしかしたら「オオヒラタシデムシ」の幼虫ではないかという気がします。大きさは、2cmぐらいでしょうか?もしそうなら、その可能性大です。
 こちらでご確認ください。 → オオヒラタシデムシの幼虫

 オオヒラタシデムシでしたら、小動物の死骸などを食べてくれる掃除屋さんで、噛んだり刺したりするような悪い虫ではありません。


3135. 6.28.2004 from ちくわ さん

 初めまして、こんにちは。
 さっき洗濯物を干していたら、弱っている知らない虫を見付けたので、種類や名前を教えて下さい!
 パッと見は、とっても小さいトンボかな?と思ったのですが、羽がどうも一対退化しているようだし(ちっちゃいちっちゃい丸い、羽だったんだろうなぁ、と思わせるモノが一対胴体についてるんです)、口は蚊やセミみたいにとんがってるし、どうもトンボくさくない。でも、目とか尻尾の感じはトンボくさい。
 なんだろう?と考えているうちに、死んでしまいました。
 とりあえず写真を撮って、死骸も保管してあります。
 ピンぼけの写真で申し訳ないのですが(小さすぎて、手持ちのカメラではどうしても巧く撮れなくて…)、どうぞ宜しくお願い致します!
 因みに、大阪府豊中市在住です。

 ところで、虫って調べ始めると、面白いものですね!
 さっきトンボの別サイトを少し拝見してたのですが、羽の微妙な違いで種類が全く違うんですね!

園長:そうそう、翅が一対退化しているというのはそのとおりで、これは、ハエ目に属する「ハラボソツリアブ」の一種だと思います。
 後脚が異常に長くて、飛んでいるときはこの脚をだらんとぶらさげています。
 オスメスが交尾しながら飛んでいることもあって、その姿は、ますます得体が知れないものに見えます。


3134. 6.28.2004 from ひで吉 さん

 園長さん、こんにちは。

 かぜくささんのヘビトンボ(3073)、本当に迫力満点ですね。
 私も熱帯のヘビトンボを一度見てみたいので、かぜくささんのように「見たい、見たい・・・・」と思い続けてみます。

 こうたさんからのご質問(3095)にもあった「ツノトンボ」を見つけました。ヘビトンボとツノトンボ、どちらもトンボと付くのに、トンボとは遠〜い親戚なのが面白いですね。
 見つけた場所が場所だっただけに、特徴である網目状の翅脈がよく見えなかったので、別の場所に移ってくれないかなと思ってちょっとだけ触ったら、ビックリさせてしまったようで、アッと言う間もなく一目散に天高く飛んで行ってしまいました。お陰で写真はこれ一枚しか写せなくてがっかりです。
 こっちのツノトンボは、日本にいるのよりも飛翔力が強いのかな?

 それにしても、アミメカゲロウ目の昆虫には興味深い昆虫がたくさんいて楽しいですね。でも「ヨウカイカマキリモドキ」なんていうのがいたら笑っちゃいますね。

園長:腹部の模様がきれいなツノトンボですね。日本のオオツノトンボとツノトンボを足したような感じもしますね。

 ヨウカイカマキリモドキ! ぜひ、いてほしい‥。
 熱帯のジャングルには、巨大なアミメカゲロウの仲間が、いっぱい飛んでいそうなイメージがあります。(ナウシカの見過ぎ)


3133. 6.28.2004 from Agrias さん

 園長さんこんにちは。Agriasです。
 ホームページ上でのお返事ありがとうございます。

 「むし探検」ちょっとひまがあったので行ってきました。今回はちょうどトンボの話題が出ているので、トンボ2種類、最初のはシオカラトンボぐらいの大きさです羽に模様があるのが日本では珍しいのではないかと思います。次のトンボも同じところにいたのですが、羽を開いてとまるところから、アオイトトンボの仲間かと思います。どちらも地味な色です。あと何枚かこの日に撮りましたが、次のメールで送ることにします。もうちょっとするととても忙しくなるのでメールさえもおろそかになると思いますから、以降はあまり期待しないでくださいね。場所は合衆国ユタ州です。





 さて、くだんのトンボの件ですが、その飛び方の表現の捉え方で違ってきているのだと思います。
 わたしは、
 >“バタバタ”飛ぶ
 というのを普通のトンボが常に羽を振るわせていることで、
 >ゆっくり浮くような感じ
 というのを、ハグロトンボの「ヒラヒラ、スーッ...」という感じの飛び方を表したものだと解釈しました。
 すみません、しつこくて...。

 ここはくろとんぼさんに、Cyber昆虫図鑑のハグロトンボを見ていただくのがいちばんでしょう。

 ではまた。

園長:1枚目のトンボ、ほんとうに綺麗ですね。日本の種類でいうと、ベッコウトンボの模様の延長線上にあるようにも思えますね。

 くろとんぼさんの件のハグロトンボ説は、なるほどそういわれれば、という気もしてきました。
 くろとんぼさん、もし、ご覧になっていたら、こちらをどうぞ → ハグロトンボ


3132. 6.28.2004 from Y.T. さん

 小学校3年生の理科の授業でモンシロチョウについて学習しているところです。私なりに調べてみたのですが,どうしても分からないことがありますので教えてください。
 チョウには耳がありますか?もしあったらどこにあるのですか。または,音を聞き分けるところはどこですか?なければ,チョウは音には反応しないのでしょうか?

園長:チョウには、耳はなかったと思います。少なくともモンシロチョウにはないはずです。音に反応することもないと思います。
 昆虫の仲間は、耳がないものがほとんどで、耳があるのは、キリギリスやセミなど、鳴く昆虫に多いです。(キリギリスの耳は後ろ脚に、バッタの耳は脚の付け根のあたりに、そして、セミの耳はお腹にあります)
 ただし、ガの仲間には、天敵であるコウモリの超音波を感じるために、お腹に鼓膜(こまく)のようなものをもつ種類がいるらしいので、世界のどこかには、音を感じるチョウがいないとも限りませんね。


3131. 6.27.2004 from RIMAC さん

 昨日,このサイトに初めて参りました.息子と母のところに遊びにいったところ,植木屋さんがくれたという.それはそれは気味の悪い虫を見せられて息子 (小学三年)がすっかりナーヴァスになってしまい,「なんとかあの虫の正体を知りたい,出ないと怖くて眠れない」と泣きつかれ,ミニ・エイリアンのよう な,あるいはサソリのような虫の正体をWebで探していたところ,Google検索「奇妙な虫,発見」で貴サイトに逢着,「シャチホコガ」の幼虫という ことが分かり,息子は安堵して,狂喜した次第です.感謝いたします.
 さて,そこで図々しく今度はこの虫の正体を教えていただきたいのですが・・・最近デジカメをつかった接写に凝っていて庭の雑草の花に集まる小さな生き物をとっているのですが,緑の美しい胴体と,長い触覚を持ったこの虫が気になりました.何でしょうか・・・大きさは2〜3ミリ,レンズが近づくと,結構小さいながら攻撃的に反応します.教えていただければ幸甚です.

園長:数ミリ大の小さな虫を上手に撮影されていますね。
 この見事な触角をもった昆虫は、「ハリカメムシ」の若令幼虫ではないかと思います。
 成虫は、一転して、わりと地味なカメムシで、触角もいたってノーマルです。 → ハリカメムシ


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