1190.　5.20.2002 from 盛田祥夫 さん　

　初めてお便りさせていただきます。
　沖縄県石垣市に住んでおります。
　昨夜、玄関前で添付写真の虫を見つけました。

　ネットで調べてみましたが正体がわかりません。
　発光昆虫という名前で検索しましたら、786. 8.28.2001 の質問と先生のお答えにたどりつきました。

　蛍の幼虫にしては大きいかなとおもいましたが、シャクトリ虫のような動きに、ピンときました。

　ライトをあてたら、発光をやめ、触れたら1時間近く動きませんでした。死んでしまったかと気になりましたが2時間後にはいませんでした。

　ぜひ正体を教えていただきたくおもいます。
　よろしくおねがいいたします。

　

園長：図解のような わかりやすい画像ありがとうございます。
　これは、「オオシママドボタル」の幼虫だと思います。
　八重山の人家付近に生息し、カタツムリ類などの陸生巻貝を食べて育ちます。
　成虫は、１０月頃から１月頃にかけて見られる「真冬のホタル」で、黄緑色の光を発しながら飛びます。

1189.　5.20.2002 from まこっちゃん　

　はじめまして。

　部屋に怪しげな蜘蛛がいて思わず殺虫スプレーを吹きかけてしまったのですが、なんだか真っ黒な蜘蛛でもしかして毒蜘蛛かなと思って図鑑やネットで探してたところここに辿り着きすごい感激して早速見てもらおうと思いメールさせてもらいました。
　これは生まれて初めて見たんですがなんと言う名前なんでしょうか？
　もしかしたらヤバイ蜘蛛なんでしょうか？
　よろしくお願いします！

　

園長：この写真だけで判断するのは難しいのですが、これは「メキリグモ」という種類かもしれません。
　メキリグモは、体の部分の大きさが１ｃｍ弱の、地表徘徊性のクモで、日本全国の草原で見られます。

　黒っぽい毒グモとしては、セアカゴケグモなど、ゴケグモの仲間が有名ですが、その場合は、腹部がもう少し大きく、脚ももう少し長細い感じです。
　また、たいていは腹部のどこかに赤い模様が入っているなど、「自分は危ないヨ！」ということを強調する体色をしています。

1188.　5.19.2002 from k-mushicco さん　

園長：ハンミョウは確かにとてつもなく美しく、飼ってみたくお気持ちよくわかります。
　ハンミョウを飼うには、３０ｃｍ以上のやや大きめのプラスチックケースを用意してください。
　底には、砂を８〜１０ｃｍ程度敷き、２日に１回は霧吹きをして湿り気を保ってください。
　乾燥に弱い面があるので、水を含ませたミズゴケや脱脂綿を小皿などに入れて、ケースのすみに置いてあげてください。
　エサは、おっしゃるように生きている小昆虫です。
　バッタ類の幼虫やミールワーム、はねをとったハエ、大きめのアリなどを２〜３日ごとに与えてください。（ダンゴムシも食べていたのならＯＫなのでしょうね。でもあまり偏らずいろいろなものを与えてみてください。）
　共食いをするので、１匹ずつ飼うのが無難です。
　もし秋まで生き延びたら、腐葉土を多めに（１５ｃｍ程度）敷いてあげると冬眠し、越冬できる可能性もあります。
　冬を越したメスは、交尾をして土の表面におしりを埋めて産卵します。
　もし捕まえたのが既に越冬したメスだとしたら、もうすぐ産卵する可能性もあります。
　（オスメスの見分け方、越冬成虫と新成虫の見分け方はよく知りません。）

1187.　5.19.2002 from 住田　叔典 さん　

　初めてお手紙差し上げます。
　早々にお問い合わせで申し訳ないのですが、子供からの質問で送付した写真の幼虫は何のむしになるかと問われて返答に困っております。
　（子供と図鑑を見ますが皆目検討つかず）
　分かればお教えいただけないでしょうか？
　よろしくお願いいたします。

　

園長：これはプランターの土の中でしょうか？
　この幼虫は。まだ小さいですが、コガネムシかハナムグリの仲間の幼虫だと思います。
　どちらもカブトムシに近い虫なので、幼虫もカブトムシの幼虫によく似ています。
　植物の根を食べて育つので、こんなところで見つかるのです。

1186.　5.18.2002 from RO さん

園長：アマコというのはアブラムシのことでしょうか？
　その虫は、たぶん「クワキジラミ」の幼虫だと思います。（キジラミの仲間は、カメムシ目に属しています。）
　クワキジラミはクワの害虫として知られ、幼虫は、尾端から白色ろう質の糸状物質を分泌します。
　成虫は７月頃に現れ、茶褐色ではねのはえた３〜４mmの昆虫で、成虫のまま越冬します。
　予防方法としては、この虫は湿気の多い環境を好むので、日照時間が長く、風通しの良い環境にするのがよいようです。
　薬を用いる場合は、幼虫発生時期に、葉裏を中心に、DDVP乳剤などの有機リン剤の1,500倍液を散布するといいらしいです。（これって、産業向けの大掛かりな駆除方法かもしれませんが‥）

1185.　5.18.2002 from うの子 さん　

園長：いもむしたちと出会っては、育て、巣立たせるなんて、なんと慈悲深い「虫愛ずる姫君」さまでしょう‥。（でも、害虫扱いされている虫も多いんで、逃がすときは人目を忍んでこっそり逃がしてあげましょうね。）

　毛虫の方ですが、「ヒメシロモンドクガ」の幼虫ではないかと思います。
　こちらに画像を載せていますのでご確認ください。
　これは黄色っぽいですけど、もっとオレンジがかった色合いであることが多いです。

　ハムシの方は、そんなにキラキラだったのなら、同じ仲間の「ジンガサハムシ」かもしれません。
　むし探検広場に、以前、画像を送っていただいたことがありますのでご確認を。
　↓
　No.511

1184.　5.18.2002 from kanna さん　

園長：モモブトルリハムシというのは、日本の昆虫ではなくて、東南アジア系のとてもきれいなハムシですよね。生きたまま輸入されているんですね。
　私、こういう外国産昆虫には弱くて、なにも知らなく、調べる文献などもほとんど持っていないので、アドバイスできないのです。ごめんなさい。

　ネットで調べてみたら、「クズを食べる」という記述がありましたけど、それが正しいのかどうかよくわかりません。クズなら、その辺の荒地によくはえているので便利ですけどね。

　どなたか、モモブトルリハムシ関係の情報をお持ちの方がいらっしゃったら、メールください。　

1183.　5.18.2002 from なおたろう さん　

園長：触覚が櫛状であればオスです。メスの触覚にも毛がはえていますが、オスよりかなり短いです。オスメスではねの色の違いは ほぼないと思います。
　親しみがわくと、どの虫も、けっこうかわいらしくなりますよね。
　でも、実は、私、モスラも大好きなんですけど。

1182.　5.17.2002 from 園長（サイト管理者）

1181.　5.17.2002 from なおたろう さん　

園長：そのようすからするに、ヤママユガの仲間の「シンジュサン」ではないかと思います。はねの地色は、けっこう黒っぽい褐色ではなかったでしょうか？
　以前、この広場に画像を送っていただいたことがありますので、ご確認ください。
　↓
　No.727

　シンジュサンなら、ヤママユガと同様、成虫の口は退化しているので何も食べません。
　幼虫は、シンジュ、ニガキ、柑橘類、ナンキンハゼ、ヌルデ、ネズミモチ、モクセイなど、いろいろな植物の葉を食べるらしいです。