むし探検広場
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2240. 8.17.2003 from 茜まま さん

 お世話になっています、茜ままです。
 先日はまとめて画像を送ってしまったのに、丁寧な回答をありがとうございました。
 今日はクモがハサミムシを食べている所を送ります。(このクモはオオヒメグモだと....)
 残酷ですが、娘にはいい勉強になったようです。
 ちなみに、下田の水族館のトイレそばで発見!
 慌ててデジカメをとりに戻りました。

 

園長:そうそう、カメラを置いてきたときに限って、こんなふうなおいしいシーンに出くわすんですよね。
 トイレのまわりもそうですけど、トイレの内部にもけっこう虫がいて、「写真撮りたいけど、ヘンな奴に思われそうなのであきらめる」ことがよくあります。
 女子トイレの入口付近に珍しい昆虫がとまっていたりすると、葛藤は最高潮に達します。


2239. 8.17.2003 from nao さん

 先日、庭で今まで見たことのない虫を見つけました。
 全体がオレンジ色でハエを小太りにしたような形をしています。
 体長は3mmほどです。
 名前がおわかりでしたら、教えてください。

 

園長:これは、ウンカの仲間で、「アカハネナガウンカ」という種類です。
 一見、丸っこいハエのように見えますが、実はカメムシやセミと同じカメムシ目に属する昆虫です。
 ススキなどイネ科植物の汁を吸って暮らしています。


2238. 8.17.2003 from sora さん

 はじめまして 
 3-4日前に我が家の庭の植木に何かの幼虫を見つけました。
 6センチぐらいだったかな3匹いたんです。
 一日経つと1匹ずつ増えて昨日5匹確認しました。
 今朝見るとほとんど葉を食べ尽くし、4匹はどこかに移動してしまって、いなくなりました。
 7センチぐらいの大きさです。
 画像を添付します(昨日夕方)
 一体何の幼虫なのか分かりませんでしょうか?

 

園長:この植物はホウセンカ、もしくはそれに近い種類でしょうか。
 この大きな幼虫はスズメガの仲間で、たぶん「ビロウドスズメ」あたりだと思います。
 いなくなったのは、十分に成長して移動し、どこかで蛹になっているのかもしれません。(地表で落ち葉などを綴って蛹になることが多いようです。)


2237. 8.17.2003 from たまちゃん

 先日、子供が庭でちいさなかたつむりを捕まえてきて虫かごに入れて飼いたいと言いました。ところが飼う方法がわかりませんので教えて下さい。今は葉っぱのみかごに入れております。

園長:ふつうの虫かごは、湿度を保つことが難しいので、カタツムリの飼育にはあまり適しません。できれば、昆虫用のプラスチックの飼育ケースを用意してください。(大きなペットボトルを半分に切っても代用できます。)
 腐葉土や昆虫マットを数センチ敷いて、登り木になるような木の枝を何本か入れてあげてください。
 エサは、キュウリ、キャベツ、サツマイモなど。殻を作るカルシウムを与えるため、卵の殻も入れてあげてください。
 湿った場所が好きなので、毎日霧吹きをして湿度を保ち、ケースは直射日光のあたらない場所に置いてください。


2236. 8.16.2003 from くまお さん

 はじめてメールいたします。くまおです。よろしくお願いします。
 さて、子どもが夏の自由研究でアゲハの幼虫を飼っていたのですが、4齢のところで急にサンショウの葉から落ちて苦しみだし、死んでしまいました。そのあとにサンショウの葉っぱに写真1のようなものがぶら下がっておりしばらくして写真2のような小さな虫が出てきました。これは寄生虫でしょうか。なんていう虫なのでしょう?
 気を取り直して別の幼虫を飼育していたのですが、今度は蛹になったあと蛹の中から写真3のようなウジ虫がでてきてやがて固まりました。蛹の中が空っぽになってしまいました。このうじ虫はまだ成虫になってませんがこれはなんという寄生虫なのでしょうか。教えていただけるととてもありがたいです。写真が小さくてわかりにくくて申し訳ありません。もし、アゲハの寄生虫のことがわかる本などがあったらこれもおしえてもらえるとありがたいです。

   

園長:せっかく育てていた幼虫が寄生されていると、ほんとうにがっかりしますね。でも、自由研究的には、寄生虫というのはとてもいい題材ですね。

 写真2はヒメバチの仲間のようです。
 ふつうアゲハによく寄生するのは「アゲハヒメバチ」という種類なのですが、アゲハヒメバチの場合は、幼虫が蛹になってから出てくるのと、成虫の翅の末端が黒っぽくなっているので、この写真のものはそれとは別種かもしれません。

 写真3はヤドリバエの仲間です。固まったのは蛹になったからです。放っておくと、わりと普通っぽいハエが出てくるはずです。

 書籍については、今、手元にあるものではこれといったものが見つからなかったのですが、図書館の児童書のコーナーに行けばアゲハチョウだけを取り上げた本などもありますので、いろいろ情報が手に入ると思います。
 インターネットで調べるなら、グーグルなどの検索サイトで、「アゲハ 寄生」のキーワードで検索したらいいサイトが出てきます。


2235. 8.16.2003 from 直生 さん

 初めまして、直生といいます。最近、山へ虫取りに行った時に見つけたバッタらしい昆虫を写真に撮りました。本で調べても分からなかったんで、もし知っていたら何て言う名前の昆虫なのか教えてください。ピンボケですみません・・・・・。

 

園長:これは、キリギリスの仲間の「ササキリ」の幼虫です。
 ササキリの成虫はほかのキリギリスと同じく緑色系なのですが、幼虫はこんなふうに赤黒っぽい色をしています。


2234. 8.16.2003 from りいり さん

 本や書類の束の中にすごく小さい虫がいるんです。紙魚かと思ってネットで調べたんですけど、写真を見ると全然似てもにつかないものでした。薄いベーシュ色の、体長1,2ミリくらいの虫です。何て言う虫なんでしょうか??気持ち悪いんでどうにかしたいんですけど、どうしたら・・・。

園長:その小さな虫は、「ヒラタチャタテ」などチャタテムシの仲間だと思います。
 不快ではありますが、人間を咬んだり刺したりするような悪さはしません。
 ほとんどの家庭に多少は生息している昆虫で、完全駆除はなかなか困難ですが、乾燥に弱いので、部屋の風通しをよくしたり、掃除を徹底して行うと数は減るはずです。
 特に虫をよく見かける本や書類は、一度、いい天気の日に虫干しをしたらどうでしょうか。  


2233. 8.15.2003 from M.Oさん

 初めまして。
 昨日、バラの枝で、オオミズアオ蛾が雨宿りしていました。あまりの美しさに見入ってしまいました。
 ところで、私は蛾に触れるとかぶれるので絶対に触れない事、と思い込んでいます。
 でも、カイコ蛾などかぶれると聞きません。全ての蛾がかぶれると言うことではないのでしょうか?(お恥ずかしいのですが、今まで部屋に蛾が入ってくると、もう大声あげ、逃げまわって騒ぎ立てました)
 オオミズアオ蛾に出会って、何か大きな間違いをしてきたような気になりお教えいただきたくて、メールいたしました。
 どうぞ、宜しくお願いいたします。

園長:ガの仲間のうち、毒(毒針毛)を持っているのは、ドクガの仲間など一部の種類に限られ、ほとんどのガは安全です。なので、そんなに心配しなくても大丈夫だと思います。(特別のアレルギー体質で、鱗粉に弱い、という方もおられるかもしれませんが‥)
 もともとチョウとガは、本質的には違わない同じ仲間なので、ガの仲間でかぶれるのならチョウにもかぶれないとおかしいことになります。

 こんなのには要注意!!
 ↓↓
 
 ドクガ

 
 モンシロドクガ 


2232. 8.15.2003 from ぷりうす さん

 はじめまして。
 先日子供が発見した虫なのですが辞典やネットで調べるも何なのかさっぱりわからずいったいどういう名前の虫なのか教えていただきたいのですが宜しくお願い致します。

 特徴:全長8mm幅6mm、あずき豆のような体でぷにょぷにょしてます。深緑に黄色の放射状の模様。約2mm程度の足が8本、体の半分、前についてます。頭部は茶色く体にめりこんでおり2mm程度しかありません。触覚もなく口・目などあまりにも小さすぎて見えないのか確認できません。

 3日目ですがまだ生きてます。(何を食べるかわからないので水分だけ与えている)
 宜しくお願い致します。

 

園長:こ、これは、ネコやイヌや、時には人間の皮膚にもとりつく「マダニ」の仲間です。
 食べ物は、哺乳類の血液です。
 なので、あまりペットとしては適さないかも‥。


2231. 8.15.2003 from 海月 さん

 初めまして。
 カマキリって死んだフリをするのでしょうか?
 前に3〜4p位のカマキリを二匹捕まえました。
 一匹は普通だったんですが、もう一匹は捕まえるとカマと前足(?)を顔のほうに、後の足を体にピーンとくっつけて一本の枝のようになりました。
 地面に置いても動かず、触るとコロッコロ…と傾いて、本当に枝のようになりました。
しばらくほっておくと急に立ち上がり、ものすごい速さで逃げ回りました。
 やっぱり、死んだフリをするのでしょうか…?

園長:カマキリは、敵の気配を察知したときに、脚を伸ばしてじっとすることがよくあります。これは、自分の体を植物の一部のように見せて、敵の目に触れないようにしているのです。(擬態)
 さらに身の危険を感じると、全く動かなくなって固くなり、死んだフリ状態になることもあります。(擬死)
 コカマキリやヒメカマキリなど、小さなタイプの種類が死んだフリをすることが多いようです。


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