2800. 4.23.2004 from とうきょうのやまねこ さん 
       園長さんへ 
       お久しぶりです。 
       とうきょうのやまねこです。 
       サクラの季節も過ぎて虫たちの活動が盛んな季節となって来ました。 
       私も先日冬眠から目が覚めるようなびっくりな虫?を発見しましたので、宜しくお願いします。 
       去年家でバケツで稲作りをして根っこだけそのままにしておき、節分で撒いた落花生が入ったまま時は流れ・・雨水が溜まり・・先日その中に蚊の幼虫と一緒に白い糸の様なブニュブニュした動きのある虫?を発見したのです。落花生の割れ目に群がって居ました。 イトミミズでは無いと思いますが。とても気持ちが悪かったのですが好奇心旺盛な私・・園長さんに教えて頂きたく送らせてもらいました。 
       あと家のベランダにアシナガバチが取っても取っても巣を作って困ってます。 
       丁度洗濯物を干す場所なので、母としては可哀想な気もしますが適した場所ではないんだよ・・と言いながらはずしてます。 
       取った後殺虫剤を振りまいて来ないようにしたりしたのですが効き目が無いみたいです。どうしたらよいでしょう? 
       宜しくお願いします。
      
         
       園長:うむむむ‥ なんだろうか、これは‥。けっこう大きいですよね。 
       アブ、ガガンボなど、ハエ目系の幼虫かな、とも思いましたが、それにしては細長すぎるでしょうか。線虫にしては大きすぎるし‥。どうも、よくわかりません。すみません。 
       ところで、やまねこさんのところでは落花生で豆まきされるんですね。なるほど合理的ですね。 
       
       アシナガバチは、我が家でも今年、物干しに何回か作りかけていました。何度落としてもまた作るので、巣を落とさずにアリ用の殺虫剤をかけたら、あきらめたようです。(アリとハチは同じ仲間の昆虫なので効き目があったのかも) 
       この方法が本当に適切なのかどうかはわかりませんが、「巣を落とさずに、ハチ(またはアリ)専用殺虫剤を振りかけておく」のがいいのかもしれません。 
       
      2799. 4.23.2004 from わに さん 
       こんにちは。わにです。 
       バッ吉の卵たちは、その後、あまり変わりないようです。もう少し見守ってみようと思います。
 
       ところで、今回は、写真の虫が何かを聞きたくて、やって来ました。3日ほど前に突然、うちのマンションの敷地内のあちこちで見かけるようになって、みんな気持ち悪がっています。私も、はじめてみたような・・・。川が近いのでそこから来るのでしょうか?カゲロウのような気もするのですが・・・。いったい何なのでしょう?刺したり、毒があったりしないのなら、安心です。宜しくお願いします。
         
       園長:この虫は、カゲロウの仲間で、「ヤマトフタツメカワゲラ」という種類ではないかと思います。 
       毒はありませんし、刺したりもしませんのでご安心を。 
       マンションでよく見られるのは、夜、灯火に惹かれて飛んでくるためです。 
       幼虫は、川の中で育ち、成虫も川の周辺に生息しています。この種類が見られるということは、その川の水がけっこう綺麗な証です。 
       
      2798. 4.23.2004 from K.M. さん 
       はじめまして。 
       へんてこな虫を見つけました。 
       何でしょうね。これ。
       
       私の職場の周りは山が多いせいか変わった虫を見ます。 
       よろしくお願いいたします。
      
         
       園長:このへんてこな虫たちは、カメムシの仲間で、「ヨコヅナサシガメ」という種類です。 
       幼虫で集団越冬して、この時期、羽化します。 
       写真で、赤く写っているのは、ちょうど脱皮中のもので、時間がたつと黒くなります。 
       
      2797. 4.22.2004 from ひで吉 さん 
       いつもお世話になっております。 
      
       このまま「チョウの仲間」を続けようと思っていたのですが、ハチの話題が2つも出てきたので、先に「ハチの仲間」を送ることにしました。
       
       2786のどらえもんさんからのご質問に対して、園長さんが回答されているハチはこれですね。この写真のハチは石製ベンチの裏側に巣を作っていましたが、こちらでも網戸に作られた巣をよく見かけます。ドロバチの一種だろうと思います。根気よく働いて、本当に1〜2日で巣を作ってしまいます。園長さんのお言葉どおり、怖さをあまり感じさせないハチで、近づいても襲ってくるような気配は一切ありませんでした。自分の子供のエサとなるガなどの幼虫を数匹運び入れたあと、入り口を泥で塞ぎ終わったらもう戻ってきませんので、どうしても気になるようでしたら、巣が完成してから除去すればよいと思います。ただ途中で仮の蓋をすることもあるようなので、戻ってこないことを完全に見極めてから巣を壊した方が無難でしょう(私はかわいそうで巣を壊すなんてことはできません。できれば中で育ったハチが飛び立つまで待ったあげたほうがいいかも・・・)。
       
       もうひとつの写真は野生のミツバチです。これは東南アジアのミツバチなので、2784のたくたくさんのご質問にあったハチがミツバチだとして多少異なるかも知れませんね。飛んでいる姿ではありませんが、どうですか、似てますか? 
       私は現地の人に教えられたとおり、この巣を丸かじりにして、中の蜜をチュウチュウとしゃぶってみました。しつこい甘さがなく、いかにも「天然の蜂蜜!」といった見事なお味でした。
       
       ドロバチの巣を壊すのはかわいそうなくせに、ミツバチの巣であればかぶりついてしまうこの神経、自分でも信じられません。もっともこの巣は、各部屋で育ったハチが完全に抜け出た後のものなのか、蜂蜜以外に卵も幼虫も蛹も入っていませんでした。 
       また、親蜂になる幼虫を育てる巣(通常は数段に重なった巣の一番上段。六角形に連なる部屋が大きいので見分けがつきます)だけは、子孫繁栄のためにちゃんと残してきました。とはいえ彼らがせっせと蓄えた大事な食料を横取りしたわけですから、それを考えると気がとがめないわけではありません。
      
        
        
       園長:1枚目は、なかなか決定的瞬間ですね。日本でいうと、トックリバチ系でしょうか。とてもはっきりした色合いをしていますね。 
       
       「天然の蜂蜜」、私も食べてみたい。 
       横取りといわれようと何といわれようと。 
      
       
      2796. 4.22.2004 from 格さん助 さん 
       お初に投稿させて頂きます。もう何ヶ月も前から職場の引き出しの中、壁、天井裏などで発見される虫がいるんです(探すといないんですが不意にテクテクと歩いてるのを採集w)。色は赤褐色・頭胸腹部で3mm程・羽はナシ・足は6本・後ろ足と同じくらいの長さの触覚(2.5mm程度)をもってます。動きはゆっくり歩きます。ジャンプもできないので、高さ2cmのプラスチック製ケースのフタを開けてても逃げません。名前も知らないし、見たこともなかったので小さなプラスチックケースに入れて飼ってます。何を食べるのかもわかりません。何も与えなくても2ヶ月くらい生きてます。その後、水・ダンボール・木の切れ端などを与えてみましたが食べているのかよくわかりません。なんていう虫なのでしょう?また何を食べるのでしょう? 
      
        
       園長:これは、甲虫の仲間の「ニセセマルヒョウホンムシ」ではないかと思います。 
       人家内で見られることが多い虫で、乾燥食品や標本などを食べます。 
 
       
      2795. 4.22.2004 from りーふ さん 
       初めてお尋ね致します。 
       虫(幼虫)には色の識別能力はあるのでしょうか? 
       と、言いますのは我が家の外壁の色は“練りわさび”の様なグリーンなのですが、この時期になると幼虫が張り付いているのです。確かに家の周辺にはその幼虫が付く木があります。この木を取り除けば居なくなるものでしょうか? 
       お教え下さい。 
       園長:昆虫には、色を識別する能力を持つものが多く、私たち哺乳類よりも色彩を見分けるのに適した視覚を持っている、といってもいいようです。 
       しかし、今回の幼虫が、色を見分けているのかどうかまではよくわかりません。 
       この時期、(その色にかかわらず)柵や壁、塀などに、ガなどの幼虫がくっついていることはよくありますので、特にグリーンだから寄りつきやすくなっているとは限らないかもしれません。 
       ただ、「幼虫の付く木」から移動してきていることは間違いなさそうなので、その木を取り除けば壁の幼虫もいなくなるのではないでしょうか。 
       
      2794. 4.21.2004 from さおりんこ さん 
       私は小学校の講師をしています。先日、理科の授業で子供たちと一緒に虫を探しにでかけました。そのときにテントウムシを観察している子がたくさんいたのですが、ある子が「テントウムシには毒があるらしい」と感想に書いていました。私は初めて聞いたので、「へぇ…」と言葉につまってしまいました。その子も詳しいことはわからないようなので、調べて教えてあげたいのですが、私にもわかりません。教えていただけないでしょうか? 
       園長:おなじみのナナホシテントウやナミテントウは、体液中にアルカロイド系の毒素を持っています。鳥はこれを嫌うので、テントウムシを食べません。 
       テントウムシがあんなに目立つ模様をしているのは、「ぼくたちはおいしくないんだから襲わないでね!」ということをPRしているのだといわれています。 
       ‥ということで、確かに毒を持ってはいますが、触ったらただちにキケン、というわけではありません。 
       
      2793. 4.21.2004 from ありんこ さん 
       すっごくおもしろいページを発見できて感激しました。  同じようなトピックがあったらすみませんが、見つけられなかったのでお教えください。  ががんぼはどのように育つのですか?家の中にやたらとががんぼが出てくるのです。最近家の中で育てている植木鉢の土を入れ替えたのですが、それの中からわいているのかしら?と思っています。 
       よろしくお願いします。 
       園長:ガガンボは平和な虫ですけど、家の中をやたら飛び回っているとちょっとイラつきますよね。 
       ガガンボの仲間の幼虫には、川や溝などの水中で育つものと、陸上の土壌中で育つものがいますので、発生源もいろいろと考えられます。 
       植木鉢の土が原因の可能性もありますし、排水溝などから侵入している可能性もあると思います。 
       
      2792. 4.21.2004 from きょろ さん 
       こんにちは。 
       庭で見つけた虫について教えてください。 
       2年程前にも土を浅く掘り返すと出てきた事があるのですが、 
       今回は土の上にいました。(直前に雨水の溜まった容器をひっくり返したのでその中に居たのかも知れません) 
       1pほどの長さでとても細く糸のような虫です。 
       時々端(頭?)を持ち上げては土の上でうねっていました。 
       茶色っぽい緑がかったなんとも表現しにくい色をしています。 
       小さい子供を庭で遊ばせるので心配です。 
       こんな説明ですがご存じなら教えてください。 
       よろしくお願い致します。 
       園長:はっきりとはわかりませんが、それは、ミミズの仲間の幼生かもしれません。また、大人になってもそれぐらいのサイズのヒメミミズというのもいます。(ちょっとよくわからなくて、すみません) 
       
      2791. 4.20.2004 from T.A さん 
       以前、山梨県に住んでいた知人から釜無川周辺には、かまちゅう(釜虫?)と呼ばれる虫がいると聞いたのですがどんな虫ですか。 
       園長:かまちゅう、ですか‥。もうしわけないのですが、私にはよくわかりません。 
       釜無川の釜ではなくて、お釜の釜のことだったら、ゴキブリやカマドウマの地方名かもしれませんね。 
       皆さんの中で、ナゾの「かまちゅう」について、何かご存知の方がいらっしゃいましたらメールください。 
      
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