むし探検広場
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2590. 12. 6.2003 from みな さん

 初めまして★質問なんですが、トンボは明るい方に羽根を広げて飛ぶらしい事を聞いたのですが、本当ですか?
 また、私は保育の勉強をしているのですが、トンボについて、こども達に教えてあげたら、驚く事や喜ぶような事があれば教えて下さいm(__)m

園長:トンボは、明るい方に背中を向けて飛びます。
 「明るい方向が上」と認識しているのでそうなるのです。下から光をあてたら逆さまになります。トンボの幼虫のヤゴも同じくです。

 こどもさん向けのトンボにまつわる面白い話は、とりあえず2つだけ思いつきました。
 ・トンボの先祖は2億年も昔に地球に登場して、その頃は1メートルぐらいの巨大昆虫でした。
 ・トンボのお母さんは、光っているものを見ると水面だと思ってしまうので、自動車のボンネットに一所懸命 産卵していることがあります。


2589. 12. 6.2003 from アザラシのゴマちゃん

 いつの楽しく利用させて頂いてます。実は家の玄関の外に傘を吊るしていたのですが気がついたら閉じてある傘のひらひらとしてある所にショウリョウバッタモドキが住み始めたのですが何日立っても微妙に移動しているのですが2週間傘から降りた形跡がないのですが冬場はバッタはエサを食べないものでしょうか?最初は冬眠かと思いましたが毎日微妙に動いているのにエサを食べないのが疑問なので回答お願いします。そして可愛く思えてきて虫かごを買って自宅の中で飼育することにしたのですが何時間かおきに虫かごを覗いてみると移動はしてるみたいですが常に動かない状態でとても子供の時に知ってる元気にいつも動き飛び跳ねてる光景は一度も見たことがなく体が悪いのか心配です。あと一番心配なのがエサのことなんですがイネが近くに見当たらないので最初はナスビとリンゴを常に虫かごに入れているのですがちゃんと食べているのか分からないので心配です。以前他の方が園長先生にカマキリのエサに関しての質問に動くものにしか興味がないためピンセットでエサをあたえると言われてましたがバッタも同じでしょうか?エサと一緒に水も必要何でしょうか?・u桾K要であれば水の与え方もお願いします。ちなみに飼っていいるショウリョウバッタモドキですが羽が生えてなく羽の部分もまだ茶色ではなく体全部が緑色で大きさが6センチなのでメスの子供みたいなのですがバッタの寿命はどのくらいでしょうか?長い文になりましたがバッタが家に来てからなんだか飼育と観察に毎日が楽しくなりました。どうか園長先生回答どうぞ宜しくお願いします。

園長:(メールが一部文字化けしていました)
 ショウリョウバッタモドキ? ショウリョウバッタモドキは、冬を越すことができなくて、もうそろそろみんな死んでしまっているころなので、種類が違うのではないでしょうか?
 もしかしたらと思うのは「クビキリギス」です。そのバッタ、こんな感じではないでしょうか? → クビキリギス
 もしクビキリギスなら、来年の初夏まで生きます。
 今は越冬中なので、エサはほとんど食べないと思います。
 カマキリとは違って、特に動くものに反応するわけではありません。
 本当のところは、比較的暖かい日の日中に、野外に戻してやるのが一番いいです。
 どうしても飼われる場合は、飼育下でも、冬眠状態にさせるほうがいいと思います。(暖かい部屋で活動させながら飼うと、体内の季節時計が狂ってしまいそうな気がしますので‥)
 気温が低くて、温度差の少ない場所(玄関など)に飼育箱を置き、あまり乾き過ぎないように、時々少なめに霧吹きしてあげてください。
 でも、春になった時に、どんなエサをやればいいのか、私はよくしりません。
 秋なら、イヌムギ、エノコログサなど、イネ科植物を穂つきであげるのがいいのですが、春だと、手に入りにくいですね。
 キュウリなどの野菜をあげればいいのかもしれませんし、少し砕いた乾燥ドッグフードも食べることがありますので、いろいろ試してみてください。
 もし、春になって活発に動き始めても、うまくエサを食べないようなら、庭に逃がしてあげる方がいいと思います。


2588. 12. 5.2003 from キリシマ さん

 こんにちはキリシマです。
 本格的に冬になって3匹飼っていたコカマもメス1匹になってしまいました。
 元気!とは言えませんがまだエサをガツガツ食べてます。でも後1〜2週間かな?
 と・・・、ちょっと寂しい気分です。それに比べてヒナカマキリは、相変らずすばしっこく元気に動いてます。まだまだエサ探しが続く毎日です。
 ところで、すでに死んでしまったオスのコカマの写真ですが、1の写真はやっぱり威嚇ですよね?何やら急にこんなポーズでにらまれてしまいビックリ。
 ずっとそのままなので写真が撮れました。カマの2ヶ所と首元?の模様がきれいにつながって、何かの擬態でしょうか?
 コカマキリの特徴の模様にちゃんと意味があったのですね、発見でした。
 2の写真のポーズはよく見てましたが、これも枝にでも擬態してしるのでしょうか?
それとも単なる背伸び?ですか。

 1. 2.

園長:1はおっしゃるとおり威嚇のポーズで、鎌の模様は目玉っぽく見せて、おもに鳥を驚かすのに役立っているのだと思います。(人間にも十分効きますね)
 2は身を隠すための擬態で、この姿勢で植物の中にいると、かなり見つけにくくなります。(しかし、この写真、こっちを見ているのがかわいいですね)
 オオカマキリなども同じようなポーズをよくとりますが、よく見るとコカマキリは鎌の先を曲げてるけど、オオカマキリは伸ばしていることに改めて気がつきました。


2587. 12. 3.2003 from 乱馬 さん

 こんにちは☆おひさしぶりの乱馬です。
 家で飼ってたりすの「リル」が死んでしまいました。二年半ぐらい生きてたんですけど・・・。やっぱり風邪ひいちゃったのかなぁ・・。今までりすのこと色々教えて下さってありがとうございました!

園長:リル、かわいそうでしたね。生き物が死んでしまうのはしかたのないことですね。思い出を大切にしてあげてください。


2586. 12. 3.2003 from アンパンマン さん

 とても気になることがあるので再び質問なんですが、モンシロチョウだと思われる幼虫の方が昨日の朝からドーム型のどうみても繭に見えるものを作って、その中でじっとしています。
 体長は少し縮んで、たまにうにうに体を動かしてはいますが、どうみても蛹にはなっていません。
 一夜で蛹になるとネットで見たんですが、これはどうゆう状態なんでしょうか?
 何かに寄生されてるのかなとも思ったんですが、幼虫は元気そうで、中から何も出てきてはいないし、繭も自分でつむいだものなんですが・・。

園長:(このページ一番下のNo.2581の再メールです)
 あっと‥。 ということは、それはモンシロチョウではありませんね。
 寄生ではなく、たぶんガの仲間の「タマナギンウワバ」あたりではないかと思います。
 蛹で越冬する場合と、成虫で越冬する場合があるようですので、これからどういう展開になるか定かではありませんが、モンシロチョウと違って、あまり寒すぎる環境には置かない方がいいかもしれません。


2585. 12. 2.2003 from たんぽぽ さん

 始めまして、こんにちは。私はカナダのオンタリオ州に住んでいるたんぽぽと申します。
 今、カナダは吹雪ですっかり冬なのですが、夏に小さな1センチくらいの虫が飛んでいました。それは、真っ白の綿毛で体が覆われていて、飛ぶというよりも、フワフワと風に流されるように舞っている感じでした。その姿はまさに、小さな小さな天使。もし、種類がわかったら教えて下さい。

 家にもナミテントウが10数匹ほど住んでいます。
ここは、最低でマイナス20度近くなるのですが、越冬できますか?
もし、寒すぎるとしたら家で人工的に冬眠させたほうがいいのでしょうか?
教えて下さい。

園長:天使のような虫の方は、日本の虫でいうと、「トドノネオオワタムシ」などアブラムシの仲間のワタムシ関係(「雪虫」とも呼ばれます)に似ている感じです。日本のものは晩秋に飛ぶので季節が一致しないのと、大きさもかなり大きめのようなので、違うかもしれませんが‥。

 ナミテントウは、そちらの自然にもともといたものが住みついているということでしょうか? であれば、過酷な環境下でも冬眠する術は身につけていると思います。
 かえって人の手を加えることのほうがリスキーかもしれません。 


2584. 12. 1.2003 from ぐーたら さん

 はじめまして。
 ある虫の正体を知りたくて、調べているうちにこのサイトに出会いました。
 新潟県の東蒲原地方で「サルウジ」と呼ばれている毛虫がいます。秋の終わり頃に山の落ち葉の積もった下に、1匹ではなく集団でダンゴ状態になっている毛虫です。私自身は見たことがないのですが、毛の生え方がまばらで、黒っぽいのだそうです。話に聞くばかりで見たことがないので、いちどお目にかかりたいと思っているのですが、正式な名前もわからず、生息域もわからず、ちょっと途方にくれています。もしご存知でしたらこの「サルウジ」の正体を教えていただけませんか。東京周辺でも見られるのかどうかも教えていただければ幸いです。

園長:サルウジという名は聞いたことがなかったのですが、それはもしかしたら「ヒメセアカケバエ」など、ケバエの仲間の幼虫かもしれません。
 ケバエの幼虫は、落葉の溜まり場など、腐植物の堆積地でしばしば大発生します。
 東京周辺でも見ることができます。


2583. 12. 1.2003 from い〜にゃ さん

 はじめまして、こんにちは!
 2年前の話ですが、聞いてください。
 私の住んでるマンションの隣は市で管理している保護樹林です。
 春や秋にはたくさんの数の野鳥が姿を見せます。
 ある日曜日の早朝、林の前を通りすぎようとした時ものすごい木をつつく音が!!!そこには見た事のない大きなきつつきがいました。
 からすのような真っ黒な体、金色のビーズみたいな目、真っ赤なモヒカンヘア、そしてハト程の大きな体・・・。
 あまりの音に地面にいたハトが時々怪訝そうな顔で見上げていました。

 そんな大きなきつつきを見たことが無かった私はびっくりして動けませんでした。
 だって3メートルも離れていない場所にいたんです!

 その後本屋に駆け込んで、図鑑を見たのですがクマゲラにそっくりだったんです。・・・というか、そのもの。
 友人に話したところ、東京まで南下してくるわけ無いだろうと言われました。私もそう思うのですが、事実見てしまったし。

 クマゲラに似ているきつつきはいますか?
 それとも南下してきたんでしょうか?
 もしかして悪い人に連れてこられてしまったとか???
 そんな事があるのでしょうか?

園長:ええっ!? すごいのを見ましたね。
 姿は確かにクマゲラそっくりですけど、北海道と東北の一部にすんでいるだけで自然状態で東京に飛来する可能性はほぼゼロだと思います。
 クマゲラは日本最大のキツツキで、大きさは40〜50cmぐらいあるのでハトよりもかなり大きく、むしろカラス大です。木をつつく音(ドラミング音)は、「コーン コーン」ではなくて、振動が速くて「ドドドドドドドドッ」という感じなんですけどそんなのでしたでしょうか?
 クマゲラに似た黒いキツツキは国内にはいません。
 ペットとして飼われていたものや、動物園などから逃げ出したものだったのかもしれませんね。


2582. 12. 1.2003 from paruru さん

 飲食店に勤めてます。最近、変な虫が急増してます。特徴は細長く2mm程度、多足で足の色は白っぽく、体はミミズのような薄茶かベージュ背中に茶色っぽい線があります。頭部分が少し大きくて、触角も2本あります。一見ミミズのようなのですが名前がわかりません。ニョロニュロと動き回ってて気持ち悪いです・・・害はあるのかもわかりません。気になるのでこれに近い虫がいたら教えてください。木の隅やござの下にもたくさん居ます・・・(泣)

園長:2mmってものすごく小さいですけど、2cmの間違いでしょうか??
 よくわからないのですが、ムカデの仲間の幼生かもしれません。
 ムカデの仲間は、ほかの小動物を食べるものが多く、人間に直接の害を与えることは少ないのですが、大きなものは不用意に触ると噛まれることがあります。


2581. 12. 1.2003 from アンパンマン さん

 はじめまして、蝶の幼虫についてお伺いしたいのです。
 夫の両親の家庭菜園でできたブロッコリーをもらって、一日冷蔵庫に入れていました。次の日食べようと取り出したところ「ぎゃーー!」です。
 芋虫くんが4匹もついていたんです。その内1匹はすでにお亡くなりになってました。
 はじめはどこかに放してあげようと思ったんですが、近くに畑はありませんし、よくよく見てみるとかわいくなってきました。
 そこで飼おうと一大決心して、色々ネットで調べたところ、えさは毎日変えないといけないとあったんですが、ブロッコリーなども毎日かえないといけないんですか?(現在小さい一房だけいれてます。なのでちょっと3匹がかたまってて少し窮屈なかんじです)スーパーで買ってきたブロッコリーなども水で洗えばエサになりますか?飼育する容器は家の中か外のどちらに置けばいいですか?それと、この3匹は同じ容器で飼っていても問題ないでしょうか?
 あと綺麗な薄緑色の細い芋虫は多分モンシロチョウの幼虫だと思うんですが、あと2匹はもう少し色が濃くて太目で黒い点点が頭から尾にかけて体の上部と脇とに並んでいます(合計4列)。これはなんの幼虫でしょうか?
 たくさん質問してすみません。教えていただければ幸いです。宜しくお願いします。

園長:モンシロチョウでない方は、「ハスモンヨトウ」というヨトウガの仲間の幼虫かもしれません。
 エサのブロッコリーは、今の季節だと毎日変える必要はないと思います。葉っぱをよく食べるので、家庭菜園から葉っぱをもらえればいいんですけど‥。エサは乾燥するとダメになるので、茎の切り口を湿らせた脱脂綿でくるんだり、飼育容器の隅にも湿った脱脂綿を入れておくなど、工夫してください。
 市販の野菜を使用する場合は、農薬がついていることがあるので人間が食べる以上に念入りに水洗いしてください。
 飼育容器は家の中においた方が環境が安定して安心です。
 3匹は同じ容器で飼えますが、蛹になって以降のことを考えると別々にしておいたほうがいいです。
 モンシロチョウは容器の蓋裏や壁面などで蛹になり、そのまま冬を越します。蛹になったら、間違って冬に羽化しないように玄関など暖房の影響のない寒いところに置くのがいいです。
 ハスモンヨトウ(で合っていたらの話ですが)は、野外では土の中で蛹になります。土を5センチほど敷いてあげるか、落ち葉をおおめに入れてあげるのがいいかもしれません。ただし、この種類は南方系で、基本的に越冬する術を持っていません。蛹になってからも暖かい部屋に置いておけば羽化するかもしれませんが、そのあと、どうしてあげることもできないということになってしまいます。


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