890.10. 3.2001 from M kokoro さん
さっき庭でこんな幼虫を見つけました。
2匹いたのですが8pほどありました。
お尻の方には先が白いツノのようなものがあり、左右に動かしていました。
大きくなったら何になるのでしょうか?
また、毒はあるのでしょうか?
画像を添付します。
よろしくおねがいします。

園長:この飛んだファッションのイモムシは、セスジスズメという蛾の幼虫です。
いかにも毒々しい雰囲気を放っていますが、見かけと違って毒はありません。
これぐらい大きくなると、まもなく地表または地中でさなぎになり、冬越し体勢に入ります。
成虫はこんなのです。

889.10. 2.2001 from bamboo さん
すすきのばった
page 18でN.N.さんが話題にされていましたが,1年以上前になるので解決済みかと思いますが,最近,ばったの作り方を会得しました。市の講座で親子の森遊びを私が企画し,その一部を私が担当し、草を使ってもの作りをすることにしました。苦心の最中ですが、つい最近、2種類のススキで作られたとのさまばったをみる機会を得しました。姿を眺めて勝手に真似してみました。まだ芸術性はないのですが,原理的には間違っていないと思っています。どうやって人に教えるかはこれからの宿題ですが,これを人に教える代わりに,私も別の作品を人から学びたいと、虫の良いことを考えています。これを人のふんどしで相撲を取ると昔の人は言うのでしょう。私の気に入る情報をください。
園長:森遊びというのは楽しそうですね。
私は、森にはいると生きものを捜してばかりいて、植物などで遊ぶという余裕がぜんぜんもてません。人間の幅が狭すぎるようです。
ススキの葉でバッタが作りたいというN.N.さんのメールは、たぶん未解決のままだったと思います。
888.10. 1.2001 from 上野 さん
この写真の昆虫の名前がわかりません。体長は1.5_程度です。お願い致します。

園長:これは、甲虫の仲間で、たぶん、ノコギリヒラタムシという種類です。
ノコギリヒラタムシは、貯蔵穀類、キャンディー、ドライフルーツなどに付く害虫です。
穀類は直接食害しませんが、ほかの昆虫が食害してクズが出ると発生するといわれています。
冬は、食品から離れて越冬するらしいです。
それにしても、1.5ミリという極小サイズの昆虫をよく写真に収められましたね!
887.10. 1.2001 from こうきのおとーさん さん
コーカサスカブトムシの幼虫を2年前に購入しました。
10月1日現在幼虫のままで、元気に動き回っています。いつ成虫になるのか教えてください。私の家には、普通のカブトムシを4年ほど前から卵を産んで育てています。コーカサスも同じようにしていますが、それでいいのでしょうか。
園長:私は外国産昆虫の飼育経験がなく、実践的な情報はあまり持っていませんが、知っている範囲でお答えします。
コーカサスオオカブトの幼虫期間は、飼育時の気温によって変わるらしいです。
高温なら早く蛹になり、でも小さな成虫になることが多く、低温なら、なかなか蛹にならないけれど、じっくり育って大きな成虫になる可能性が高くなります。
2年も経っていたら、そろそろかなと思いますが、しかし、もう秋なので、来年まで持ち越すのかもしれませんね。
餌は、普通のカブトムシのように腐葉土でなく、発酵させた昆虫マットを使う方がいいようです。(もしくは腐葉土とブレンドする。)
気が荒いので、1匹ずつ別々に飼う必要があるのも日本のカブトムシとは違う点です。
熱帯性の種類なので、冬の寒さには、カブトムシより、かなり弱いはずです。
でも、今まで、順調に大きくなっているようなら、あえて飼育方法は変えなくてもいいのではないでしょうか。
886.10. 1.2001 from しんやのまま さん
今日は。2度目のメールです。おかげさまで、うちのクワちゃんとクワくん元気です!今日もまたト゛シロウトの質問お許し下さい。実は最近夕方になると、正体不明の小さい虫(飛ぶ)が、たくさんクワちゃんハウスの中を飛び回っているのですが・・・。どうしたら良いのでしょうか!!ダニなのでしょうか・・・。それから、マットについてです。今のところ月に2回交換してるのですが、使用済みのマットはもう使えないのですか?また害虫などを取り除くような処理をすれば使えるのでしょうか。
もうすぐ冬眠なのですね。ちょっとさびしくなっちゃいます。
では、どうぞ宜しくお願い致します!!
園長:クワちゃん&クワくん、元気で何よりです。
小さい飛ぶ虫は、ダニではなくて、小さなハエの仲間だと思います。
クワガタへの影響は少ないのですが、発生しない方がいいことには違いありません。
発生源は、腐った餌であることが多く、発生してしまったマットを入れ替えてから、餌変えをマメに行うようにすると効果があると思います。
また、ケースのフタにガーゼをかぶせると、親バエの侵入が防げます。
ペットショップには、小バエ用の防虫シートが売っている場合もあります。
数週間しか使っていない使用済みのマットは、電子レンジなどで熱殺菌すれば、十分使えると思います。
でも、マットは月2回もかえなくてもいいのでは?
うちのコクワガタのマットは、何年間もかえていませんが、それでもちゃんとケースの中で繁殖し続けています。
ヒラタクワガタの方がデリケートでしょうから、そこまでほったらかしにはしない方がいいでしょうが、そんなに頻繁にかえなくてもいいと思います。(マットをかえることによって、飼育ケース内の生態バランスが崩れて、害虫が大発生しやすくなるという弊害も考えられます。)
特に越冬中はそっとしておくことが大事です。
もうすぐその季節になりますので、マットを少し深めにして準備を整えてあげてください。
885.10. 1.2001 from T. さん
変な蝉を見つけたんですけど図鑑に載ってませんでした。大きさは8ミリくらいで体全体がこげ茶色です。口のところに針のようなものがあるのでたぶん蝉だと思うんですがなんていう蝉かわかりますか?
園長:その小さな虫は、セミに近い仲間ですが、セミではありません。
セミは、分類上、半翅目というグループに属していて、このグループの昆虫は、だいたい尖った口を持っています。 半翅目には、カメムシやアワフキムシ、ヨコバイ、ウンカ、アブラムシなど、たくさんの仲間がいます。
尖った口は、セミやアブラムシのように、植物の汁を吸うのに使う場合と、サシガメやタガメ(いずれもカメムシの仲間)のように、ほかの生き物の体液を吸うのに使う場合があります。
全身がこげ茶色でその大きさなら、アワフキムシかヨコバイの一種ではないでしょうか。
884. 9.30.2001 from AHoy さん
園長さん、はじめまして。AHoyと申します。
HP楽しく拝見させていただきました。
下手の横好きでデジカメ写真でいろいろ撮っています。
今日、面白い写真が撮れたので投稿します。
糞をするおんぶバッタです。ちょっと、フラッシュが光ってしまったのが残念でした。
それでは失礼します。

園長:楽しい写真をありがとうございます。
ちょっと気を付けていれば、こういう決定的瞬間が、身の回りでいっぱい起こっているのがわかりますよね。
また、こういういいのが撮れましたらメールください。
883. 9.30.2001 from ふかちゃん
蝶の名前を探してこちらにお邪魔しております。
実は以前江ノ島の花壇で撮影した蝶の名前を教えていただきたいのです。
kawabeさんのHPを拝見させていただいたところ「〜セセリ」らしき蝶と思われるのですが・・・会社の先輩が「ハヤブサ蝶」との名前を言っておりまして、これが別名でそう言われるのかどうかも教えていただければ幸いです。何卒よろしくお願い致します。
突然のメール失礼致しました。

園長:ダイナミックな
いい写真ですね。
これは、イチモンジセセリという蝶です。
よく似た種類がいくつかありますが、後翅裏面の白い一文字模様がこの種類の特徴です。
もともと南方系の種類で、秋が深まるに連れて分布を北に広げるとともに個体数も増えます。
温暖地以外では冬を越せずに死に絶えてしまいます。(江ノ島なら越冬しているかもしれません。)
ハヤブサ蝶という呼び方は聞いたことありませんでした。
でも、弾丸のように飛ぶ様子をうまく言い表していますし、語感もカッコイイので、みんなでそう呼ぶことにしましょう。
882. 9.30.2001 from けんちゃんまま さん
ノシメトンボのメスが、お尻から黄色い卵のようなものを出し続けているのに、3回遭遇しました。捕まえた時、近くに水辺はなく、うんちなのかな?とも思ったのですが、これは何でしょうか。
園長:それはたぶん卵だと思います。ノシメトンボは、「打空産卵」といって、飛びながら、湿地などに空中から卵を産み落とす方法をとります。それがうまくいかなくて、卵が体にくっついたままになってしまっているのではないでしょうか。
881. 9.30.2001 from Honda さん
愛知県に在住のものです。
毎年、庭の柊の木に8月ごろなると何匹か幼虫を見ます。
柊の新芽をバリバリ食べています。この幼虫はなんですか?
大きさは、7cmぐらいの大きさになるところまで、確認しました。
毎日見ていますが、ある日突然いなくなります。
どこへ消えるのでしょうか?
むし探検広場で見た「シモフリスズメ」ですか?
成虫をみるにはどうしたら良いでしょうか?
園長:これは、たしかにシモフリスズメの幼虫です。
ヒイラギも食草のひとつです。
突然いなくなるのは、地中にもぐって蛹になるからです。(なかには、鳥やハチにおそわれてしまったものもいるかもしれませんが)
蛹で越冬するので、成虫に出会えるのは来年の5月頃になります。成虫は、夜行性なのでなかなか出会いにくいのですが、灯火にやってくるのを待つのがいいかもしれません。
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